カーゴ小川 のすべての投稿

1974年生まれ。近所の東久留米市を流れる落合川が大好き。この落合川のように、生き物を捕ったり、水に入ったりしてあそべる小川をもっと増やせたら良 いなと思い活動を開始。自分なりの「あそべる小川」を増やす活動の一環として、本サイトを立ち上げる。東京近郊の小川100箇所めぐりが目標。 「あそべる小川」について日々発信しています。小川に関心のある方からの書き込み大歓迎です。

小川の世界観を映せ!あめんぼボートの改造リポート~その5

小川の世界観を映し出すために開発してきたカメラ付きラジコンボート(通称「あめんぼボート」)の改造リポートをお伝えしている。

その4までに、改善点の詳細について記載してきた。これで、カメラ⇒無線LAN中継器⇒スマホという新たな経路でカメラ映像を見るためのハードウエア環境がようやく整ったことになる。

一方でソフトウエア環境の構築にいくつか作業があるので、今回は、その辺りについてリポートしたいと思う。

ソフトウエア環境の構築

GoProとスマホの接続

GoProのカメラ映像をスマホ(iPhone6)で見るには、スマホへ専用のアプリをインストールする必要がある。代表的なアプリは、GoPro標準の「GoProアプリ」だ。私もこれまでお世話になってきている。接続方法は、GoProのホームページを始め、ネット上に詳しい解説があるのでそれを参照されたい。

図1: 接続環境

図1は、自分が試した接続環境を示している。子機であるスマホは、SSIDをamenbo-1として、親機であるGoProへ接続している。(図1の①の接続)ここでSSIDとは、アクセスポイント(ざっくり言うと、ネットワークの入り口)を識別する名前だ。

この接続は、上手くいっており、GoProアプリでGoProの映像プレビューが確認できた。

無線LAN中継機とGoProの接続

無線LAN中継機をGoProと接続するには、この中継機への初期設定が必要になる。目的は、中継機が中継する親機を指定する事だ。スマホを使って行うことができる。今回使用している中継機は、WI-FI RANGE EXTENDER (WIFI+S)であり、親機のSSIDを指定すると、そのSSIDの末尾に「_plus」をつけて、別のSSIDとして中継をする。親機となるGoProのSSIDが「amenbo-1」の場合、中継機は「amenbo-1_plus」というSSIDを持つようになる。

具体的な初期設定の方法は、以下のマニュアル(英語)が付属している。

簡単に、私なりの初期設定手順も記載しておく

  1. 中継器をUSB充電器へ接続する。正常に起動すると青色LEDが点滅する。
  2. スマホのWi-Fi設定メニューを開き、”wifi+”をネットワーク一覧から選択する。
  3. ブラウザーに”usbwifi.cn”を入力する。中継器は周辺のWi-Fiネットワークのスキャンを開始する。
  4. 中継したいネットワーク(SSID)を選択する。例えば「amenbo-1」。
  5. 中継したいネットワークのパスワードを入力する。新しいSSIDは自動で作られるが(例えば「amenbo-1_plus」)、もし変更したい場合、SSIDを変更することもできる。OKをクリックする。
  6. 約1分後、LEDの状態を確認する。もし青色LEDが点滅していれば、中継成功。もし赤色LEDが点灯している場合、親機から離れすぎているので近づけて初めからやり直す。
  7. スマホのWi-Fi設定メニューを開き、5で設定した新しいSSIDを選択する。

初期設定が完了すれば、図1の②の接続が済んだことになる。

スマホと無線LAN中継機との接続

さて、今度はスマホから無線LAN中継器へ接続する。

 

先の手順7において、スマホのWi-Fi設定メニューを開き、「amenbo-1_plus」が選択されていればOKだ。

と、ここで問題が生じた。

GoProアプリを起動するも、全くGoProからのカメラ映像が表示されないのだ(図1の③の接続)。無線LAN中継器のSSIDである「amenbo-1_plus」へ接続して欲しいのだが、どうやらGoProアプリは、ペアリングの時に決めたGoProのSSIDである「amenbo-1」へ接続をしているようなのだ。関連ありそうな設定を探してみたが、GoProアプリでは、このSSIDを変更することはできないようだった。

そこで、別のアプリで試すこととした。結果、以下2つのアプリは無線LAN中継器へ接続することができた。(図1の④の接続)

 LIVE4

 Camera Controller Lite

LIVE4はGoProのカメラ映像をFacebookでライブ配信できるアプリ(App内課金)であるが、ライブプレビューだけをするなら無料だ。

録画の開始・停止などのカメラコントロール機能はない。ただ、GoProの遠隔制御の仕様を調べていたら、ブラウザのアドレスバーに次のようなコマンドを入力する事で、録画の開始と停止ができることが分かった。

録画開始:

http://10.5.5.9/gp/gpControl/command/shutter?p=1

録画停止:

http://10.5.5.9/gp/gpControl/command/shutter?p=0

これをそれぞれ、ショートカットのアイコンとして保存しておけば、一応、スマホからアイコンをタップするだけで、録画の開始と停止ができるが、やはり使いづらさは残る。

LIVE4を使ったライブプレビューの様子はこれだ。(右端の赤丸ボタンは、Facebookでのライブ配信を開始するボタン)

一方、Camera Controller LiteはGoProやその他いくつかのアクションカメラのコントロールができるアプリだ。こちらもApp内課金であるが、GoPro Hero 4 Sessionにつなぐには360円かかる。

ライブプレビューを見ながら、録画の開始・停止もできるので便利ではあるが、残念なことに、横向きにした場合、ライブプレビューの画面サイズが小さすぎる(泣)

そして、映像の遅延について。映像が遅れなくプレビューされるのが理想だが、比較するとCamera Controller Liteの方がやや遅れが大きかった

お金を払った割には、ちょっと残念な結果となってしまった。

以上、2つのアプリを試したが、以下3つの要件に合うようなアプリがあるか、今後もう少し調査したいと思う。

  • ライブプレビューの画面サイズが大きいこと
  • 映像に遅れが無いこと
  • ライブプレビューを見ながら、録画の開始・停止ができること

一番良いのは、GoProアプリが中継器からの映像を表示できるようになれば良いのだが。GoProさんに期待したい。

小川の世界観を映せ!あめんぼボートの改造リポート~その4

小川の世界観を映し出すために開発してきたカメラ付きラジコンボート(通称「あめんぼボート」)の改造リポートをお伝えしている。

その3では、改善点の詳細、No.3、 No.4について、詳細を記載した。今回のその4では、No.5について詳細を記載する。

  1. カメラの変更(GoPro HERO4 session へ)
  2. モーターの変更
  3. フロートの変更(3Dプリンタで作成)
  4. 無線LAN中継器の追加
  5. スマホマウントの作成

改善点の詳細

5. スマホマウントの作成

あめんぼボートのカメラに映る映像をスマホで表示し、その映像を見ながらあめんぼボートを操作したい。そんな思いを持ち始めたのはあめんぼボートを始めた時からだ。

ある時、スマホの自撮り棒に付いているスマホを挟む機構が利用できそうな事に気付き、何故か家に使っていない自撮り棒があったので、そのスマホ挟み機構を使うことを考えた。

それで、プロポの裏側には、ちょうど良いことに、鉄の持ち手が元々付いているので、この鉄パイプに、上手いことスマホ挟みを取り付けられれば完成する。だが、どうやったら、取り付けられるかが全く思いつかず、長いこと進まずにいた。

しかし、3Dプリンタでフロートを自作したことで、スマホを取り付けるマウントも自作すれば良いではないかという思いに至ったのだ。

一度3D CADを経験したので、比較的短時間でモデルを作成することができた。

そして3Dプリントサービスを使って作ったものがこれだ。

 

この取り付けマウントを使って、プロポへスマホ挟みを取り付けるとこのようになる。

気を使った所は、スマホを支えるので、取り付けマウントが鉄パイプをがっちり挟み込んで固定できるようにすることだ。そのために、パイプを挟み込んだ時に、上下の取り付けマウントに微妙な隙間を設けた。その間隔は0.4mm。直感で決めた割には、上手くいったように思える。

スマホを取り付けると、こんな感じになる。スマホが取り付けられた分重くなっているが、実際に手に持った感じでは、ほとんど気にならない重さだ。

以上で、カメラ⇒無線LAN中継器⇒スマホという経路でカメラ映像を見るためのハードウエア環境がようやく整ったことになる。

一方でソフトウエアの設定がいくつかあるので、その辺りは次回にリポートしたいと思う。

小川の世界観を映せ!あめんぼボートの改造リポート~その3

小川の世界観を映し出すために開発してきたカメラ付きラジコンボート(通称「あめんぼボート」)の改造リポートをお伝えしている。

その2では、改善点の詳細、No.1、 No.2について、詳細を記載した。今回のその3では、No.3、No.4について詳細を記載する。

  1. カメラの変更(GoPro HERO4 session へ)
  2. モーターの変更
  3. フロートの変更(3Dプリンタで作成)
  4. 無線LAN中継器の追加
  5. スマホマウントの作成

改善点の詳細

3. フロートの変更(3Dプリンタで作成)

モーター等を格納するためのユニットボックスも3Dプリンターで作成したものであるが、人に作ってもらったものなので、自分で設計するのは今回が初めてであった。

3D CADはフリーで使える「DesignSpark Mechanical 2.0」を使用した。初めは使い方がさっぱりわからなかったので、勤め先で3D CADを使っている人にポイントを聞いてみた。どうやら3D CADに特有の図形作成概念があるという。

例えば、円柱を1つ作ること考える。最初にある平面に円を書く。その後に円を垂直に押し出して(引っ張って)やると円柱の立体ができる。別の方法もある。最初にある平面に長方形を書く。その後、長方形の1辺を回転軸として、長方形を360度回転させてやると、やはり円柱の立体ができる。美しい考え方だ。

そして穴を空ける考えはさらに美しい。先の円柱を「うまい棒」のように穴を空けることにしよう。最初に、円の面に穴を空けたいサイズの円を書く。その後にその円を押し出してやろう。すっぽりと穴の空いたうまい棒の形ができるのだ。ちなみに私の好きなうまい棒の味は、紫色のパッケージでお馴染みの「めんたい味」である。

あとは、立体の角を丸くする考えや、立体をある面で分割するとか、複数の立体を合わせる(マージ)考えがある。

このような考え方を組み合わせて立体を作ることができるのだ。

そして、一番大事なのは慣れることで、実際のモノを見ながら、モデルを1つ作ることで、基本的な操作を身に付けることができると思う。

私私の場合、お気に入りのコーヒーカップを見ながらモデルを作ったりもした。

そして、3か月かけて少しずつ勉強し、遂に完成したモデルがこれだ。(白い部分が今回作成したモデル。緑は以前に作ってもらったモデル。)

気を使ったのは、フロート(浮き)で使用する素材厚みだ。

以前利用した3Dプリントサービス(DMM.make)では、素材を自由に選ぶことができる。当然安いものから高いものまである。一番価格の安いのはナイロンであるが、防水性は無いと謳っている。一方、防水性を謳っている素材としてABSライクというのがあるが、ナイロンよりお高めになる。

そこで、価格を抑えたい私としては、ナイロンでも実は水漏れしない程度の実力はあるのではないかという仮説を立て、ナイロンで水漏れするかの実験をすることとした。

それと同時に、フロートの厚みについても実験する必要があった。フロートは、重量を軽くするために、中を中空にして作る。厚みが薄ければ軽いが、水漏れや丈夫さの点で心配がある。とりあえず、厚さ1.5㎜と2.0mmで、水漏れや丈夫さの点で問題が発生しないかを確認することにした。

今回、直径3cm、厚みが1.5mmと2.0mmの小さいお椀をナイロン素材(*1)で作り、水漏れや丈夫さについて確認した。

*1: DMM.makeへは「ナイロン ナチュラル」で依頼した。

1日お椀を水に浮かべて、中に水が染み出してこないか観察したが問題はなかった。丈夫さの点では、手の力で潰れる事はなかった。これにより、厚み1.5mmのナイロンでも、水漏れや丈夫さで問題ないことが分かった。ナイロンは、カタログスペック的には防水性は無いと謳ってあったが、実用上使えるレベルの防水性はあるようだ。(※防水性を保証するものではないのでご注意頂きたい。)

なお、このお茶碗であるが、実験が済んだ後は、娘のママゴトで、お人形のお茶碗として再利用されている(笑)

この確認の後に、フロート及びGoProカメラをマウントするアクセサリーも同時に3Dプリンタで作成した。

これがフロートGoProカメラをマウントするアクセサリだ。GoProカメラと一発でぴたりと合うと、最高の気分になれるのは作る上での醍醐味だ。ただ、一人でニヤけることになるので、注意しよう。

4. 無線LAN中継機の追加

カメラとスマホ間でのWIFI通信距離を伸ばすために、無線LAN中継機を探した。目指す要件は、USB接続で電源が取れる事、できるだけ小型軽量である事、防水性を持つ事である。しかし、無線LAN中継機は、基本的に屋内での利用が一般的であるため、防水性を満たすものは見つけられなかった。なので、防水性は諦めた。万が一ボートが転覆した時は、その時はその時はという事で。

そして、見つけた無線LAN中継機がWI-FI RANGE EXTENDER(WIFI+S)だ。WIFIアンテナが折りたたみ式になっていて、光沢のある黒色のデザインも素敵だ。スマートさを感じる。

さて、次に考えないといけないのが電源だ。無線LAN中継器の入力電圧4.75V~5.25Vだ。なのでこの範囲の電圧を安定的に供給できる仕組みにする事が必要だ。もしなんかの影響で、電圧が揺らいでしまい、中継機の入力電圧の範囲を超えてしまったら、中継機がまともに動作しない事になる。下手したら故障する可能性だってあるだろう。

一方、あめんぼボートで使用している電源は、ニッケル水素電池を5本を直列にしているので、およそ6V〜6.5Vが電池から出力される。なので当然の事ながら、電池と中継器を直接つなぐこともできない。

そこで必要となるのが、5Vを出力するDC-DCコンバーターである。DC-DCコンバーターとは、ある直流電圧から別の直流電圧を作る装置である。例えば、車のシガープラグに接続して、スマホを充電するUSB充電器もDC-DCコンバーターの一種だ。この場合、車のシガープラグからの入力電圧は12Vであり、USB充電器の出力電圧は5Vなので、USB充電器は、12Vから5Vを作り出すDC-DCコンバーターだと言える

ネットで調べていたら、100円ショップ・ダイソーで発売されているシガーソケットUSB充電器を利用して、5Vを作っている例があったので、このアイディアを使わせてもらうことにした。

100円のシガーソケットUSB充電器(5V/1A)(写真左)

早速、ダイソーでシガーソケットUSB充電器(5V/1A)を購入した。しかし、結論から言うと、このUSB充電器では、無線LAN中継器を安定的に動作させることはできなかった

それは、なぜか?

無線LAN中継器が思った以上に電流をたくさん消費しており、電圧が下がってしまったのだ。ダイソーのUSB充電器の実力をテストした記事によると、電流が1.83A流れると、出力電圧は4.5Vまで低下するということだ。つまり、無線LAN中継器の入力電圧の範囲外となり、正常動作しなかったのだ。

無線LAN中継器の最大消費電力は、2.48Wとの記載があったので、最大電流は、2.48W÷5V=0.496Aのはずであった。なので、1Aの電流が出せるUSB充電器でいけると見立てたのだが、思いの他、電流を消費しているようだ。

私の見立てが甘かったのか、USB充電器の最大消費電力の仕様が間違っているのか、いまいち腑に落ちない状況になってしまったが、とにかく、電流がもっと流せるUSB充電器に変更する必要がでてきた。

そして、さらに悪いことに、USB充電器の基板を納めるマウントを3Dプリンタで作った後に、この失敗に気づいたので、とても痛い後戻りとなってしまった。マウントを作る前に、ちゃんと動作確認をしておくべきであった。

その後、電流がもっと流せるタイプのUSB充電器を再び購入することにした。ダイソー製 シガーソケットUSB充電器(5V/2.1A)だ。しかし、ダイソーを2店舗をはしごするも売っておらず、お店に確認したら製造中止というオチであった。仕方なく、中古ならあるかも?そんな思いでメルカリで検索したら、ほぼ未使用品という形で売っているのが見つかった。レア商品であるため、売切れたらいつ手に入るかわからないので、すぐさま購入したのであった。

シガーソケットUSB充電器(5V/2.1A)と無線LAN中継器の接続試験では、電圧が大きく下がることなく安定して動作するのを確認できた。

次回へ続く

小川の世界観を映せ!あめんぼボートの改造リポート~その2

小川の世界観を映し出すために開発してきたカメラ付きラジコンボート(通称「あめんぼボート」)の改造リポートをお伝えしている。

その1では、あめんぼボートの問題点から改善ポイントを5つ挙げてきた。今回のその2では、次の改善点の詳細を記載していく。

  1. カメラの変更(GoPro HERO4 session へ)
  2. モーターの変更
  3. フロートの変更(3Dプリンタで作成)
  4. 無線LAN中継器の追加
  5. スマホマウントの作成

改善点の詳細

1. カメラの変更(GoPro HERO4 sessionへ)

今回のカメラ選択の要件は、水の抵抗を受けにくい水中カメラである。つまり、カメラレンズ面の面積が小さいことだ。この要件に合致したのが、GoPro HERO4 sessionであった。サイズは、38.2(幅)×38.2(高さ)×36.4(奥行)で重さは74gとコンパクト。10mの防水性、WIFIとスマホの接続も可能で十分な基本性能を持っている。多数のユーザーに支持されているため、信頼性も高いことから、GoPro HERO4 sessionを選択した。(2019年現在、まだまだ現役であるが、次モデルであるHERO5 sessionが既に発売されている。手振れ補正機能などが新たに追加されていて気になってるいる。)

今思えば、カメラの選択では、随分遠回りをしてしまった気がする。今回、3台目にしてようやく素敵な子に出会えた気持ちだ。

1台目は、ELMO製QBiC MS-1というアクションカメラだ(写真右)。初めは水面ぎりぎりの映像が撮れれば良いと思っていたので、水中撮影なんてまったく頭になかった。なので軽い防水機能があれば十分。当時の私の調べて、とにかく小さいものを選択した結果だ。

しかし、その後、仲間から「水中も見たいよね」というリクエストが出たので、新たに水中カメラを購入することにしたのだ。この当時、「カメラは何使ってるの?GoPro?」という質問を数人にされていたが、GoProが注目されているということに当時は気づいていなかった。

そして2台目の水中カメラとして購入したのがものが、SONY製HDR-AS30Vだ(写真左)。このカメラの困ったところが、購入時に標準品として付属している「防水用のハウジング」で水中撮影すると、映像がぼやけて映ってしまうことだ。ネットでユーザーのコメントを調べると、オプションである平面レンズに変更すれば、ぼやけなくなるというのだ。泣く泣くその平面レンズ新たに購入をしたが、結果的に、平面レンズの面積が大きく、水の抵抗をもろに受ける結果になってしまったのだ。

いい加減もう気にしていないが、「水中カメラなのに水中映像がぼやけるなんて、なんでやねん!」そんなツッコミを入れたユーザーがきっとたくさんいたことだろう。

お買い物は、事前に評判をチェックすることも大事だね、ということを学ばせて頂いた一品であった。

2016年3月

2. モーターの変更

モーター選択での要件は、以前のモーターと置き換えができて、かつ性能もちょっと上がることだ。

寸法や重量、入力電圧等を考慮した結果、選択したのは、以前と同じメーカーのGraupner Speed 320。(以前はGraupner Speed 260)

無負荷時の回転数[rpm](rpmは1分あたりの回転数のこと)だけで比べると、12300から21000に上がるので、1.7倍になる。推進力の違いにどれ程現れるのかは不明だが、ちょっとパワーが増すことには違いないだろうと言う事でざっくり決めた。

2017年11月

実は、プロペラの直径を大きくして推進力を増やそうとも考えていた。モーターと一緒に直径40mmのプロペラも購入したのだが、残念ながら、商品説明に記載されていた仕様と異なり、使うことはできなかった。

一体、何が問題だったのか?

まず、プロペラを選択する際は、繋がるシャフトのネジ直径に合うものでなくてはいけない。シャフト側のオスネジの直径が2mmであれば、プロペラ側には直径2mmのネジ穴がないといけない。

プロペラの商品説明には、「シャフト穴 M2」という表現が記載されていたのだが、この「M2」とはネジ規格の表現なので、直径2mmのネジ(ネジ穴)を意味する事になる。だが実際は、ネジ穴ではなく、ただの穴になっていたのだ。なので、商品説明が間違っていたということになる。

せっかく購入したが残念ながら使うことができなかったのだ。

なお、購入先にこの状況を伝え、代金は返却してもらい、ホームページの商品説明もすぐに修正されていたので、とりあえず事なきを得た。

この一件で、時間は使ったが、ネジについて勉強できたので、良しとしよう!何事も前向きに捉える事は重要なので。

2017年11月 新しいモーターを取り付けた様子

次回へ続く。

小川の世界観を映せ!あめんぼボートの改造リポート~その1

小川の世界観を映し出すために2015年から開発してきたのが、カメラ付きラジコンボートである通称「あめんぼボート」だ。2015年の10月にVer.2.0として運用を続けながら、2018年までに新たな改造を施してきた。今回はその点についてリポートしたいと思う。

まず、それまで作り込んだものは、以下のリンクから過去を振り返ることができる。

あめんぼの目線で小川をみてみよう!あめんぼカメラ制作の道のり~その8

 

見えてきた問題点

2015年の10月に完成したVer.2.0では2年以上の運用に耐え、いくつもの小川の水上映像と水中映像を映し出してきた。

しかし、運用している間に、次の問題点が見えてきた。

  1. 流れが早いと遡上が遅い。
  2. 直進性が悪い。舵を操作していないのに、少しづつ曲がってしまう。
  3. フロート(浮き)部分が手作りなので、カッコ悪い。
  4. カメラ映像をスマホで見られる距離が短い。一般的にアクションカメラでは、見通し距離で10m程離れて、wifiの信号を受け、スマホでカメラ映像を見られる。だが、水中の映像をスマホで見ようとした場合に、水中ではwifi信号が著しく弱くなってしまうので、カメラを水面下数センチに置いたとしても、1〜2m離れると、カメラ映像が途切れてしまう。
  5. プロポにスマホを取り付けられない。

改善点の検討

まず、1について。これはボートが受ける水の抵抗が大きいことが一番の原因と推測される。特にカメラの平面レンズの面積が比較的大きいため、水の抵抗を受けているようだった。そこで、これまでソニーのアクションカメラ(HDR-AS30V)を使用していたが、水の抵抗を受ける面積の小さい、GoPro HERO4 sessionへ変更することとした。この新しいカメラを取り付けるマウントも新たに作ることとした。

また、推進力を増すことも解決策の一つだ。ただし、現在の船体構造を変更せずにいきたいので、モーターの基本仕様は保ちつつ、モーターのパワーアップを図ることとした。。

次に2について。直進性については、手作りのフロートに問題があると推測した。手作りが故に、フロートは対称的になっておらず、フロートが受ける水の抵抗が異なっているのではないかと推測した。そこで、手作りのフロートをやめて、新たに3Dプリンタでフロートを作ることとした。

続いて3についてであるが、2で3Dプリンタのフロートを作ることで、同時に解決とする。

そして、4について。世の中には既に、無線LAN中継器という機器があり、WIFIルーターの電波を中継・増幅し、電波を受ける範囲を広げることができる。あめんぼボートにこの無線LAN中継器を取り付ければ、WIFIルーターとなるカメラのWIFI電波がより遠くへ届くようになるはずだ。この無線LAN中継器を取り付けるためのマウントも新たに作ることとする。

最後に、5について。プロポにスマホが取り付けられれば、あめんぼボートに乗っている視点で、プロポからあめんぼボートを操作することができる。臨場感あふれる体験ができるのだ。ドローンの業界では、FPVと呼ばれていて、専用のゴーグルやヘッドマウントディスプレイ(HMD)が使用されることも多いようだ。FPVは「First Person View」つまり一人称視点のことを意味する。FPV体験を可能にするため、スマホをプロポに取り付けるマウントを新たに作ることとする。

以上、まとめると、改善ポイントは次のようになる。

  1. カメラの変更(GoPro HERO4 session へ)
  2. モーターの変更
  3. フロートの変更(3Dプリンタで作成)
  4. 無線LAN中継器の追加
  5. スマホマウントの作成

次回へ続く。

野川公園の昔は〇〇、野川公園・飛地の池でかいぼり

明けましておめでとうございます。

今年も精一杯、小川に関するコラムを書いていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、12月末にも、東京都公園協会主催のかいぼりに参加してきたのでリポートしたいと思います。

今回の会場は、野川公園の飛地(とびち)にある名もなき池だ。普段は柵で囲われており、入れない場所なんで、珍しい生き物が出てくるかもしれないということであった。

野川について

野川は、東京都国分寺市にある日立製作所中央研究所内に水源をもつ多摩川の支流である。昔の多摩川の流れが武蔵野台地を削ってできた崖の連なりは国分寺崖線(こくぶんじがいせん)と呼ばれているが、野川は、この崖から湧き出る湧き水を集めながら、主にこの崖に沿って流れている。ほとんどが湧き水だというから水がキレイで、子どもが川に入って水遊びができる都内でも有数の小川だ。

崖から湧き出た水が小川となって野川へ流れ込んでいて、そんな数十メートルの小川の流れがたくさん見られるのも野川の特徴だろう。

開発の歴史

野川公園における野川沿いはその昔、湿地帯であったという。1947年に撮影された航空写真を見せてもらったが、川沿いに田んぼが広がっているのが確認できた。しかしその後、一帯にはゴルフ場が建設され、湿地のほとんどは埋め立てられてしまったという歴史がある。

野川公園の木と芝生の配置をみると、なんとなくゴルフ場の面影を感じられる。

そんな埋め立ての歴史があるにも拘らず、今回のかいぼりでは、希少種であるホトケドジョウが見つかった。

一体なぜ?

正確なところは分からないが、崖に近いところであり、湧き水が3箇所から絶える事なく流れていたため、奇跡的に開発の影響を逃れたのかもしれない。とは言え、かいぼりでは、大きな材木やらがたくさん出てきたので、開発はすぐそこ迄迫っていた事は容易に想像できる。

名もなき池なので、「奇跡の池」にふさわしい名前が今後つけられる事を期待したい。

捕獲した生き物

かいぼりで捕獲した生き物は以下。

  • カワリヌマエビ属
  • アメリカザリガニ
  • ミナミメダカ
  • ホトケドジョウ
  • モツゴ
  • シオカラトンボ (ヤゴ)など

まとめ

前回参加した、神代植物公園でのかいぼりと違い、捕獲した魚類の個体数は、圧倒的に少なかったが、この池で、繁殖を繰り返している可能性が伺えた。

カワリヌマエビ属は外来種であるが、ホトケドジョウの保全と言う意味では、カワリヌマエビ属が餌になるため、このまま共存状態が良さそうだ。

今回の作業で、当時あったであろう生態系へと戻っていくことを期待したいと思う。

続・柳久保新田を支えた用水~〇〇の誇り~

以前の記事で柳久保新田を支えた用水として柳久保用水の事をお伝えしたが、詳細な流路が掴めていなかったため調査中としていた。

今回、正確な流路が掴めたので記録に残しておきたいと思う。

聞き取り調査

先ず初めに、現地の人から話を聞こうと思い、柳久保新田(現東久留米市南町二丁目)の農家の直売所に方にお話しを聞いた。

この直売所では、大根、白菜、サニーレタスなどの新鮮野菜が並ぶ。ラグビーボール程の大きさのサニーレタスを購入する際、用水のことを聞こうと思ったが、直売所の女性の軽快なトークに全くもって主導権を握られてしまった。

「ついでに、このハンサムグリーン(葉物野菜)もどう?共食いになっちゃうけどね(笑)」

どうやら、ハンサムグリーンを売る時のセールストークのようだった。話の上手なこの女性に、意を決して用水のことを尋ねてみた。

祖先は享保期に入植して来た開拓民だということを強調されていた。開拓して生活していくには水が必要で、そのために玉川上水から水を引いてきたのだという。何時の時代かは不明だが、用水の水がある村なので、兵隊さんが駐屯したこともあったそうだ。水が流れなくなってからは、用水跡ににホームレスが寝ていて困ったとか、用水に関する昔話を聞くことができた。

ただ、どのあたりを流れていたのか正確な場所は得られなかった。

用水・河川網図

そこで、今度は東久留米市の図書館へ行って情報を探すことにした。

図書館の職員へ、東久留米市の用水に関する資料は無いか訪ねてみたら、なんと「東久留米市用水・河川網図」というものがあるということだ。「もうず」と言われ最初は何のことかピンと来なかったが、漢字を見てすぐわかった。これなら、東久留米市の地図に暗渠跡が記載されているかもしれない。

ただ、この網図は、市内の別の図書館(中央図書館)にあるということで、しかたなくそちらへ向かった。そして、中央図書館でようやく見つけた「東久留米市用水・河川網図(平成13年作成)」には、私が探していた、セブンイレブン東久留米南町2丁目店以降の流路が記載されていた。

やはり、東久留米市の情報は、東久留米市の図書館で探すのが正解だ。この情報から、グーグルマップのマイマップを更新した。(柳久保用水:金色

まとめ

図書館では「東久留米の江戸時代」(東久留米教育委員会)という本にも出会った。柳久保新田の成り立ちについての記載があった。柳窪村と足立郡指扇村・遊馬村(現さいたま市)などの人々によって開拓されたとのことだ。

見渡す限りの草原を切り開き、屋敷を築き、農地を築いていった先人達の苦労は計り知れないものがあるだろう。そして、その子孫である農家の方たちには、開拓民であることの誇りを大事にしている。そう感じた。東京の農地が減っていく一方であるが、どうか、開拓した農地を守っていって欲しいと思う。また、開拓民の重要なインフラであった用水跡も保存し、後世に残して欲しいと思う。

開発で消えていく前に。

セブンイレブン東久留米南町2丁目店付近の暗渠

神代植物園の池 かいぼり体験

先日、東京都公園協会が主催するかいぼりボランティアに参加して来た。私個人としては、念願の初かいぼり、とても良い経験ができた。

そもそも、かいぼりとは、どんなもなのだろうか。東京都公園協会の事前講習会で得た情報から説明したいと思う。

かいぼりとは

かいぼりとは、農閑期ため池の水を抜き一定期間干して清掃堤や水路にの点検補修を行なう作業だ。近年は、池の水質改善や外来種の駆除を目的に行われる例が増えてきているそうだ。

かいぼりの効果

かいぼりをするとどんな効果が期待できるのだろうか。主に以下の効果が期待できる。

池の水がきれいになる

物理的に水の入れ替えが発生するので、水が綺麗になる。

池にゴミがなくなる

池の水を抜くと、今まで見えなかったゴミが見えてくることがある。三鷹市の井の頭池のかいぼりではたくさんの自転車がでてきたことは有名だ。かいぼりで発生したゴミは除去される。

底泥の窒素除去(富栄養化物質の除去)

池に水があるときは、池底の土は、ほとんど酸素なしの嫌気条件になっている。しかし、池の水を抜き、一定期間底泥を干すことで土中に酸素が供給されるようになる。そうなると、土中の表面に近い層は、酸素ありの好気条件となり、酸素なしの嫌気条件の層との境界が土中の深くへ下がる。このとき土中では、好気条件ではたらく細菌と嫌気条件ではたらく細菌が機能して、土中のアンモニア性窒素が最終的に窒素ガスへ変化して外へ出ていく。土中の窒素成分は、水中へ溶けて池の富栄養化へはたらくので、窒素ガスとなって土中から外へ出ていけば、池の富栄養化防止に役立つということだ。

外来種の駆除(在来種の保全)

池へ勝手に生物を持ち込むことによって、もともとあった生態系のバランスが崩れ、在来種の魚などが少なくなってしまうことが多い。池の水を抜くことで、生物を捕獲・仕分けし、外来種の駆除できる。

埋土種子の発芽

水草の種子は何十年も休眠状態でいられる。かいぼりによる撹乱や水が綺麗になることで水草の種子に光が届くようになることで、休眠していた種子が発芽することがある。井の頭池では、絶滅したとされていたイノカシラフラスコモの生育が確認されたそうだ。

かいぼりの作業の流れ

かいぼりの作業としては以下の流れがある。

  1. 水質や生物の事前調査
  2. 排水
  3. 生物の捕獲・仕分け
  4. 飼養
  5. 復水
  6. 生物を池に戻す
  7. 定期的なモニタリング

このうちボランティアが行う作業は、人手を要する生物の捕獲だ。たも網や四手網を使って、ひたすら生き物を捕獲する。

いざ現場へ

今回の会場は、東京都調布市にある神代植物公園の上池と下池だ。この池はもともと人工池なので在来種も外来種もないのだが、水質改善と池を作った当時の生態系へ近づける事が目的となる。

私が担当した現場は、下池であったが、到着した時には既に、水は10cm以下に抜かれていて、水面の波紋から、エビや魚がたくさんいるのがわかった。

胴長を着て池に入る時、ヘドロにどれほど足が埋もれるのか心配したが、そんな心配は全く不要だった。足裏は15cm程ヘドロに埋もれた後、すぐに硬い底を捉えた。足裏の感覚から、池底は硬くて平らだった。確認はできなかったが、観賞用の人工池ということからコンクリートの池底だったということもあり得るかもしれない。

さて、生き物捕獲の開始だ。波紋が広がる場所をたも網で掬ってみる。

ヘドロや枝葉と一緒にエビや小魚がたくさん入った!

例えば小川で、タモ網を使いガサガサした場合、エビや小魚が数匹捕獲できれば上出来だ。ところだが、かいぼりでは、一網でいとも簡単にエビや小魚がたくさん捕獲できるのだ。これこそが、かいぼりのもっともエキサイティングな点だ。

捕獲した生き物は、バケツへ入れるが、できるだけ生き物だけをバケツへ移すことがポイントだ。泥がバケツに混ざると、小魚のエラに泥が詰まってしまうので、小魚の負担になる。なので、なるべく早めに濁りのない水槽へ運搬できるよう、バケツの水が濁ったら、バケツをこまめに取り替えることが重要だ。

その後ひたすら捕獲すること1時間、自分で捕獲したのは、コイ2匹、小さい魚やエビについては、200匹以上タモ網で捕獲したと思う。

それでも全てを獲りつくすには、もう少しかかりそうだ。午前中で一旦作業は終了したが、午後も作業したい人は、捕獲作業は続くということだ。

作業終了後に、速報として捕獲した種が発表されていたが、上池と下池で捕獲した魚は、コイ、フナ、モツゴ、メダカ、ヨシノボリ類であった。それとスジエビとカワリヌマエビ類。クサガメとイシガメの雑種もいたそうだ。

仕分けと集計作業の場には、2つのプラ舟に満員のエビと小魚が仕分けと集計を待たされていた。かなりの過密状態であった。ブクブクはプラ舟に一つずつあったが、この過密状態で酸素供給は足りているのかと少し心配になるくらいだ。あまりの数に仕分けと集計作業の人たちは少し混乱しているように見えたが、もはや浮いている数十匹の幼魚に気を留める人はいないだろう。私はここで帰宅したが、気の遠くなる仕分け・集計作業が続いたのだと思う。この作業にもボランティアを使えば良いと思うのだが。

まとめ

今回、初めてかいぼりに参加したが、比較的ヘドロが薄い池であったためか、TVで見る様な池での移動に苦労する事はなかった。なので苦労よりかは楽しいかいぼりという印象であった。

果たしてこの池のかいぼり効果はどんなものになるのでしょうか?今後の結果に注目したいと思う。

冬の石神井川、小魚の集まる深場へ潜入捜査

先日、西東京市を流れる石神井川のゴミ拾いボランティアへ参加してきた。

IMG_0940この日の石神井川は、先月同様、水の流れがあり、冬の小川として良い状態だ。夏に数メートルにも茂っていたオオブタクサの枯れあとなどの茶色が存在感を残しつつも、冬草の緑も負けてはいない。生きものの命を感じる水辺だ。

ゴミ拾いをしていると、川沿いを散歩している近隣の人がよく声をかけてくれる。
「ゴミ拾いご苦労様です。綺麗になって気持ちが良いです。」
こんな風に言ってもらえると、とても嬉しくなるし、作業の励みにもなる。

IMG_0941これが本日の、収集ゴミ。先月よりカンやペットボトルが少なかったため、飴玉やチョコなんかのプラスチック個包装とスーパーのプラ袋(透明なやつ)が目立った。一個ずつ拾う手間がかかるのが個包装のゴミだ。毎回感じる事なのだが、お菓子メーカーさんにはぜひとも、個包装ゴミ問題について取り組んで欲しいと思う。

IMG_0942さて、ゴミ拾いの後には、いつも気になっていた場所へ行ってみた。ここは、渇水期でも常に水が残る場所で、ミシシッピーアカミミガメをよく見かける場所だ。深場には多くの小魚が群れていたのが上から確認できた。

ということで、小魚が集まる深場へあめんぼカメラの潜入調査開始!

小魚達はここで冬を越すだろうか。今後の小魚達の動向も観察したいと思う。

 

田無用水の水で田無に再び田んぼを!

先日は、娘の七五三があり田無神社へ行ってきた。

IMG_06299月の時点ではまだ工事中であった池は、

IMG_0909ほぼ完成しつつあり、龍神池と名付けられていた。

水神宮として水神様をお祀りするとともに、田無用水の風景よみがえらせるために作られたということだ。

田無用水の再生を願う筆者としては、この池の誕生はとても喜ばしい出来事である。

ところで、この池で特筆すべきことは、池の土メダカだ。

導入された池の土は、近隣農家の田んぼの土が使われているそうだ。土の中残っているかもしれない絶滅してしまった水草の種子が発芽するのを期待しているという。三鷹の井の頭池のかいぼりでは、絶滅したイノガシラフラスコモの埋蔵種子が発芽したという例があるので、田無用水が流れていた当時を偲ぶ水草が発芽する可能性は十分あるかもしれない。今後の動向が楽しみである。

また、メダカは、杉並区の須田孫七さん宅で長いこと飼育されてきたミナミメダカが導入されているということだ。2007年に実施されたDNA調査では、東日本に生息した純血種のDNAを持つ貴重なメダカと判定され話題を読んだメダカだ。すぎなみ学倶楽部というサイトでも詳しく紹介されている。

そんな貴重なメダカが龍神池にやってきたのだから、田無の小川である田無用水のことが今後益々注目されていくのではと思う。

ちなみにだが、池からメダカを持ち出さないことはもちろん、他から持ってきたメダカや他の生き物を池へ放さないことにも、十分注意されたい。ぜひ温かく見守ろう!

一方、七五三の祈祷の際に、子どもに稲穂を渡されたのだが、イミテーションの稲穂であったのが気になった。

ここは是非とも、田無で田んぼをつくり、そこで採れた稲穂を使って欲しいと思った。

田無には田んぼが無いとよく言われるが、明治から昭和の初めにかけて、田無用水の水を利用して、石神井川沿いに田んぼが作られていたのだ。もしかしたら、田無の田んぼで獲れた稲穂が、田無神社に初穂としてお供えされていたかもしれないだろう。

そう考えると、今は田無から消えてしまった稲作文化復活させ、田無神社の祈祷の際に、その稲穂を使うことはとても意味があるのではないだろうか。

稲作をやっていた当時のように、田無用水再生し、その水を利用して田んぼを作る。

夢みたいな話に聞こえるが、当時の人達に出来たことが、今の私達にできないはずがない。

子どもの健やかな成長を祈るとともに、そんな夢の実現も祈らせてもらった七五三であった。