こんばんは。
すっかり更新を怠っていたため新年が明けてしまいました。
皆さま本年もよろしくお願い致します。
さて、自宅の水鉢ビオトープが、昨年の夏からアオミドロ(緑藻の一種)に占領されてからずっと放置していたため、ひどい姿になってしまいました。
反省を踏まえてアオミドロ殲滅のため、「池干し」に習って、水を抜いてお掃除を行うことにしました。
池干しとは、大雑把に言うと、「池の水を抜いて泥を空気にさらすことで水質を改善してあげる、ため池の管理方法」だそうです。ため池は放っておくと貯められる水が少なくなったり、水質が悪くなったりして、ため池の水を使用する田んぼでおいしいお米が取れなくなるそうです。なので昔の農家の人は、ため池を定期的に池干しして管理してきたのです。
引用:東海タナゴ研究会 http://toukaitanago.web.fc2.com/ike.html
で、池干しの効果はいろいろあるようですが、今回のなんちゃって池干しによって、
- アオミドロを乾燥、紫外線によってやっつける。
- 新鮮な水に入れ替えて、富栄養化した状態を改善する
を狙います。
そもそもなぜアオミドロに占領されてしまったのでしょうか?
この水鉢ビオトープでは、タニシ、シジミ、カワニナ、ヌマエビ、ホトケドジョウを飼っています。彼らが出す糞や飛んでくる枯葉などが微生物によって分解され窒素やリンが溶けた水の濃度が増します。その栄養と夏場の太陽光によって、そして水の流れが無いという条件が加わることでアオミドロがどんどん増殖したのだと思います。
定期的に水替えをしたりすれば、水が富栄養化するのが抑えられるので、増殖の度合いも抑えられたでしょう。
水替えって面倒なんですよね。
なんちゃって池干しですが、
- まずは小さいバケツで水を抜きます。
- 中にいる生き物をバケツに退避します。
- 手で取れるアオミドロを除去します。この際、水鉢に植えていたヤナギモにアオミドロがからみついているので、とりあえず、ヤナギモともども一旦バケツに退避しました。
- 地下茎で増えたオオトクサも退避します。増えた分の地下茎をハサミで切って取り出します。
- 水鉢内の石を取り出して、石にこびりついているアオミドロをタワシで洗います。
とりあえず目に見えるアオミドロは大部分除去できました。明日一日、お日様の下で干してみることにします。除去できていない細かいアオミドロはこれで干されてやっつけられると思います。
明日も作業します。続きはまた明日!