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和泉川でガサガサ

2019年のGWは10連休、横浜市にある妻の実家に帰省してきた。その際、歩いて15分程の場所にある和泉川に行ってきたのでリポートしたいと思う。

和泉川でガサガサ

さて、ここは地蔵原の水辺と呼ばれる付近だ。水辺に近づける階段があってよく整備されている。コンクリートの護岸ではあるが、土砂が溜まって植物が生えているところもあり、とても何かがいそうな雰囲気だ。

ガサガサで生き物を探すには、水際の植物に隠れているのを探すことがポイントだ。

では早速、ガサってみよう。

まず始めはココ。

流れの下流側に手網を構え、上流側から足で軽く水際を踏みながら手網へ追い込んでいく。この際、手網と川底と岸に隙間ができないように手網を置くことが重要だ。隙間があると魚が逃げてしまう可能性があるからだ。なので虫取り網のように丸い形状のものより、手網の上部が平な形状がガサガサには適している。

そして、捕獲できたのがタモロコだ。お腹が大きいのでメスが卵を抱えているようす。ちなみに紫色の花びらはオオカワジシャ。

そして、モノアラガイ⁈右巻きなのでサカマキガイではないが、もしかしたら、近似種のヒメモノアラガイの方かもしれない。

次の場所はこちら。

ここでは、ドジョウが出てきてくれた。

その後、カワリヌマエビ属も出てきました。

本日の結果

撮影時間も含め約30分で捕獲した生き物は

タモロコx3

ドジョウx1

モノアラガイx2

カワリヌマエビ属x3

そこそこ生き物が捕まえられたので、十分楽しむことができた。

時期によっては、ほかの種類も見つかると思うので、季節を変えてまた挑戦したいと思う。

無機質な護岸の中に小川の一面を感じる善福寺川

以前から気になっていた善福寺川を訪れてきた。

善福寺川は東京都杉並区を流れる河川で、善福寺池を起点に東へ流れ神田川へ合流する。流域案内板によると、水源である善福寺池は、かつては豊富に湧水が湧いていたが、昭和30年代に湧水が激減し、水源としての機能を十分に果たせない時期があったという。現在は地下水のポンプアップと千川上水からの導水で平常時の水量が確保されているそうだ。

起点となる善福寺池から川沿いを歩いてみたので、勝手に感じたものを紹介したいと思う。

まず、善福寺池からすぐ下流あたり。無機質なコンクリートの護岸が続いていた。緑が少なく、だいぶ虚しい景色だ。川底をよくみて見ると、川底もコンクリートのようす。だが、何やら一定間隔で川底に丸い穴が空いている。これは一体何なんだろうか?

疑問を抱きながらしばらく歩いていると、植物が生えいる箇所が点在するようになる。観察していると植物は円形の穴から生えている。どうやらこの穴に土砂が堆積することで植物が生えやすいようになっているようだ。近々詳細を調べようと思う。

さらに下流へ進むと、コンクリートの川床は消え、ミクリと思われる水草が目立つようになる。

水鳥が何かの餌を狙っている光景にも出会う。

スッポンにも。川の主なんだろうか⁉︎

上から見るとい水質はかなりクリアな感じだ。東久留米市の清流、落合川に匹敵する程だと思う。水草や水鳥が多く生息している点も類似している点だ。落合川と大きく異なる点は、やはり自然な護岸がほとんど無いことだろう。

ちなみに、生き物よりもよく見かけるのは壁面の穴だ。豪雨の時は、この穴から大量の雨水が川へ流れ出ることと思われる。勢いよく水が流れ落ちると川底が削られていってしまうため、それを防ぐために穴の下にはコンクリートが敷かれている。

都市の河川というと、あまり良いイメージを抱かないが、近づいて見てみると意外にも自然な小川の一面が見えてくる。

そんな都市河川にギリギリまで近づいてみた。この映像から、自然な小川の一面を感じてもらえたら嬉しいと思う。

お父さんのためのお魚獲り

毎日夜遅くまで働いているため、平日は子どもと接する機会がほとんどないといったお父さんは多いのではないだろうか。

その分たまの休みには、子どもと一緒に過ごしたいところだ。そんな時に、小さいお子さんがいるお父さんにとって、子どもから「お父さん凄〜い」と尊敬の眼差しを浴びれば、きっと仕事の疲れも癒えるに違いない。

今回は「お父さん凄〜い」を得る一例として小川でのお魚獲りをお薦めしたい。

都市部に住んでいるお父さんであれば、お魚獲りに行くとなると、郊外へ出かけないと魚がいそうな良い小川がないのではと思いがちだ。だが、東京であっても、意外に近くにいたりする。

例えば東京の多摩地域に流れる玉川上水やその分水は、意外にも水の流れが保全されており、用水を覗くと結構魚が泳いでいるのが見える。東京都小平市では、玉川上水やその分水がよく保全されており、用水を辿って歩けば、魚が見られる場合がある。

小川の流れは、多摩川からの取水に制限があり、水量は豊富ではない。そのため、最終的には流れが先細りして無くなる場合があるが、そのおかげで、止水域の様な箇所も作られ、多様性のある生息域が作られているとも言える。

小平市を流れる玉川上水の分水には、新堀用水、小川用水、田無用水、鈴木用水、大沼田用水、野中用水、砂川用水、関野用水があるが、関野用水以外は流水が見られる。

IMG_0654先日大沼田用水を訪れたが、流末近くが、緩い流れとなっており、いい感じの小川があった。この様な雰囲気の小川には、生き物がいる可能性が高いので、事前調査の上、子ども一緒に釣竿や網を持ってお魚獲りをしてはいかがだろうか?

(用水路の概略の場所は小平市のHPが参考になる。)

生息域を壊す様な行為や大量に生き物を持ち出しが無いよう配慮しつつ、小川での魚獲りを楽しんで欲しいと思う。

「お父さん凄〜い」という声がたくさん聞こえてくるような、身近な小川が増えて欲しいと思う。

 

遊べる小川の町、◯◯町

埼玉県比企郡川島町は、埼玉県のほぼ中央に位置している町だ。

北は都幾川・市野川に、東は荒川に、南は入間川に、西は越辺川に接しており、四方を川に囲まれている。地名が示す通り川に囲まれた島と言える。

町は荒川の低地に位置しているため、田園地帯が広がり、多くの水路(小川)が張り巡らされている。

希少な淡水魚の棲む水路もあり、多様性豊かな自然が残されている貴重なエリアだ。

「都会に一番近い農村」というキャッチフレーズが既にあるようだが、田んぼを潤す水路がたくさんあるという事も個人的に強調したいところだ。

水路と言えば、三面コンクリート化されているものが多いが、このエリアの水路は素掘りが多く、このエリアの1つの特徴と言える。

IMG_0409水路を見て歩いていると、こんな浅くて小さい水路にも、小さな魚がいたりする。

一時的に閉じた水域になっていて、人の気配に気づくと、右往左往する小魚の群れが間近に見る事が出来て面白い。

こんな場所なら小さな子どもでも、魚捕りが楽しめるかもしれない。

さてこの魚の正体は?

道路から網で簡単に掬って捕まえられそうかと思いきや、思ったよりもすばしっこい。やはりここは釣ってみることに。

IMG_0412可愛いサイズのコイだ。

運が良いとお手軽な釣りが楽しめるかもしれない。

川島町は、あそべる小川の町だと思う。

そんな川島町の中でも指折りの小川は、都幾川から取水している長楽用水。

長楽用水の水中映像はこちらからごらんう

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蛇行が凄過ぎる武庫川の上流部

先日兵庫県の武庫川(むこがわ) 上流部を訪れた。

神戸に行く用事があったため、兵庫県の小川を探していた際、上流部の一部が多自然型工法で河川改修がされている武庫川にいきついた。

事前に、川筋を把握するため地図とにらめっこしていると、面白いことに気ついた。あまり見たことのない川の蛇行だ。

「話が横道に逸れる」という表現があるが、この表現がぴったりに思えた。

川が、山から海へ向かって蛇行を繰り返して流れるように、面白い物語は、話がいろんな方へ流れつつ、おわりに向かうものだ。決して、一直線の単調な流れではつまらないはずだ。

統合武庫川の流れも、くねくねと向きを変え流れているが、およそ南から東南への流れが、大きく北東へ蛇行する場所がある。まるで話が横道に逸れてなかなか戻って来ない状態のようだ。

具体的には上図の矢印に注目してほしい。前に約3km進む間に、約4km横道に逸れて帰ってくる感じだ。

周辺の川(千種川、加古川、淀川)と比較しても、武庫川のようにカーブのきつい蛇行は見られない。

武庫川拡大しかも、拡大してよく見ると、横道に逸れる前は180度向きを変えるヘアピンカーブにもなっている。

マリオカートのコースにぴったりかもしれない。

ちょっと特別な場所だと思う。

では、なぜこんな蛇行をしているのだろうか?

地図を航空写真にしてみたら答えがわかった。

武庫川-航空写真武庫川の流れに立ちはだかる山があるではないか。

この山を避けるように東回りの谷筋を流下しているようだ。川の気持ちになってみると、180度向きを変えずに西回りで前に進みたくなりそうだが、西回りの谷筋は、川にとって進めないルートだったのだろう。

都市部に住んでいると、河川改修によって直線化する川が多いので、ヘアピンカーブのような蛇行や、横道に逸れてなかなか戻ってこない話のような蛇行を見られるのはとっても貴重だ。

参考:川の名前を調べる地図

石神井川と武蔵関公園の池の水を比べてみた

田無駅から西武線新宿線を使って都内に通勤していると、東伏見駅と武蔵関駅の間に、池のある公園が見える。
東京都練馬区にある武蔵関公園だ。

IMG_9276この公園には富士見池というひょうたん型の池がある。その昔、「関の溜池」という湧水池あり、石神井川の水源の一つになっていたという。
現在は、北側はボート池になっていて、3月から11月の間、手漕ぎボートを楽しめる。

夏場、電車の窓から見える池は、緑色に見えたが、12月のこの日、緑色ではなかったが、茶色く透明感はなかった。湧水の激減で水の循環が少なく水質はよろしくないようだ。
IMG_9277一方で石神井川を覗くと、水の透明度がとっても良いのに驚いた。垂直の鉄の護岸の見た目から、ドブ川のイメージをついつい持ってしまいがちだが、上から覗くと40cm程の水深の川底がはっきりと見える。クリアな水があるだけに、鉄の護岸が本当に残念な感じだ。

IMG_9280すぐ上流にある早稲田大学グラウンド横は鉄の護岸と正反対で、多自然型工法で整備されている。

IMG_9279瀬や淵といった要素に加え、岸辺の植物が、自然な川を形作っている。川を眺めていると、川底の深みに小魚の姿や、カワセミがビューンと通り過ぎるのも観察できた。ここはいい感じの小川となっている区間だ。

IMG_9281護岸の隙間からは湧水がいくつか確認できた。この湧水が水質向上に貢献していると思われる。

そんな石神井川の水をポンプで揚水(参考資料には1日540立方メートという記載も)して池へ導水しているらしいが、効果は出ていないようだ。

平常時の貯水量が不明だが、満水時貯水量(33800立方メートル)の半分としても、全部の水が入れ替わるのに約1ヶ月かかる計算になる。井の頭池の湧水が豊富だった時は、1週間で池の水が全部入れ替わる湧水量であったというから、導水量は池の水質維持には十分とは言えないだろう。

気になったは、池の水質悪化を防ぐためと捨てた釣り糸が野鳥にからまるのを防ぐためという理由で、つり禁止という看板があることだ。一見するとよくある看板の禁止事項にも思えるが、少し違和感を感じた。

撒き餌を含む釣り餌が池の富栄養化の原因の一つになり得ることは理解している。しかし、どれほど影響しているのか、ちゃんと把握した上で記載しているんだろうか。釣り禁止の現在、水質改善ができていない状況を考慮すると、釣り禁止が水質改善の効果をもたらしていないと言える。

IMG_9273おそらく落ち葉といった有機物が池に入る量の方が圧倒的に多いだろうから、落ち葉に由来する池の富栄養化の方が大きいと思う。池への導水量が増やせない事情があるとするなら、池に入る有機物量を減らすとい手もある。池の水質改善を本気で考えているなら、釣り餌の流入を止めるだけではまず足りない。池から落ち葉やヘドロを出すことも必要だろう。流行りのかいぼりの計画はないのだろうか。

私は釣り禁止を止めろと言いたい訳ではない。池の水質改善に効果が高くないのに、看板の最初に書くのはどうなんだろうという疑問があるだけだ。捨てた釣り糸が野鳥にからまるから釣り禁止だとシンプルに書いていただいた方が、良いのではないかと。

池の水質改善気になるのは、そばを流れる石神井川の川底が池の底より低いことだ。昭和の河川改修で川底を深くしたからだ。
このことから池の水が地下を通って石神井川へ流れているとの指摘もある。

参考
https://www.env.go.jp/water/junkan/case2/pdf/11.pdf

瀞場に集まる魚を見て楽しむ〜あめんぼカメラ映像

先日、栃木県さくら市のキャンプ場を訪れた。キャンプ場までの道中もそうだが、近隣の那珂川町、大田原市を散策すると、たくさんの小川を目にすることができる。

良い感じの小川がたまたまキャンプ場の近くにあった。那珂川水系の権津川(こんづがわ)だ。

様子を見てみると、深さ30-40cm程度の瀞場(とろば)になっていて、魚が集まっていた。大きいのは目測であるが、15cm以上あったと思われる。

「おっ、いるいるっ」とワクワクする瞬間だ。

こんな感じの小川が、いたるところにありそうだ。他の場所ももっと見たくなる。

そんな小川の水中&水上の様子を撮影してみた。

あめんぼカメラの接近に驚いたのか、魚群の動きがめっちゃ早い。早すぎる!

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すてき過ぎる酒匂川水系のとある小川

こんばんは。

先日、酒匂川(さかわがわ)水系のとある水路を訪れてきました。

酒匂川が流れる足柄(あしがら)平野は、水が豊富であると言われており、この日に降り立った小田急線 富水(とみず)駅も、「水が富むところ」に由来しているそうです。夏は冷たく、冬は暖かい清水(せいすい)がたくさん湧き出るため、昭和の頃までには多くの家に掘り抜き井戸があったそうです。

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実際に周辺を散策してみると、小川(水路)がたくさん発見できます。

そして、水が豊富なためか、水中の水草や水底がはっきり見えるくらい水がとてもクリアです。私が大好きな本当にすばらしい光景です。小川自体が貴重な財産だということを強く感じてしまいます。

img_7675ちなみに、水草はオオカナダモと思われます個体が繁生してました。

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で、とある水路を眺めながら歩いていると、ちょっとした深場に魚群を発見しました。魚種の確認はできなかったのですが、その数軽くⅠ100匹は超える数でした。こういった深場で越冬するのでしょうか。

余談ですが、TV番組で誰かを密着取材するように、ある1匹を1年間追い続け密着取材できたら面白いのにな~と思います。

そんな魚群をもう少し水中から見てみたと思う方は、ぜひこちらをご覧ください。

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小川てんこ盛り! 小平市小川町の小川用水

こんばんは。

今日は、以前訪れた小川町の小川用水について書いてみました。

小川てんこ盛りな感じがテンションあがります!

小川用水は、小川村への飲み水を供給するため1656年に玉川上水から分水された用水です。(詳しくはこちらのサイトが参考になります。)

 

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立川通りの小川橋から下流の数百メートルが「彫刻の谷緑道」として整備されてます。

きもちよい水の流れを身近に感じられる場所です。

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立川通りを車で走っていても、水面は1.5mくらいは下にあるので、ここが用水路だということに初めは気づいていませんでした。なので、初めてこの景色を目にしたときは、「こんないい場所があったんだ~」と驚きました。

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1匹捕まえてみましたが、褐色の背中、銀白色のお腹、暗藍色の縦条からすると、カワムツのようです。比較的流れのある場所を好むと言われています。

よく見る魚ですが、出会えると嬉しいものですね。

この日は小雨が降る中の小川調査でしたが、天気の良いに日用水沿いを散歩するととても気持ちが良いと思います。

最後に小川用水のあめんぼ目線動画(あめんぼカメラ)をお送りします。宜しければご覧ください^^

設定で「画質=1080p」を選ぶと最高画質でご覧いただけます。

メダカの泳ぐ美しすぎる小川

こんばんは。

img_7439先日は神奈川県小田原市の酒匂川(さかわがわ)左岸に位置する田んぼへ行ってきました。一般社団法人おだわら農人めだかの郷が主催する「めだか米」の収穫ボランティアに参加するためです。

残念ながらこの日の収穫作業は雨のため延期になってしまったのですが、事務局長の山田さんと村田さん(めだかサポーターの会 事務局長)に周辺を案内してもらいながらお話を聞くことができました。どうもありがとうございました。

この団体は、野生のメダカの生息地を守るために、耕作放棄地となっている田んぼを利用して、低農薬で環境に配慮した米作りを行っています。最近では、酒米も作り、地元の酒造店と一緒に日本酒も手掛けています。「丹沢山 桑原」「左岸」というブランドで販売しており、すぐに売り切れになるほど人気だそうです。

環境保全活動というとボランティア100%のイメージが強いですが、ここでは米作り、酒造りという経済活動と結びついた活動が行われているため、利益の一部が環境保全活動にフィードバックされ、活動が継続しやすい状況が巧みに創り出されています。

田んぼと小川を行き来するための出入口

img_7448メダカの泳ぐ田んぼには欠かすことができないのが、この溝です。写真の左側が田んぼで右側が小川(水路)になります。既に田んぼは落水状態でありましたが、田んぼと小川の高さが同じ程度なのがお判りでしょうか?田んぼに水が張られている間、この溝は、メダカが田んぼと小川を行き来するための出入口となります。

昔はこういう風景があたりまえのようにあったのだと思うのですが、今じゃあまり見かけません。この出入り口がメダカにとって重要なんですねσ^_^;

田んぼの中の湿地

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写真は、田んぼの中のある湿地です。ヨシやジュズダマ等の植物が生い茂っていて底が見えませんが、水が溜まっている湿地です。なぜこんなところに湿地があるのかというと、冬場におけるカエルやクモなどの生息地を残しているためだそうです。夏場にはカエルやクモは、この場所から田んぼへ移動して、稲の害虫を捕食してくれるのだそうです。なので有益な生き物のために、冬場の生息地を確保しておくことはとても重要なことです。大学の研究チームがこの湿地からどれくらいのカエルやクモが田んぼへ移動しているのかを調査しているとのことでした。

常に水のある小川

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一般的な乾田では、刈り入れ前に田んぼの水を抜きます。これを落水と言います。落水後は、田んぼには水が必要ないので、水路へ流す水を止めてしまうそうです。しかしここでは、冬でも水路に水があります。この地域の水路は湧水が豊富で比較的水温が高いので、メダカの冬越しに適しているそうです。

 

これまで小川を探していくつもの田んぼへも足を運びましたが、水路が3面コンクリート&冬場は水がないといった水路をたくさん目にしてきました。なので、昔ながらの素掘りの水路&冬場でも清らかな水が流れているこの場所を見て、とても感動しました!

このような田んぼと小川がもっと増えていって欲しいと思います。

そして小川を増やすには、農業のあり方を変えていかないといけないんだと思います。

最後に、あめんぼ目線動画を撮りましたので宜しければご覧ください^^

お魚がピョンピョン跳ねてます!

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