こんばんは。
本サイトでは、親子であそべる小川の情報を提供しておりますが、農林水産省の疎水名鑑がとても興味深かったのでご紹介します。
疎水とは、潅漑(かんがい)や舟運(しゅううん)のために、新たに土地を切り開いて水路を設け、通水させること、あるいはその水路のことをいいます。
疎水名鑑の定義では、日本の農業を支えてきた用水を対象にしているようです。(飲用水として利用された上水は対象外のようです。)
この疎水ですが、日本全国に張り巡らされていて、総延長はなんと40万kmに及ぶそうです。地球10周分です。人体の毛細血管のように張り巡らされているのです。
川から取水して田んぼを潤した後にまた川に戻す。とてもシンプルなことですが、水の位置エネルギーを利用して高いところから低いところへ水を導いていくことは、高い技術が必要だったと思われますね。
昔ながらの田舎の風景といえば、「田んぼ」と「小川」を思い浮かべる人も多いと思います。私もその一人です。田んぼに春の小川なんて言ったら他に何もいりません!
でも、実は田んぼの側を通る水の流れは、疎水つまり用水がほとんどなんですよね。
でも、日本人は田んぼの側を流れる疎水を「小川」って呼んできたのだと思います。
「春の疎水」でなく「春の小川」と。
改めて「小川」という言葉のイメージの良さを実感させられます。
で、疎水名鑑のサイト内に、遊べる疎水ガイドというのがありました。全国の遊べる疎水を紹介しています。以前私も訪れた「府中用水」も紹介されていました。
私は、その小川版、「あそべる小川ガイド」を作るのが夢ですね^^