カーゴ小川 のすべての投稿

1974年生まれ。近所の東久留米市を流れる落合川が大好き。この落合川のように、生き物を捕ったり、水に入ったりしてあそべる小川をもっと増やせたら良 いなと思い活動を開始。自分なりの「あそべる小川」を増やす活動の一環として、本サイトを立ち上げる。東京近郊の小川100箇所めぐりが目標。 「あそべる小川」について日々発信しています。小川に関心のある方からの書き込み大歓迎です。

小川へのポイ捨てを減らすアプローチ~苗を植える~

6月の石神井川ゴミ拾いに参加してきた。引き続き水の流れがない状態が続いている。5月の大雨で水の流れが復活すると期待したが、あの雨水は1週間も持たずにカラカラになってました。

ここは、先月もゴミ拾いを行なった場所であるが、やはり一月経つとゴミが出てくる。雨で流されてきたと思われるビニール袋が多く目立った。コンビニ弁当のゴミ袋が丸ごと捨てられているのも、後を絶たない。結果、この場所で二袋分のゴミが集まった。

そう言えば、こんな住人もいたので、念のため紹介しておく。アオダイショウだと思う。私とにらめっこした後、スルスルと向こうの方へ行ってしまい、うまいことカメラには収められなかった。これではロープにしか見えない。

さて、先日の記事でも書いたが、この場所で稲を育てることで、ゴミのポイ捨てを抑制できるかの実験を考えている。そのために、自宅の庭先で、稲の苗を育ててきた。

3年前ホームセンターで購入した苗であるが、種を繋いできた結果、今年で第四世代の種籾からの苗になる。

今回この苗を、この中州へ植えてみる。ただ、いろいろ不安な要素がある。水がないので枯れないか?大雨で増水した場合に苗がなぎ倒されないか?この日の中州の植物を観察すると、先日の雨による増水で、細長い系の雑草は、なぎ倒されていたので、かなりやばいかもしれない。

まぁ、もともと思いつきで進めていることなので、失敗は覚悟しているので、やるだけやってみようと思っている。

植えた場所の一つがここだ。全部で3か所やった。表面は枯草が積み重なっていて、一見とても乾燥しているようにみえるが、その下を掘ると、意外にも湿り気が多い。考えてみれば、他の雑草が生えていられるのも枯草の下に湿り気があるからだ。

で、自然農のやり方に準じて、一本植えをやってみた。間隔は少し狭かったかもしれないが、約20cmとした。このまま成長してくれればの話であるが、この1本から10本、20本と分蘖(ぶんけつ)していくはずである。

今後は、苗が雑草に負けないように多少人の手助けが必要になる。川掃除は来月なので、それまでに、できれば除草しに行きたいところだ。

直ぐに枯れておりませんように!

微生物燃料電池のDIYやってみた〜その4〜

前回では、炙ったステンレス網とグラファイトフェルトを使った電極の組み合わせによって、それぞれどれ程の電圧が出るのかを試した。4つの微生物燃料電池を作り、1つは900mV、2つは700mV以上の電圧が発生し、まずまずの結果を得ることができた。

今回は、いよいよ、これらを直列につないで、LEDを点灯しようと思う。

一般的な赤色のLEDでは、順電圧が2V程度で、LEDが点灯できるので、既に十分な電圧ではないかと予想している。

LEDの点灯

これまで作った微生物燃料電池4つを直列に繋ぎ、その電圧を測ったところ約2.7Vが確認できた。その後、10kΩの抵抗、LEDを直列に繋ぎ回路を組んだところ、めでたくLEDを点灯することができた。

構想から約二ヶ月もかかっただけに、このLEDの光は、どんなクリスマスのライトアップよりも感慨深い。

さて、この時の電池電圧は、2155mV。負荷を繋ぐ事で、解放電圧から500mV以上下がった。この状態で一晩(8時間)経った後は、2092mV。少しづつ電圧が落ちているがまだまだ点灯している。

10kΩ抵抗の両端の電圧は、404mVが測定できたので、この回路に流れる電流は、計算上約40μAになる。

2日ほど連続運転させたが、電圧約2Vを保ちLEDは点灯を続けている。しばらくの間は、このまま点灯を続けそうだ。

壁掛け時計を動かす

さて次は、壁掛け時計を動かしてみたいと思う。

と、その前に、それぞれの微生物燃料電池の解放電圧(mV)を計っておこう。

電池1(実験1) 電池2(実験2) 電池3(実験3) 電池4(実験4)
509 740 421 793

電池1はこれまで900mVの電圧があったが、LEDの点灯で状態が変わってしまったようで、電圧が509mVにまで下がってしまった。しかしそれでも直列につないだ合計は約2.4Vある。通常は1.5Vで動作する時計に2.4Vを入れて大丈夫?と思うが、負荷を繋ぐと電圧が下がるので、この電圧でまずやってみた。

洗面所に、単三電池一本で動作する壁掛け時計があったので、これを拝借した。(無印良品のもの)。その結果、見事、時計が動くのが確認できた。

負荷接続時の電池電圧は1406mVであった。約2時間後、1362mVにまで下がったので、時計が止まるのも時間の問題か?と思ったが、約12時間後の電圧は1448mVで、時計も順調に動いていた。

その後も連続運転を続けたかったが、「洗面所の時計が消えた」という我が家の事件を解決すべく、この実験はここで終了とした。

さて、ここまでで来たので、次の目標を考えたいと思う。同じものを量産して、スマホが充電できるようにするとか、よりコンパクトになる構造を試すとか、いくつか考えられる。

何か報告できるようになったらまたお伝えしたいと思う。

微生物燃料電池のDIYやってみた〜その3〜

前回は、ステンレス網を炙って表面を酸化鉄に変化させた電極を作って実験を行なった。今回は、教育用に市販されている微生物燃料電池キット(MudWatt)でも、電極として使われているグラファイトフェルトを試してみたいと思う。グラファイトとは鉛筆の芯に使われている黒鉛のことで、炭素原子「C」の結晶の一つ。つまり、グラファイトフェルトは、黒鉛化した炭素繊維で作ったフェルトのことだ。

グラファイトフェルト選びで注意したポイントは電気抵抗率。フェルトの抵抗が高いとその分、電圧降下が発生するので、取り出せる電力のロストなるからだ。

ネットで購入できそうなところは、それほど多くはなかったが、購入したのがこちら。PANCF3100100 (Hi-Tech Carbon Co.,Limited)

スペック上は、電気抵抗率は 0.18-0.22 ohm・cmであり、十分小さいと思われる。

炭素含有量については、Carbon content: 97%と記載されていた。似たような他の商品では、炭素含有量が99%とより高いものもあるのだが、その違いによる影響が見えなかったので、まずはこれでやってみようと思う。

ちなみに、商品は、AliExpressで購入し、送料無料でリーズナブルなのは良かったが、中国からの輸入になるので、商品の注文から到着まで三週間以上かかりずいぶん待たされた印象だった。ここで買うときは時間と心のゆとりが必要かもしれない。

では、レッツDIY!

っと、その前に。実は前回までに電極に使っていた細い電線であるが、やはり細すぎて、ちょっと引っ張っただけで切れてしまった。電圧測定の際に、測定値が不安定であったため接触不良を疑い、電線を触っていたら、あっけなく切れてしまったのだ。なので、より太くしっかりとした電線を使用することとした。

また今回、新たにグラファイトフェルトを入手したので、炙ったステンレス網の電極とも比べてみたいと思う。

実験について

アノード(負極)とカソード(正極)に使う電極の組み合わせによって次の3つを比較する。ただ、比較と言っても、あまり計画的に事を進めてこなかったので、実験で使う土を同じ条件にそろえて比較することができなかった。実験をするたびに、土が足りずに、別の土を使ってしまった。なので、今回は、電極によってざっくりどんな実力があるのかを確認したいと思う。

実験No. アノード カソード
1 炙ったステンレス網 グラファイトフェルト プラ船の田んぼの土
2 グラファイトフェルト グラファイトフェルト 川底のヘドロ
3 炙ったステンレス網 炙ったステンレス網 田んぼの土

アノードにグラファイトフェルト、カソードに炙ったステンレス網という組み合わせもあるが、炙ったステンレス網は電流発生菌を集めやすいというアノード電極向けの意味合いが強いので実験では割愛した。その代り、一番期待をしているNo.1の電極での結果に再現性があるのか見たかったので、No.4の実験として、No.1と同じ電極の組み合わせをもう一つ作ってみることにした。

実験No. アノード カソード
4 炙ったステンレス網 グラファイトフェルト 川底のヘドロ

 

ちなみに川底のヘドロは、さいたま市の深作川という小川から採取したものだ。上の写真の場所では、農業排水が注ぎ込んでおり、ヘドロが程よく堆積していた。臭いは、はっきり言って臭い。

ゆくゆくは、こうした場所で微生物燃料電池を利用して、ヘドロの分解を促進し、水質浄化に繋げていきたいと思う。

電極作り3〜炙ったステンレス網(改1)〜

材料
  • ステンレスの網(アク取り)
  • 電線(φ3 x250mm)
  • 針金
手順

1. 前回の電極作り2で行った手順と同じだが、電線だけより太い電線に変更する。

2. 針金によって電線をステンレス網に固定する。

以上

電極作り4〜グラファイトフェルト〜

材料
  • グラファイトフェルト(3x100x100mm)
  • 電線(φ3 x250mm)
手順

1. 導線の被覆を約9cm剥き、中の銅線を半分に分ける。(一辺が10cmのフェルトに刺すので、それより短かめとした)

2. それぞれの銅線を縒って、銅線にはんだを馴染ませる。

3. はんだを付けた部分をフェルトに差し込む。(線がフェルトから出ないように慎重に差し込む。)

以上

電極作り5〜炙りステンレス網(改2)〜

新たにステンレス網(アク取り)を購入するために、別の100円ショップに行ったら、取っ手の棒がメッシュを囲うように繋がっているものを発見した。これであれば、取っ手が電線の替わりなりそうである。電線をメッシュ部分に取り付ける手間や、接続箇所の接触不良の心配が減るので、これも使ってみることにした。

材料
  • ステンレスの網(アク取り)
手順

1. 容器の中にステンレス網が収まった状態の時に、取っ手の棒が端子として容器の外へ取り出せるように、取っ手の棒をカットして、先端部分は曲げる。

2.メッシュ部分とその枠をガスコンロの火で炙る。全体的に飴色になれば良い。

棒の部分が剥き出しだと、ショートしたりして良くないので、容器の外に出る部分は、端子となる先端を除いてビニールテープ等を巻いた方が良いだろう。

念のため、電極作り3で作った電極と今回作った電極についての電線を含めた内部抵抗を測ってみた。どちらも1Ωより十分小さい値を示していたので、電気的特性にほとんど差はないとみている。

以上

実験結果

次の表は、各実験で測定した解放電圧(mV)が日数の経過でどう変化したかを示す。(日数0は作った直後を示す。)

日数 実験1 実験2 実験3 実験4
0 279 46 309 444
1 441 504 369 376
2 795 718 335 425
3 878 740 200 680
4 894 773 416 727
5 905 796 188 762

実験1での結果は、5日目で905mVに達し、かなりいい感じになってきた。電極作りの参考にした動画の結果では、830mVであったので、電圧ではそれを上回る結果がでた。

実験2、実験4では、実験1の結果には及んでいないが、700mVを越え、こちらもいい感じだ。ただ、実験4に関して、実験1の結果の再現ができていないので、もうしばらく電圧測定を続け、様子をみようと思う。

そして、実験3であるが、明らかに何かがおかしい。3日目まで、値がどんどん下がってしまったのだ。カソード電極は、お玉の形状をしているので、土と接触している部分が少ないから?と原因を推測し、電極が平らになるように、網目に十字の切れ込みを入れてみた。

9時間後、電圧を計測したが、結果は思わしくなかった。うーんと、原因について悩んでいたのだが、ふと気づくとアノード電極とカソード電極が接触していたのに気づいてしまった。電極作り5で作った電極を使っていたが、取っ手の棒が被覆されていないので、カソード電極をいじっているうちに、接触してしまったようだ。

痛恨のミスをしてしまったが、これも良い勉強である。

電極の接触が無いことを確認し、しばらく様子をみていると、電圧はいい感じで回復した。416mVを観察した。この値を4日目の値とした。

しかし5日目、またもや188mVに下がってしまった。電極の接触はない。電極の不具合だと思うが、原因究明するのも難しそうなので、ここまでを一区切りとした。次回、カソード電極を新しいものに交換して様子をみたいと思う。

続く。

微生物燃料電池のDIYやってみた〜その2〜

前回は、電極としてステンレス網に活性炭を接着し、押しつぶすことでナノポーラス構造のカーボン電極を作ることを期待していたが、プレスする道具がなかったので、上手くいかなかった。今回は、特殊な道具なしで簡単に作れる方法を調査し、試すこととする。

電極作り2〜炙ったステンレス網〜

WEBで情報を集めていると、農研機構が実施した炙ったステンレス網をアノード電極に使う方法が良さそうという事がわかった。

これは、ステンレスを炎で炙ると、表面が酸化鉄に変化し、発電細菌であるGeobactoer属細菌が酸化鉄に集まりやすくなるからだそうだ。これにより、出力密度が高くなるという事だ。

では、レッツDIY!

材料
  • ステンレス網(アク取り)
  • 電線
手順

1. ステンレス網の取っ手を外す。

2. ステンレス網をキッチンのガスコンロで焼く。

ペンチでステンレス網を持ちながら、ガスコンロの火で炙ると、色が変わっていくのは確認できたが、この焼き加減で良いのか、いまいち正解がわからない状態であった。(焼きが甘いような気が…)

3. ステンレス網の枠の接合部を開き、電線を入れ閉じる。

4. 接合部を圧着工具で圧着する。(ちょっと強引な方法のため、見た目が悪い)

この方法であれば、活性炭を網につける方法よりは、格段に手間が減った。とりあえずこの電極をアノードとして使い、再度実験してみる。組み立てについては、前回と同じ方法で行なった。

実験2結果

アノード電極: ステンレス網を炙ったもの

カソード電極: ステンレス網に活性炭をつけたもの

を電極にして、電圧を測定した。

作りたての電圧測定をすっぽかしてしまったのだが、作ってから15時間後の結果としては404mVの電圧が確認できた。

この状態でしばらく様子を見ることにした。

4/7 5:30; 404mV

4/8 6:30; 400mV

4/18 21:30; 571mV

4/19 20:30; 666mV

4/22 20:30 700mV

少しづつ電圧が上がっていき、2019/5/14現在 700mV前後で安定している。

電流については、デジタルマルチメーターを購入した後に計測してみようと思う。

試しに、100Ωの抵抗を繋いでみたが、抵抗両端の電圧は、下がりに下がって4mV程になってしまった。ん?そうするとオームの法則で計算すると、電流は0.04mAってことか?何だか色々と見直さないといけない事がありそうだ。

100円ショップで材料を揃えるこだわりは一旦横に置き、MudWattの電極にも使われているグラファイトフェルトを購入して試してみたいと思う。

続く。

微生物燃料電池のDIYやってみた〜その1〜

背景

先日、微生物燃料電池というものを、たまたま知った。WEBでいろいろ調べていると、海外でも日本でも研究がすすめられていて、実用化に向けた動きもある。

東京大学の橋本和仁教授の記事を勉強させてもらったが、微生物燃料電池とは、有機物を分解してエネルギーを獲得する際に電流を発生させる「電流発生菌」を利用した燃料電池のことだ。電流発生菌に有機物をエサとして与えると発電するのだ。

人は、有機物の持っている電子エネルギーを代謝過程の中で取り込んだ後、エネルギーを失った電子を、呼吸によって取り込んだ酸素に渡し、体外に捨てている。一方、電流発生菌は、電子を電極へ渡して、捨てることができるので、電極から電流がとりだせるという。

電流発生菌は、汚水の浄化にも利用できるということで、小川の水の浄化をしながら発電もできたら、すごいことなので、ぜひ、自分でもやってみたくなった。

参考にしたサイト

海外では既に微生物燃料電池の商品化がされている。

MudWatt:アメリカのMagical Microbesが販売。教育用の微生物燃料電池キット

BioPass:スペインのBiooが販売。植物ポットの中で発電し、LEDライトが点灯する。スマホとWifi接続できる

Sprout ‘n Spark:オランダのPlant-eが販売。植物ポットの中で発電し、デジタル時計が動く。

今回、DIYのために参考にさせて頂いたのが海外のこのサイトだ。

作って二ヶ月後、容器1つで835mV、13mAが計測されていた。なんか凄そうだ。そして、100円ショップで材料が揃えられそうというのもとても良かった。

電極作り1〜ステンレス網+活性炭〜

上記動画では、ステンレス網に活性炭を接着し、押しつぶすことをしていた。これにより、ナノポーラス構造のカーボンを形成するらしい。ナノポーラス構造とは、スポンジのような多孔質の構造で、孔のサイズがナノメートル級のものだ。微生物から電子をうけとるための表面積を稼ぐのに都合が良いと言う事だろう。詳細はわからないが、MudWattで使用されているグラファイトフェルトより良い結果を出しているそうだ。

では、レッツDIY!

材料

電線と平型端子以外は、100円ショップで材料を揃えた。

  • ステンレスの網(アク取り)
  • 活性炭素(脱臭剤)
  • エポキシ接着剤
  • 電線
  • 平型端子
手順

1. アク取りのステンレス網を取り外す。

2. ステンレス網の両面にエポキシ接着剤をつける。手袋をつけて指で丁寧に塗る。

3. 活性炭をステンレス網に振りかける。

4. 裏面も同じように活性炭を振りかける。

5. 4で作った電極を金属版などを使って上下で挟み、圧力をかけて押しつぶす。参考にした動画では、油圧式の装置で圧力をかけていたが、そんな高価な装置はないので、木の板と、C型クランプを2個使って試してみたが、これでは、圧力が弱く、ナノポーラス構造にはきっとなっていない。(おそらく失敗)

5. 電線をステンレス網と接続する。今回はちょうど家にあった平型端子を使って、網と電線をまとめて圧着して接続した。

期待通りではないが、一先ず完成。

組み立て

電極ができてしまえば、組み立ては簡単だ。

材料
  • 容器 x1
  • 作った電極 x2
手順

1. 容器の側面上部に導線を通すための穴を二つ空ける。

2. 田んぼの土を用意する。今回は庭に作ったプラ舟の田んぼがあるので、その土を使った。

3. 土を容器に入れる。量は1~2cm程。

4. アノードとなる電極(マイナス極)を配置する。容器の横の穴から導線を通す。

5. アノード電極の上にさらに4~5cm程、土をのせる。

6. カソード電極(プラス極)を土の上にのせる。容器の横の穴から導線を通す。

これで組み立て完成だ。

実験結果1

では、テスターで電圧を測定してみる。

243mVの電圧(起電力)が発生しているのが確認できた。

んっ?参考にした動画では、800mV以上発生していたのにだいぶ電圧が低い。動画では二ヶ月後の値だからある程度待たないといけないのかもしれない。

今回、前述したように、活性炭を金属板で挟み、油圧でプレスする装置がないため、プレスがいい加減な状態になっている。恐らく、期待していたナノポーラス構造にはなっていないと思う。なので、この方法での電極作りは一旦諦め、特殊な道具なしで簡単に作れる方法を調査し、試すこととする。

続く。

和泉川でガサガサ

2019年のGWは10連休、横浜市にある妻の実家に帰省してきた。その際、歩いて15分程の場所にある和泉川に行ってきたのでリポートしたいと思う。

和泉川でガサガサ

さて、ここは地蔵原の水辺と呼ばれる付近だ。水辺に近づける階段があってよく整備されている。コンクリートの護岸ではあるが、土砂が溜まって植物が生えているところもあり、とても何かがいそうな雰囲気だ。

ガサガサで生き物を探すには、水際の植物に隠れているのを探すことがポイントだ。

では早速、ガサってみよう。

まず始めはココ。

流れの下流側に手網を構え、上流側から足で軽く水際を踏みながら手網へ追い込んでいく。この際、手網と川底と岸に隙間ができないように手網を置くことが重要だ。隙間があると魚が逃げてしまう可能性があるからだ。なので虫取り網のように丸い形状のものより、手網の上部が平な形状がガサガサには適している。

そして、捕獲できたのがタモロコだ。お腹が大きいのでメスが卵を抱えているようす。ちなみに紫色の花びらはオオカワジシャ。

そして、モノアラガイ⁈右巻きなのでサカマキガイではないが、もしかしたら、近似種のヒメモノアラガイの方かもしれない。

次の場所はこちら。

ここでは、ドジョウが出てきてくれた。

その後、カワリヌマエビ属も出てきました。

本日の結果

撮影時間も含め約30分で捕獲した生き物は

タモロコx3

ドジョウx1

モノアラガイx2

カワリヌマエビ属x3

そこそこ生き物が捕まえられたので、十分楽しむことができた。

時期によっては、ほかの種類も見つかると思うので、季節を変えてまた挑戦したいと思う。

小川へのポイ捨てを減らすアプローチ~密かな実験計画~

先日、月一の石神井川のゴミ拾いに参加してきた。

先月に引き続き、ゴミが多い場所へ出向き、ゴミ袋4袋の量を拾った。長年掃除がされていない場所のためか、割れたビン、茶碗、アンプ、電動工具、バッテリーなど重量物も多かった。

3月の時はかろうじて水が溜まっていた場所であったが、そこにはタバコの吸い殻ペットボトルなど、浮きやすいゴミが目立っていた。一方、4月は完全に水が枯れていたが、浮きやすいそれらゴミは綺麗さっぱり無くなっていた。おそらく雨で増水した時に下流へ流れていったのかもしれない。

この日で、一通りゴミを拾えたので、今後この川にまたゴミが増えていくのかどうか、小さな社会実験的な事をしたいと考えている。

以前のコラムで紹介した仕掛学の考えを利用して、川に神聖なイメージがあるものを置いた場合、ゴミのポイ捨て抑止に効果があるかを試してみたいと思っている。そこで考えたのがだ。秋の稲穂は黄金色に輝き、神々しささえ感じられるように、稲には神聖なイメージがあるはずだ。なので、中州のごく一部に稲を植えることが、ゴミのポイ捨て抑止に効果を発揮するのではないかと考えている。

そもそも稲の原種を考えると、河川の氾濫原(河川が氾濫したときに冠水する範囲にある低地)に生息していたといわれているので、河川の中は生息場所としては、適当なのだと思う。ただ、一般的な慣行農法による代掻きをした田んぼが、川の中洲に突然現れたら、警戒心を抱かれるので、あくまでもさりげなくやりたいところだ。そうなると、自然農による稲の栽培方法を取り入れるのが適していると思う。自然農では、事前に育てておいた苗を、草の生い茂った田んぼの中に、一本づつ植えるのだ。なぜ草の生い茂った田んぼかというと、耕さない農法だからだ。ただ、苗が他の草に負けないように、背の大きい雑草は刈り込んでやる手助けは必要だ。この方法であれば、「自生していたのでは?」と思い違うくらいに、自然に育っている雰囲気を出せるのではないかと思っている。

苗を植える時期は6月頃になるが、この頃には、きっと小川の水の流れも復活するだろうし、根がある程度張ってくれれば、雨で増水したときに、あっさり流されることもないと期待している。

4月の自然農の会では、種降ろしといって、苗床をつくり、種籾を撒いて、苗を作る作業を教わった。自分でも苗を作るので、作った苗をこの実験に使ってみようと思っている。

水路沿い道路の凹みの訳は?

お世話になっている自然農の会がある地域で、用水路の堀さらいがあったので、ボランティアとして参加してきた。

4月の中旬頃、見沼用水から田んぼへ水が引かれようになるので、U字溝に溜まった泥をかき出して、水の流れをよくするのが目的だ。

上の写真が、水路のU字溝で、幅はスコップ一個分だ。水路の長さは、だいたい300m程あって、その日は、7本の水路の泥をかき出す予定であったが、参加者が多かったため、2時間もかからず終了することができた。作業の合間、地元の方とも交流させて頂き、とても有意義な時間であった。その中で興味深いお話を聞けたので共有したいと思う。

先ず上の写真をご覧頂きたい。道路の左には水路、右側には田んぼがあるのだが、道路が少し凹んでいるのがお判りだろうか。

道路は元々平らな道だったというが、地盤が所々で凹んでしまったという。右側の田んぼに張った水が地下を通り、水路の壁面から少しづつ水が漏れていき、この時に、地下の泥も一緒に少しづつ流されていった結果、道路下に空洞ができ、路面が、凹んでしまったそうだ。この水路は、雨水排水と田んぼの排水を目的に周辺地域の住宅開発とともに作られたのだが、水路を深く掘ったことと、水漏れ対策が不十分であったことが原因で、このような事態が起きてしまったのだ。水路沿いの、とある田んぼでは、水漏れが悪化して、1m程の穴が田んぼに空いてしまったり、水漏れが止まらないため作付けをやめてしまっと所もあったという。なんともやるせない気持ちになる。

水路の深さは2m程であるが、水はちょろっと流れているだけだ。なので、平常時は、田んぼの水面との差が2m程あると思われる。もし水路の壁面に亀裂が生じていれば、田んぼと水路の距離も近いので、田んぼの水は、地下を通ってジワジワと水路へ流れていくのはなんとなく想像ができる。

似たような状況として、オランダの小川(溝)のことを思い出す。オランダでは、湿った土地を乾かすために、 周りに溝を掘る事がよく行われている。湿った土の水分は、溝へ移動していくので土地がだんだん乾いていくのだ。雨水排水や田んぼの排水が目的であるが、結果的に、湿った土地を乾かすことと同じことをしているように思えてしまう。

水路への水漏れ対策について役所に相談を持ちかけた事もあるそうだが、予算の都合で思い通りににはいかなかったそうだ。

自分が解決できる問題ではないのだが、仮に水路と田んぼの水面の差が小さくできるのであれば、水の移動は少なくなるかもしれない。下流を堰き止めれば、水路の水位を高められるはずだが、雨水排水機能も同時に維持しないといけないので、話は単純ではないだろう。もしかしたら、両立できる良い塩梅の水位があるのかもしれないが、現状では何とも言えないところだ。

今回、普段はなかなか耳にすることのできないお話を聴かせて頂いた。堀さらいをすると、いよいよ本格的な稲作の始まりを感じるそうだ。今年もおいしいお米ができることを陰ながら記念したいと思う。

無機質な護岸の中に小川の一面を感じる善福寺川

以前から気になっていた善福寺川を訪れてきた。

善福寺川は東京都杉並区を流れる河川で、善福寺池を起点に東へ流れ神田川へ合流する。流域案内板によると、水源である善福寺池は、かつては豊富に湧水が湧いていたが、昭和30年代に湧水が激減し、水源としての機能を十分に果たせない時期があったという。現在は地下水のポンプアップと千川上水からの導水で平常時の水量が確保されているそうだ。

起点となる善福寺池から川沿いを歩いてみたので、勝手に感じたものを紹介したいと思う。

まず、善福寺池からすぐ下流あたり。無機質なコンクリートの護岸が続いていた。緑が少なく、だいぶ虚しい景色だ。川底をよくみて見ると、川底もコンクリートのようす。だが、何やら一定間隔で川底に丸い穴が空いている。これは一体何なんだろうか?

疑問を抱きながらしばらく歩いていると、植物が生えいる箇所が点在するようになる。観察していると植物は円形の穴から生えている。どうやらこの穴に土砂が堆積することで植物が生えやすいようになっているようだ。近々詳細を調べようと思う。

さらに下流へ進むと、コンクリートの川床は消え、ミクリと思われる水草が目立つようになる。

水鳥が何かの餌を狙っている光景にも出会う。

スッポンにも。川の主なんだろうか⁉︎

上から見るとい水質はかなりクリアな感じだ。東久留米市の清流、落合川に匹敵する程だと思う。水草や水鳥が多く生息している点も類似している点だ。落合川と大きく異なる点は、やはり自然な護岸がほとんど無いことだろう。

ちなみに、生き物よりもよく見かけるのは壁面の穴だ。豪雨の時は、この穴から大量の雨水が川へ流れ出ることと思われる。勢いよく水が流れ落ちると川底が削られていってしまうため、それを防ぐために穴の下にはコンクリートが敷かれている。

都市の河川というと、あまり良いイメージを抱かないが、近づいて見てみると意外にも自然な小川の一面が見えてくる。

そんな都市河川にギリギリまで近づいてみた。この映像から、自然な小川の一面を感じてもらえたら嬉しいと思う。

時期によって〇〇が全然違う綾瀬川

先日、自然農の会に参加してきた。

3月の集合日では、田んぼの水路の修復について学んだ。

自然農の田んぼでは、田んぼ全体に水が行きわたりやすいように、一定間隔でスコップ幅程(約30cm)の溝を掘るということだ。ここでは間隔5m程で溝が切られていた。溝は、時間が経つにつれて崩れて埋まってくるので、定期的に修復が必要になってくるのだ。

私が理解した手順を以下に示す。

  1. 田んぼと溝の元々の境界に合わせて2点を決め、紐を貼る。
  2. 溝に草が茂っている場合は、ノコガマで草を刈っておく。
  3. 紐に沿って、スコップで切り込みを入れ、それと平行にもう片側にも切り込みを入れ、スコップで溝の泥を掬う。
  4. 掬った泥は、崩れて低くなった所へ積み、鍬の背で平らにして、溝の形を整える。

この手順でなくても溝は掘れるだろうが、溝を綺麗に掘るための手順としては、効率的だと思う。紐を貼る点は、まるで土木工事さながらだ。草を事前に刈っておくのは、生の草が土に混ざると、作物の生育にあまり良くないからだ。完熟してない堆肥を畑にいれると良くないのと同じだ。

重労働ではあるが、泥にまみれる作業はなぜか楽しい。

その後、汚れた長靴を洗うために通常なら水道へ向かうところだが、田んぼのすぐ裏側を流れている綾瀬川へ向かった。長靴の泥を洗い流すだけなら小川の水で十分だ。東京の河川とは違い、埼玉県の河川は、川沿いに柵が無く、しかも斜面が緩いので、川に近づきやすいのがとても良い点だ。

さて、綾瀬川を見渡すと、この時期の水量は非常に少ない。昨年の夏はタプタプしていた事を思い出す。場所は異なるが、2019年2月の写真と2018年8月の写真で水量を比べると全く違う。

2019年2月の綾瀬川

2018年8月の綾瀬川

なぜこんなに違うのか?台風で増水したから⁉︎私も不思議に思っていた。

調べてみるとさいたま市宮ヶ谷塔に堰(大橋井堰)があり、今でも農業用水がそこから取水されているというのだ。

なるほど〜、だから、田んぼで水を使う時期は取水堰で水が堰き止められるので、8月の水量はタプっタプだったのだ。地元の人にとっては当たり前な事かもしれないが、外の人からすると、ちょっと面白い関係性に思える。

長靴の泥を落とすのに川に入った訳だが、これがきっかけでちょっとした疑問が解決したので紹介した。