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水元公園 睡蓮池のかいぼり リポート

11/4、東京都公園協会が主催する都立公園の池のかいぼりボランティアに参加してきた。

かいぼりとは

かいぼりとは農閑期にため池の水を抜き一定期間干して、清掃、堤や水路にの点検補修を行なう作業だ。近年は、池の水質改善や外来種の駆除を目的に行われる例が増えてきている。かいぼりの効果については、以前の記事にも書いたのでので詳細は省くが、特に水質改善で言えば、池を干すことで底泥の状態を酸素が多い状態(好気状態)に変え、富栄養化をもたらす窒素を底泥から除去(脱窒)することを促すことになる。

水元公園

かいぼりの会場は、葛飾区にある水元公園にある睡蓮池だ。水元公園を代表する池である小合溜(こあいだめ)のかいぼりではない。

ちなみに、私は今回初めて水元公園を訪れたのであるが、園内の広さに大変驚いた。調べてみると、都内23区最大だという。園内にある小合溜という池は、かつての利根川の本流で、江戸時代には溜井(用水池のこと)として利用されていて、50あまりの町村を潤す水源だったそうだ。そのためここを「水元」と呼ぶようになったとのこと。

園内には小合溜につながる池や小川もあり、釣り人にも人気のスポットにもなっている。

現場リポート

さて、上の写真は、かいぼり開始前の睡蓮池の様子だ。池の看板には、睡蓮の他にマコモも生息していると書かれていた(小さいが写真の右上)。マコモに関しては、10月に借りている田んぼの脇でマコモダケが収穫できたこともあり、馴染み深い植物である。イネ科の抽水植物で、人の背丈程に大きくなるが、ここのマコモは、田んぼで見たマコモよりやや小ぶりであった。

さっそく池に進入すると、足がヘドロに沈む。急に深い部分に足を置くと転びそうになる程だ。一歩一歩慎重に歩いていった。

序盤は、睡蓮やマコモがないエリアで、浅場に泳ぐ2cm未満の小魚(カダヤシやモツゴ)やオタマジャクシを捕獲したが、あまりそれ以外の魚が出てこない。

その後、マコモのエリアへ進入していったところ、マコモ近くの深みで、4~9cmほどのフナや、4cmほどのモツゴがぞくぞくと網に入るようになった。水はヘドロの土が撹拌された泥水状態で、魚たちもだいぶ弱ってきているようであった。かいぼり終盤には、水面に横たわるフナがよく見られるようになった。

そんなフナやモツゴを、そしてそれ以上に出てくるオタマジャクシをせっせと捕獲した。

このオタマジャクシの正体であるが、捕獲した生き物の展示ブースに特定外来生物のウシガエルとそのオタマがいたのでの、恐らくウシガエルのオタマだったと思う。10cmを超える大型オタマもいた。このかいぼりで、大部分は駆除されると思うが、かいぼりがなかったら、大量にウシガエルの大合唱があったのだろうか。

かいぼり終了後、本日の結果が簡単に発表された。

大物としては、カルムチーが2個体捕獲された。50cmを超える大物だった。それからミシシッピアカミミガメとイシガメがそれぞれ1個体づつ。

アメリカザリガニはプラ船いっぱいの水揚げだった。

小型の魚類では、モツゴ、ギンブナ、ドジョウ、タイリクバラタナゴ、カダヤシで、メダカはその時点でで確認できていないとのことでった。

昨年に続き、3度目のかいぼり参加であるが、泥だらけになりながら、ひたすら生き物を網で追いかけるのは、新鮮な体験となる。自然から離れた生活をしている人にとっては、良い刺激が得られる事だろう。おススメである。恐らくまた来年もボランティアを募集すると思うので興味があったら応募してみたらいかがだろうか。

私はまた来年も参加したいと思う。

微生物燃料電池のDIYやってみた〜その8〜

微生物燃料電池で小型冷却ファンを回すマイプロジェクトを実行中である。前回は、8個の電池を追加して全16個の電池を使って、100Ω抵抗に流れる電流と電圧を測定したが、ファンを回すには程遠い結果であった。電流が増えると電池内部の過電圧により、出力電圧が下がってしまうことがあるため、この先いくつ電池を作れば良いのかわからない状態となっている。そこで、もっと先にやるべきであったが、電池の電流−電圧(I−V)特性を測ってみることにした。I -V特性とは電池の出力電流に対する出力電圧を示すもので、電池の性能を測るのに使われている。

電極の組み合わせ

電池は現在、次の3種類の組み合わせがある。No.1の組み合わせが4個、No.2の組み合わせが4個、No.3の組み合わせが12個だ。その中から、2つをピックアップしてI -V特性を測定した。

No. アノード カソード 電池No.
1 炙ったステンレス網 グラファイトフェルト 8, 7
2 炙ったステンレス網 ステンレス網 10, 11
3 グラファイトフェルト グラファイトフェルト 16, 17

測定方法

測定方法としては、可変抵抗器があれば良いのだが、そんなものはないので、5種類の抵抗を変えて行った。(10kΩ、2kΩ(1kΩ2個使い)、1kΩ、680Ω、100Ω)測定は、値がある程度安定するまで待ってから行った。

結果

電池No.8/10/16の結果

電池No.7/11/17の結果

カソードにステンレス網を使った電池No.10や11は、他に比べると過電圧が大きく、50μAも電流が流れると大きく電圧が低下していた。この状態だと、ちょっと使い物にならない気がする。

また、アノードに炙ったステンレス網を使った電池No.8や7は、アノードがグラファイトフェルトの電池No.16や17と比べて、同じ電流値でより高い電圧を示した。

アノード電極の違いが一つの要因であろう。それともう一つは、泥の違いもあるかもしれない。電池No.4から8は、初期に制作したもので、自転車のスポークについた赤錆を削ぎとったものを入れた経緯がある。微生物燃料電池の論文で酸化鉄ナノコロイドをアノード電極にふりかけることで、電流密度の増加が認められるという話があったので、泥に赤錆が多めの状態になっていたと思われる。そのため、性能に差が生じた可能性もある。

さて、次の手はどうしようか。

電池No.7では、250μA/0.5Vの出力得られたので、もし同じ性能のものがいくつもあった場合、13mA/0.8Vを得るのに、104個の電池が必要な計算だ。(2個直列のセットを52個)

ちょっと104個を作るのは現実的でない。それに同じ性能のものをたくさん作れるかも怪しい。なので、もっと電池一つの性能をあげるのを優先しようと思う。まずは、赤錆添加を試していこうと思う。

続く。

微生物燃料電池のDIYやってみた〜その7〜

微生物燃料電池で小型冷却ファンを回すマイプロジェクトを実行中である。今回は、8個の電池をまとめて作ったのでレポートしておこうと思う。

電極について

先日、Aliexpressでグラファイトフェルトをまとめ買いしたので、アノード電極とカソード電極の両方に、グラファイトフェルトを採用した。

採用の理由はもう一つある。

これまで、アノード電極用に、100円ショップで購入できる、ステンレスあく取り網を使っていたが、私が通っているダイソーさんではとうとう商品が入れ替わってしまっていた。薄々感じてはいたが、やはり商品の入れ替わりが早い。そして、代品においては、残念ながら電極には不向きな感じであった。身近な材料で作るという狙いがあったのだが、今後は材料が安定して購入できそうなグラファイトフェルトの採用に寄せていこうと思う。また、グラファイトフェルトの方が、電極としての下準備も少なく、コストもあまり変わらないので、むしろ良いのかもしれない。

堆積汚泥(ヘドロ)の採取

堆積汚泥を採取しようと思い、新河岸川水系のとある小川へ。水はきれいなのであるが、ヘドロが20cm以上溜まっている。この川底のヘドロを網ですくって採取した。

材料

  • 容器
  • グラファイトフェルト(3x100x100mm)
  • ステンレス針金(φ0.9 x130mm)
  • 熱収縮チューブ

手順

1. アノード電極用として、グラファイトフェルトにステンレス針金を対角線に挿して折り曲げる。(長さは容器の外に線を出せる長さで)

2. 絶縁のため、熱収縮チューブを通し、熱を加えて収縮させる。(今回使ったチューブはサイズが合っていないため締まっていない)

3. カソード電極用としても、グラファイトフェルトにステンレス針金を対角線に挿して折り曲げる。(長さは容器の外に線を出せる長さで)

4. 容器の側面上部に導線を通す穴を開ける。

5. 容器にヘドロを入れる。約1.5cm。

6. アノード電極を設置して、針金を容器の穴に通す。

7. さらにアノード電極の上にヘドロを入れる。約3-4cm。

8. カソード電極を設置して、針金を容器の穴に通す。

手順は以上。

同じものを作ること全部で8個。手順もシンプルになり、作るのも手慣れてきた感じだ。

動作確認

これらの電池の解放電圧(mV)を1週間測定した。

日数 電池13 電池14 電池15 電池16 電池17 電池18 電池19 電池20
0 202 255 160 199 58 199 170 109
1 312 345 266 334 163 320 303 298
2 335 366 286 351 270 338 326 347
3 477 565 420 620 501 477 437 484
4 564 658 492 716 658 633 530 544
5 651 629 483 670 688 666 650 625
6 726 675 647 716 697 721 712 707
7 728 675 677 707 686 724 672 736

1週間程経過して電池が育ってきた感じだ。

ここで、これまで作ってきた電池No.5からNo.20の計16個の電池を二つペア(直列)にして、8個の電池とし、これらを並列接続してみた。

この時の解放電圧は、1063mV。その後、100Ωの抵抗を接続し、30分ほど経った後電流を測定すると、2.07mAであった。計算上の抵抗両端の電圧は、207mVになる。電流が増えるにつれ内部抵抗が増えるようだが、電圧がここまで下がってしまった。

さらに電池を作る必要がありそうだが、個々の電池をいくつ直列にするかでも結果が違ってきそうなので、そのあたりも試してみようと思う。

まだ先が長そうだ。

微生物燃料電池のDIYやってみた〜その6〜

微生物燃料電池で小型モーターを回す計画を前回立てたが、電池をもっと増産していかないといけない事がわかった。そこで、微生物燃料電池の増産を少しづつ始めたのでリポートしておきたいと思う。

微生物燃料電池の増産(電池No.9-12)

電極の組み合わせは、アノード電極に炙ったステンレス網、カソード電極に、ステンレス網(炙っていないステンレス網)を採用した。

電池No. アノード カソード
9 炙ったステンレス網 ステンレス網
10 炙ったステンレス網 ステンレス網
11 炙ったステンレス網 ステンレス網
12 炙ったステンレス網 ステンレス網

各電池の開放電圧(mV)の日数変化を以下に示す。

日数 電池9 電池10 電池11 電池12
0 349 370 387 327
1 408 408 432 412
2 576 533 626 610
3 656 631 690 651
4 733 674 760 685
5 740 639 768 681
6 727 664 766 695

思ったより開放電圧が上昇しなかったが、もしかしたら、グラファイトフェルトをカソード電極に使用した時との差が発生しているのかもしれない。もしくは、10月になり気温が下がってきたことによるのだろうか。

その後、負荷を接続してみることにした。電池No.9からNo.12を直列につなぎ、1kΩ抵抗とLEDを接続し、電流を流した。およそ1日経過した後の負荷両端の電圧は2.02Vを示し、その後は1.73V程度に安定し、2週間以上点灯を続けている。

前回作った微生物燃料電池の長期モニタリング

一方で、前回作った電池No.5-No.8の解放電圧も測定を続けた。次の表は各電池の開放電圧(mV)の日数変化を示す。21日目までの結果は、前回の結果を再掲している。

解放電圧45日目にはNo.6の開放電圧が459mVまで下がった。この時、泥が乾燥してきた可能性を疑い、No.5-No.8の電池へ少し水を加えてみた。その結果、50日目にはNo.6の開放電圧は799mVに回復した。しかしその後、61日目には146mVにまで下がってしまった。

日数 電池5 電池6 電池7 電池8
0 583 627 612 594
1 739 794 772 770
2 759 804 779 785
21 872 846 834 816
45 624 459 743 757
50 859 799 828 831
61 846 146 849 794

このように開放電圧が低下する理由として、少しずつ泥が乾燥してきたことが関係しているように思われたので、泥の乾き具合を確認し、湿り気をリセットすることにした。

各電池の泥を一旦取り出してみると、やはり初期の状態に比べると乾燥しているようだった。

上の写真は、電池を作る前の初期の泥の状態であるが、これと比べるとその差は明らかだ。

水を加え、練り直した泥を、電池へ再び充填した。

湿り気をリセットした後の各電池の開放電圧(mV)の日数変化を以下に示す。

日数 電池5 電池6 電池7 電池8
0 531 366 345 541
1 552 466 479 707
2 562 538 530 741
3 591 555 574 750
5 611 567 599 679

電池の解放電圧は、回復の兆しを示したようだ。やはり、時間の経過に伴い解放電圧が低下してくる現象は、泥が乾燥してくることが関係していると言えそうだ。

解放電圧の低下をさせないために、水分の蒸発を抑える工夫が必要かもしれない。ただ、カソード電極での反応では酸素が必要なので、通気性の確保も同時に考慮しないといけないだろう。

失敗から新たに学んだことを活かし、さらに電池の増産に励もうと思う。

発酵熱をペット用の暖房に利用できるかの実験〜その1〜

我が家では、今年の夏からセキセイインコを飼っており、我が家のスーパーアイドルとなっている。

10月に入り、そろそろ気温も下がってくるので、妻は寒さに弱いインコのためにヒーターを準備しようとしているが、災害時に電気が止まってしまった場合を想定して、電源の要らない熱源をバックアップで用意したいと思っている。

そこで、調べていたら、踏み込み温床なるものを知り、これをインコの熱源に利用できないかと考えている。

踏み込み温床とは、落ち葉や藁などの有機物が微生物によって発酵するときに発生する熱を利用して、まだ寒い時期に、作物の苗を育苗する技術だ。

一般的には、木枠を作って、その中に落ち葉などの有機物を入れ、その上に米ぬかと水を撒いて足で踏み込む。これを何回も繰り返していくわけだ。

上手くいけば40度くらいの熱が2ヶ月程持続できるそうだ。ただ、加減が難しく、数日間高温(60-70度)になった後、低温になってしまうことも。

我が家には木枠を置けるほどにスペースがないし、たくさんは必要ないので、省スペースで少量を作る事にチャレンジしてみた。

材料

  • 落ち葉
  • 米ぬか
  • 土嚢袋

作り方

  1. 落ち葉集め
    近所の雑木林で収集した。
    分解しやすいのは、クヌギなどの落葉樹の葉だ。枝はなるべく入れない方が良い。針葉樹の葉は分解しづらいそうだ。袋一杯3.4kgとなった。そういえば、落ち葉であれば、池や小川の底にも体積しているので、その落ち葉でもいけるのか、今後実験してみたいと思う。池や小川の富栄養化の予防に貢献するかもしれない。
  2. 袋に落ち葉を入れる。
  3. 米ぬかを撒く
  4. 米ぬかが均等になるようにかるく混ぜる
  5. 水を撒く
  6. 足で踏む
  7. 2から6を繰り返す完成したのがこちら。

テスト

さて、これが上手くできたかは、温度を監視していかないとわからない。毎日、温度計で確認していくのも面倒くさいので、ここは自動で温度を測ろうと思う。Raspberrypiという小型コンピューターと温度センサーを使い1時間ごとの温度を測定する。温床の中央付近にセンサーを差し入れ、温床内温度を測定した

ローカルネットワークにいるスマホから、過去24時間の温度変化をグラフで確認できるようにもした。ちなみに凡例にWater Temperature となっているが、温床内の温度を示している事を付け加えておく。

開始から1日目で約45度まで温度が上昇した。

2日目には、40度から50度の範囲で推移した。

そして3日目には、48度前後で安定した。今のところ、ちょうど良い感じで発酵熱が発生しているようだ。

さて次は、インコの鳥かごへ設置したいと思う。

つづく。

 

魚影が濃い10月の石神井川

10月の石神井川の川掃除に参加してきた。

この日の5日前に、臨時で川掃除が行われたそうで、カンやペットボトルといった大き目のごみは少なかった。その代わりよく目立ったのが、プラスチックの個包装のごみだ。この日私が拾った約9割は、飴、お菓子、たばこ、おにぎり等の個包装やその切れ端だ。

レジ袋にコンビニ弁当のごみをポイ捨てするのは論外であるが、こういった個包装やその切れ端は、うっかり風で飛ばされやすい。そんな経緯で川に集ってくるゴミも多いと思われる。ポイ捨ての意図があるなしに関わらず、ゴミの発生元にならないよう注意をしてほしいと思う。

さて、小川の様子はどうであろうか。

東伏見神社のある東伏見橋から下野谷遺跡のある下野谷橋付近までを主に清掃しているのだが、この時期になると、このエリアに小魚が泳いでいるのが観察できる。とてもほっこりとなれる良い時期である。

2019年は6月の後半からこのエリアにも水が流れるようになり、それから3か月以上経ち、降雨による増水が度々あるものの、水は枯れることなく安定してきている。小魚達も、安定して住める環境になってきているのを確かめながら下流から上がってきたのではないだろうか。

一方で、小魚達の楽園という訳ではなく、野鳥アマチュアカメラマン曰く、カワセミが小さい魚を上手に狩りする様子をみかけるそうだ。野鳥の方が、この時期の小魚の様子をよくわきまえているのかもしれない。この状態はいつまで続くのか来月も観察したいと思う。

 

追記

翌日小魚の正体を明らかにするため、一匹釣ってみました。アブラハヤでした。

緑色の池の水を綺麗にしたい~その2~

前回、紙のコーヒーフィルターを使って、池のアオコの濾過実験を行なった。コーヒーのドリップに時間がかかるように、濾過にはそれなりに時間がかかるので、外から力を加える事で、効率を上げられないか考えてみた。

そこで考えたのが、遠心力だ。バケツに水を入れてグルグルと回しても水が溢れないという遊びをした事があると思うが、それと同じように、濾過する液体に遠心力をかけたら、濾過が早く進むのではないかと考えた。

試しに小さいバケツの中に濾過装置一式を置き、子どもの頃に回した記憶を思い出しながら、グルグルと10秒ほど回してみた。

むむっ、濾過のスピードは早まったが、濾過された液体は緑色だ。いったい何が起きているのだ。

アオコを形成する藍藻は、群体(コロニー)を形成し、複数の個体が集まって生活をしているそうだ。なので、個体でいる時よりもサイズが大きくなっている。重力(1G)で濾過される時は、群体が紙のフィルターを通過しないで除去できたのだと思うが、その群体に遠心力を与えたため、その群体が分断されて、サイズが小さくなり、紙フィルターを通過するようになったのではないかと予想している。

なので、この予想が正しければ、小さい個体を漉し取るよりは、群体が形成された状態で漉し取ることを考えた方が良さそうだ。

さて、次は、もう少し本格的なフィルターを自作して挑戦したいと思う。

ネットを検索してみると、既に多くの人が、災害用の水確保や自宅の池の浄化を目的に、ペットボトルを使った浄化フィルターを作っている。それぞれ少しづつ素材やその詰め方の順番が異なっているが、基本的な構成要素は、次の4つだ。

  1. 砂(細かい砂、粗い砂)
  2. 砂利、小石

詰め方の順番としては、水が上から浸透していくに従って、大きな不純物から取り除かれていくのをイメージして、下から順に、1→2→3→4の順で詰めていくやり方を採用した。

ただ、雨水が地下の砂礫層を浸透していく場合を考えると、砂や砂利が層に分かれていることはなく、混じり合っている。なので、層に分けずに、例えば、炭と砂と砂利が混ざり合っていても、問題ないのかもしれない。

材料

  1. タオルハンカチの端切れ(5cmx10cm)
  2. ハンマーで砕いたバーベキュー用炭
  3. 川砂
  4. 小石
  5. 2L ペットボトル

作り方

1) 2Lのペットボトルの底部分をカッターで切り落とす。

2) ペットボトルの口を下にして、容器の上へ設置する。

3) 1から4までの素材を順番に詰める。

実験

水道水を注いで、水が通過する事を確認したら、いよいよ実験。

アオコを含む池の水は1週間前に採取した水のため、一部腐敗し臭いがキツイ状態になってしまったが、この水を使った。水は枝葉などの大きいゴミを含むため、ザルでゴミを漉しながら、濾過装置へ注いだ。

その後、下からは、透明な水が落ちてきた。濾過が上手くできたようだ。しかし、しばらく経つと、やはり目詰まりが発生して、水が落ちるスピードが徐々に遅くなってきた。

結局、一晩待って、ようやく濾過が終了した。透明感は今ひとつであるが、一応濾過はできたようである。

ただ、濾過時間がとても長いのは、大きな課題であり、目詰まりをどう克服するかがポイントだ。次の一手を考えることにしよう。

あと、健康を害する恐れがあるので、くれぐれも濾過した水は飲まないように!

 

白っぽく光る川底の石ころの正体は?

先日、石神井川沿い(西東京市東伏見の付近)を歩いていたら、川底の石ころが白っぽくなっていることに気が付いた。

いつもであれば、川底の石ころは、主に珪藻の付着で茶色く見えるのだが、様子がいつもと違うので、小川の近くまで下りて確認してみることにした。

白っぽく見える石ころに近寄ってみると、その正体は、気泡であった。気泡が光って白っぽく見えていたようだ。

気泡のついた石ころを一つ取り上げて見ると、小い気泡がびっしりとついている。観察してる間に、みるみる気泡ははじけて消えていく。バブルがはじけるということはこういうことだ。

この気泡は、石ころの表面に付着している珪藻類が、光合成で出している酸素であろう。水中の生物にとって必要な酸素は、ここからも提供されているのだ。

気泡といえば、水草が気泡を発生させて、幻想的な光景をつくりだすイメージがある。なので、石ころに付着した珪藻も、気泡を出せば、良い観賞対象になるのではないか。

ということで、試しに一つ持ち帰り、ガラス瓶に砂と水と珪藻の付いた石ころ入れてみた。果たして気泡は発生するのだろうか?

家の中の明るい場所に数日置いてみたが、気泡が出る気配は全く感じられなかった。屋内では光が弱いようだ。

採取した場所は、日当たりが良い場所なので、やはり同じような環境に置く必要があると思われる。そこで、今度は、よく日が当たる庭のとある場所に置いてみることにした。

簡易的に照度が測れるスマホアプリ「QUAPIX Lite」を使って、照度を測ってみたが、屋内では2000lx未満だったのが、日の当たる屋外では、9999lxを示し、測定範囲を振り切る結果となった。これであれば思う存分に光合成をしてもらえそうだ。

数日間、日当たりが十分でないところに置いていたせいか、付着していた珪藻類は半分以上、消滅してしまったようであるが、数時間、日に当てた後、僅かに気泡が発生しているのが確認できた。

採取した時のようにはいかなかったが、もうしばらく日当たりの良い場所へ置いておき、石ころ観察を継続してみたいと思う。

石ころから発生する気泡をボーっと眺めて癒されてみたい。

 

 

緑色の池の水を綺麗にしたい~その1~

武蔵関公園にある冨士見池を久しぶりに訪れてきた。

2017年12月に訪れたときは、池の水が緑色ではなかったのだが、この日の池は、一面緑色であった。特に池の南側には、緑色の抹茶の粉のようなものが表層を覆い尽くしていた。

富栄養化した湖沼などに発生するアオコと呼ばれている微細藻類(主に浮遊性藍藻)だ。

池の水をペットボトルに入れて観察すると、その濃さがよくわかる。抹茶といえば聞こえは良いが、毒性のあるアオコもあるようなので注意が必要だ。汲み取るときにわかったが、粉のように見えるものは表層数cmに集中して浮いているようだ。

少し北に行くと、池へ向けて水が供給されている箇所があった。すぐ側にポンプ所があるので、そこからの水が流れ込んでいるのかもしれない。しかし、この水量では、池の緑色は全く薄まることがなく、焼け石に水という印象だ。

池の北側では、水門から池の水が少しずつ石神井川へ放流されていて、石神井川の透明な水と池の緑色の水が合わさるところで、境界線が生じている。色の違う二つの川が合流した時に、二色のコントラストが生じるのと同じ光景を見ているようだ。

さて、こんな緑色の池は、景観として面白くはないので、なんとか透き通るような池にできないものだろうか?

まず浮かぶアイディアは、藻類だけをろ過して除去できないかということだ。すぐに始められそうなろ過といえば、コーヒーの紙フィルターがある。

さっそく、実験してみることに。透明のプラスチック容器の上にコーヒーの紙フィルターを置き、池の水を注いでみた。

とてもゆっくりではあるが、ぽたぽたとろ過された水が溜まってきた。一見透明ではあるが、よ~く見ると、少し緑色だ。フィルターの目を通れる程、小さいサイズの藻類だと思われる。しかし、すぐにフィルターは目詰まりを起こし、なかなかろ過が進まなくなった。これでは、実用には向いていない。別なろ過方式を次回検討したいと思う。

ちなみに、ろ紙に残った濃厚な藻であるが、何かに利用できないだろうかと思い、試しに指に少量をつけて、紙に文字を書いてみた。

割とイケる!

もっと濃度を高めれば、緑色の墨汁として使えるかもしれない。

アオコで書道が流行れば、池からアオコが消えるかも。

追記

海外ではアオコの発生する場所でカヌーをしていた人が 皮膚炎になったり、 アオコの水を飲んだ人が下痢をしたりといった事例が知られているそうなので、接触には注意されたい。

参考: アオコをつくる藍藻 こどもガイド 国立科学博物館

まるで天然のプール!道志川

先日、ママ友つながりのグループで、神奈川県相模原市にある道志川沿いの新戸キャンプ場へ行ってきた。早いものでこのつながりでキャンプへ一緒に行くのも6年目になる。娘が年中組の時に初めて行った時のことが、ついこの間のように感じる。

このキャンプ場に隣接する区間には、流れの穏やかな淵が続く。淵は大人でも足がつかないくらい深いが、流される不安が無いことから比較的安心して遊べる川だと思う。

浮き輪でゆっくり流れたり、岸の岩場から飛び込んだり、シュノーケリングで魚を観察したり、大人の私も、子どもたちと一緒に楽しむことができた。とても良い場所であった。

さて、そんな道志川の映像をあめんぼボートで、撮影してきた。

撮影のあと、早朝にも関わらず、子ども達4人が興味を持って見に来てくれたので、急遽、操縦体験会となった。

以前も旧バージョンでのあめんぼボートを操縦した事がある子ども達だ。操縦性能は年々改良を重ねていることもあるが、子ども達が成長しているため、昔に比べて見事な腕前であった。

子ども達からの評判は上々で、喜んでもらえてこちらも大変喜ばしい限りだ。

そんな道志川の映像はこちら。

魚が映らなかったが、水の青さは絶品。