カーゴ小川 のすべての投稿

1974年生まれ。近所の東久留米市を流れる落合川が大好き。この落合川のように、生き物を捕ったり、水に入ったりしてあそべる小川をもっと増やせたら良 いなと思い活動を開始。自分なりの「あそべる小川」を増やす活動の一環として、本サイトを立ち上げる。東京近郊の小川100箇所めぐりが目標。 「あそべる小川」について日々発信しています。小川に関心のある方からの書き込み大歓迎です。

白っぽく光る川底の石ころの正体は?

先日、石神井川沿い(西東京市東伏見の付近)を歩いていたら、川底の石ころが白っぽくなっていることに気が付いた。

いつもであれば、川底の石ころは、主に珪藻の付着で茶色く見えるのだが、様子がいつもと違うので、小川の近くまで下りて確認してみることにした。

白っぽく見える石ころに近寄ってみると、その正体は、気泡であった。気泡が光って白っぽく見えていたようだ。

気泡のついた石ころを一つ取り上げて見ると、小い気泡がびっしりとついている。観察してる間に、みるみる気泡ははじけて消えていく。バブルがはじけるということはこういうことだ。

この気泡は、石ころの表面に付着している珪藻類が、光合成で出している酸素であろう。水中の生物にとって必要な酸素は、ここからも提供されているのだ。

気泡といえば、水草が気泡を発生させて、幻想的な光景をつくりだすイメージがある。なので、石ころに付着した珪藻も、気泡を出せば、良い観賞対象になるのではないか。

ということで、試しに一つ持ち帰り、ガラス瓶に砂と水と珪藻の付いた石ころ入れてみた。果たして気泡は発生するのだろうか?

家の中の明るい場所に数日置いてみたが、気泡が出る気配は全く感じられなかった。屋内では光が弱いようだ。

採取した場所は、日当たりが良い場所なので、やはり同じような環境に置く必要があると思われる。そこで、今度は、よく日が当たる庭のとある場所に置いてみることにした。

簡易的に照度が測れるスマホアプリ「QUAPIX Lite」を使って、照度を測ってみたが、屋内では2000lx未満だったのが、日の当たる屋外では、9999lxを示し、測定範囲を振り切る結果となった。これであれば思う存分に光合成をしてもらえそうだ。

数日間、日当たりが十分でないところに置いていたせいか、付着していた珪藻類は半分以上、消滅してしまったようであるが、数時間、日に当てた後、僅かに気泡が発生しているのが確認できた。

採取した時のようにはいかなかったが、もうしばらく日当たりの良い場所へ置いておき、石ころ観察を継続してみたいと思う。

石ころから発生する気泡をボーっと眺めて癒されてみたい。

 

 

緑色の池の水を綺麗にしたい~その1~

武蔵関公園にある冨士見池を久しぶりに訪れてきた。

2017年12月に訪れたときは、池の水が緑色ではなかったのだが、この日の池は、一面緑色であった。特に池の南側には、緑色の抹茶の粉のようなものが表層を覆い尽くしていた。

富栄養化した湖沼などに発生するアオコと呼ばれている微細藻類(主に浮遊性藍藻)だ。

池の水をペットボトルに入れて観察すると、その濃さがよくわかる。抹茶といえば聞こえは良いが、毒性のあるアオコもあるようなので注意が必要だ。汲み取るときにわかったが、粉のように見えるものは表層数cmに集中して浮いているようだ。

少し北に行くと、池へ向けて水が供給されている箇所があった。すぐ側にポンプ所があるので、そこからの水が流れ込んでいるのかもしれない。しかし、この水量では、池の緑色は全く薄まることがなく、焼け石に水という印象だ。

池の北側では、水門から池の水が少しずつ石神井川へ放流されていて、石神井川の透明な水と池の緑色の水が合わさるところで、境界線が生じている。色の違う二つの川が合流した時に、二色のコントラストが生じるのと同じ光景を見ているようだ。

さて、こんな緑色の池は、景観として面白くはないので、なんとか透き通るような池にできないものだろうか?

まず浮かぶアイディアは、藻類だけをろ過して除去できないかということだ。すぐに始められそうなろ過といえば、コーヒーの紙フィルターがある。

さっそく、実験してみることに。透明のプラスチック容器の上にコーヒーの紙フィルターを置き、池の水を注いでみた。

とてもゆっくりではあるが、ぽたぽたとろ過された水が溜まってきた。一見透明ではあるが、よ~く見ると、少し緑色だ。フィルターの目を通れる程、小さいサイズの藻類だと思われる。しかし、すぐにフィルターは目詰まりを起こし、なかなかろ過が進まなくなった。これでは、実用には向いていない。別なろ過方式を次回検討したいと思う。

ちなみに、ろ紙に残った濃厚な藻であるが、何かに利用できないだろうかと思い、試しに指に少量をつけて、紙に文字を書いてみた。

割とイケる!

もっと濃度を高めれば、緑色の墨汁として使えるかもしれない。

アオコで書道が流行れば、池からアオコが消えるかも。

追記

海外ではアオコの発生する場所でカヌーをしていた人が 皮膚炎になったり、 アオコの水を飲んだ人が下痢をしたりといった事例が知られているそうなので、接触には注意されたい。

参考: アオコをつくる藍藻 こどもガイド 国立科学博物館

まるで天然のプール!道志川

先日、ママ友つながりのグループで、神奈川県相模原市にある道志川沿いの新戸キャンプ場へ行ってきた。早いものでこのつながりでキャンプへ一緒に行くのも6年目になる。娘が年中組の時に初めて行った時のことが、ついこの間のように感じる。

このキャンプ場に隣接する区間には、流れの穏やかな淵が続く。淵は大人でも足がつかないくらい深いが、流される不安が無いことから比較的安心して遊べる川だと思う。

浮き輪でゆっくり流れたり、岸の岩場から飛び込んだり、シュノーケリングで魚を観察したり、大人の私も、子どもたちと一緒に楽しむことができた。とても良い場所であった。

さて、そんな道志川の映像をあめんぼボートで、撮影してきた。

撮影のあと、早朝にも関わらず、子ども達4人が興味を持って見に来てくれたので、急遽、操縦体験会となった。

以前も旧バージョンでのあめんぼボートを操縦した事がある子ども達だ。操縦性能は年々改良を重ねていることもあるが、子ども達が成長しているため、昔に比べて見事な腕前であった。

子ども達からの評判は上々で、喜んでもらえてこちらも大変喜ばしい限りだ。

そんな道志川の映像はこちら。

魚が映らなかったが、水の青さは絶品。

流域の機能って?

先日、又吉直樹のヘウレーカというテレビ番組で、「なぜ水がここに流れているの?」という内容が放送されていた。慶応義塾大学の岸由二先生が、案内役で、流域についての事がとてもよく分かる内容でとても勉強になった。

先生によると「地面の水は、流れる水流れない水」があるということで、その事がよく分かる場所として、神奈川県三浦市にある小網代(こあじろ)の森が紹介されていた。

小網代の森には、1300m程の浦の川(うらのかわ)という小川が流れており、この森が浦の川流域を形作っている。水の流れを遮る人工物がなく、大地に降った雨水の流れがそのまま観察できる希少な場所だという。ちなみに、流域とは、降った雨がその川に集まる区域のことだ。集水域とも言われる。

番組終盤には、流域の最大の機能について紹介されていた。

「流域は水を集める。流れる水になることも、流れない水になることもある。流れない水は池に溜まったり、溝に集まったり、土に浸みたりする。土に浸みた水が川を作る。流れない水とは、乾燥していても川に水が出てくるもとになる。これが流域の最大の機能の一つ。」

とても、分かりやすい内容であった。

「流れない水」という表現が始めはピンと来なかったが、湿地帯における保水効果のことを意味しているということで、後から合点がいった。

もし保水効果がなければ、川の水は雨が降った時しか流れないことになってしまうだろう。保水効果があるからこそ、雨が降らない時も、少しづつ保水した水を放出し、川の流れが作られるのだ。

我がまちの石神井川の上流部では、雨が降らないと、水の流れがなくなってしまう川だ。もともと水源に湧水が豊富な川ではないので、流域の保水機能が十分ではなかったとも言える。だが、近年の流域における開発により、田んぼ・畑、森や湿地が減り、保水機能はさらに減少しているといえる。降った雨水は一気に川へ集まり、増水にによるリスクが増加している。

保水機能を向上するために、私たちにできることは無いものなのだろうか?改めて考えさせられる。

番組の最後には、小網代の森で何を学べるかが紹介されていた。

「小網代の森は、源流の森から海まで、全部1つの自然の水の循環が体験できる場所。ここで水のことのことを体験すると、密集している街何をしてはいけないか流域の洪水を緩和するにはどうするべきか、そういう知恵をここから学ぶことができる。」

子どもの夏休みも残りわずかであるが、この夏、小網代の森へ行ってみて、水のことを学んでみてはいかがであろうか?

私も行ったことがないので、ぜひ一度訪れてみたい。

微生物燃料電池のDIYやってみた〜その5〜

微生物燃料電池について、新たな実験を始めたのでリポートしたいと思う。新たな実験の目標は、微生物燃料電池で超小型の冷却ファンを回すことだ。もしファンが回れば、きっとエコな涼しい風に当たれるはずである。

ということで、前回までに作った微生物燃料電池の部品を一度ばらし、新しい微生物燃料電池を4つ作ることとした。電極の組み合わせは、安定して起電力が発生していた、炙ったステンレス網とグラファイトフェルトの組み合わせを採用した。

電池No. アノード カソード
5 炙ったステンレス網 グラファイトフェルト
6 炙ったステンレス網 グラファイトフェルト
7 炙ったステンレス網 グラファイトフェルト
8 炙ったステンレス網 グラファイトフェルト

 

電極作り6〜グラファイトフェルト(改)〜

これまでの実験で使用してきたグラファイトフェルトの電極であるが、1月以上経過し、遂に不具合が生じてきた。

グラファイトフェルトに挿していた銅線部分が腐食によって断線してしまったのだ。

さらには、電線は細い複数の銅線でできているため、毛細管現象によって電線が水を吸ってしまい、電線を通して、容器の外に水滴がポタっと滴れる事態も発生してしまった。

このタイプの電線では、長時間の運用には向いていなかったようだ。

そこで、今回使用したのは、ステンレスの針金だ。これも100円ショップで売っていたものだ。ステンレスなので、錆びないし、細い銅線の集まりではなく、一本の線なので、毛細管現象も起きないはずだ。半田付けの手間も掛からないし、ただグラファイトフェルトに針金を差し込むだけというところも良い点だ。

材料

グラファイトフェルト(3x100x100mm)
ステンレス針金(φ0.9 x130mm)

手順
  1. ステンレス針金をグラファイトフェルトへ差し込む。

使う土

前回までの実験では、使う土が実験によって違ってしまったこともあったので、条件を一定にするため、これまで使った土を混ぜて、均一化した土を用意した。プラ舟田んぼの土、田んぼの土、川底のヘドロのスペシャルブレンド土を使用した。

組み立て後の様子

組み立てに関しては、以前の記事が参考になる。注意点としては、グラファイトフェルトがアノード電極の電線に接近していたので、絶縁のために、電線付近(上写真の左下)に食品ラップを少しだけ間に挟んだ。

実験結果

各微生物燃料電池の解放電圧(mV)の日数変化を以下に示す。

日数 電池5 電池6 電池7 電池8
0 239 212 150 445
1 511 724 532 659
2 727 831 783 773
3 738 837 795 787

3日経過後の状態で、電池4つを直列につなぎ10kΩ抵抗を接続した。そのときの、抵抗両端の電圧は1.48V、電流は0.15mAであった。

その後、抵抗を外し、各電池の開放電圧(mV)の日数変化を計測した。途中、旅行で留守にしたこともあり、計測ができなかった時もあるが、気づいたら20日以上計測を続けることになった。21日目の各電池の開放電圧は800mVを超える値となり、合計で3.43Vとなった。なかなか良い出来に仕上がったと思う。

日数 電池5 電池6 電池7 電池8
0 583 627 612 594
1 739 794 772 770
2 759 804 779 785
3 738 837 795 787
21 872 846 834 876

超小型冷却ファン

微生物燃料電池の出力電力はとても小さいので、できるだけ消費電力の小さい、超小型冷却ファンを探した結果、秋月電子通商のDC超小型冷却ファンを購入した。

秋月電子通商 DC超小型冷却ファン 0.8~2V 17mm角型

  • 消費電流:25mA(@2V)、13mA(@0.8V)

0.8Vから動作し、0.8V時の消費電流が13mAなので、微生物燃料電池を複数用意すれば、なんとか動作できるのではと思っている。

ちなみに、電池5~電池8を並列につなぎ、このファンを接続したが、もちろん回らない。ファンにかかる電圧と電流は、分極現象により電圧が下がり、約340mV、約2.7mAであった。

今回作った同じセットを、もっとたくさん作らないといけないかもしれない。

こりゃぁ、大変だ。

小川へのポイ捨てを減らすアプローチ~その後~

小川へのポイ捨てを減らすアプローチとして、中洲に稲を植える実験を行なっている。

先月、中洲に植えた稲の状況を確認してきた。

残念ながら植えた苗の半分は消えてしまったが、生き残っている苗もあった。ただ、成長が極めて悪く、1月前の大きさから変わっていない様子だ。辛うじて生命を維持している状況のようだ。

土の表面は枯れ草で覆われているものの、梅雨明けから晴れが続いているため表面は乾いていた。中州の土は、水面より50cmくらいは盛り上がっていて、畑で言うところの高畝の状態になっている。周りの川の水を吸い上げているとは思うのだが、やはり稲の生育には水が足りていないのかもしれない。

もっと水がある場所という意味では、川と中州の境界付近に植えるのが良かったのかもしれない。あるいは、水稲ではなく陸稲の種類を植えるのが正解だったのかもしれない。

上手くいかなかったことは、次への改善につなげていきたいと思う。

いづれにせよ、残った稲がなんとか持ちこたえてくれるのを願うばかりだ。また来月も状況をリポートしたいと思う。

「レジ袋要りません」の返しは〇〇が良い

8月の石神井川の川掃除に参加して来た。

先月よりも草の勢いがすごく水面が見えない程であった。写真では分かりづらいが、壁面沿いに水があり、梅雨に降った雨が小川のように少しづつ流れている。

さて、ゴミの方であるが、上流から流されてきたと思われるプラスチックの包装ごみが多く目立った。いわゆるお菓子の個包装や、たばこの透明な包装、半透明のポリ袋等だ。おそらく川に捨てたというよりは、街中で捨てられたゴミが風で飛ばされ川に集まってきたという経路が多いのではないかと思う。大物では、原付バイクのバッテリーや、工事で使った板のようなものもあった。

近年、海洋プラスチックゴミの問題が話題に挙がっているが、海洋にあるプラスチックごみの8割は陸域が由来だと推定されている。つまり人の生活の中で出たプラスチックゴミの多くが川を経由して海へ流れているのだ。この日見つけたプラスチックゴミも、拾わなければ、いづれ石神井川から隅田川を経由して東京湾へ流れ着いていくのだろう。

なので、川ごみ、海ごみを減らすには、ポイ捨てをしないことはもちろん、各個人のプラスチックゴミを減らす意識がとても重要だと思う。そこで個人的には、マイバックでの買い物を実践しており、レジ袋を貰わない生活を続けている。

最近感じるのは、買い物の時「袋いりません」と言った時の店員の反応が様々なことだ。

コンビニやスーパーでは「ご協力ありがとうございます」という言葉がほぼ返ってくるが、店によっては「(えっ)袋いらないですか?」と聞き返してくる場合がある。かっこ付きで「えっ」と書いたのは、店員さんの心理を私が察したものだが、私が何か変わった事をしているような気にさせる一言だ。プラスチックごみを減らすためにレジ袋をもらわないようにしている人がいるってことを知らないのではないかと感じてしまう。

あるいは、購入点数が複数なので、「袋があった方が良いんでは」と気を利かせて言ってくれたのだろうか。何れにせよ、店員さんにとって私の行動がイレギュラーであったため、確認をしたのだろう。レジ袋を貰わないようにしている人が来るって分かっていれば、きっと「レジ袋削減のご協力ありがとうございます」のリアクションになるのではないだろうか。うん、ぜひそう言って欲しい。

早く、「レジ袋削減のご協力ありがとうございます」というリアクションが主流な世の中になって欲しいと願う出来事であった。

皆さんも、プラスチックゴミを減らすために、できることから始めてはいかがだろうか?

ある時は雑草、またある時は観賞用

自然農による米づくりを勉強しているが、6月の田植え、7月は草取りをなんとか終えることができた。

特に草取りは、5x15mの区画に対して、実質まる3日を費やしたと思う。車で田んぼまで片道1.5時間という事もあり、行くまでも大変であったのだが、刈った草がすぐに再生してしまうことには、大変苦労した。

まず、キシュウスズメノヒエと言うイネ科雑草だ。これが超曲者。這って伸びるのだが、刈ったつもりでその場に放置しておくとまたすぐ根を張って伸びてくる。

次に、サンカクイ(だと思う)というカヤツリグサ科の雑草。こちらも地上部分を刈ったとしても、地下茎が残っているので、地下茎から新しい目がどんどん伸びてくる。1週間で10cm以上のスピードで成長しているように感じた。

一番初めの草取りでは、対処法が適切でなかったため、多くが再生してしまった。約1月後、前の状態に戻ってしまった。

このエンドレス草取りループを断ち切るべく、後半戦からは、キシュウスズメノヒエの長いツタは再生しないようになるべく細かく切り刻み、サンカクイはなるべく地下茎を引き抜くことを心掛けた。

キシュウスズメノヒエについては、ツタを切らずに抜いて、田んぼの外にどかせば、再生のリスクは消えるのだが、自然農の原則では、刈った草はその場に戻して循環させるので、わざわざ切り刻むことをするのだ。(ただ、これも大変で、やり切れずに、一部は田んぼの外にどけたものもあることは正直に言っておこう。)

地上部を刈ってその場に置くだけならなんてことない作業であるが、これら雑草との闘いに、かなり時間を割く結果となった。

さて、田んぼでは嫌われる雑草たちであるが、ビオトープの一要素と考えると価値のあるものに変わる。

先日訪れたビオトープ池では、小川が注ぐ池となっており、細長く伸びるサンカクイ(だと思う)がアクセントとなって小川と池の景観に一役買っていた。思えば、自宅のプラ船池でも景観を良くするために、サンカクイを導入したいと思ってきた。

同じく田んぼの雑草であるコナギも、以前、捨ててあったものをプラ舟池に移植したことを思い出した。

サンカクイもコナギも、ネットで見ると観賞用の水草として販売されている程だ。買ってくれる人がいるなら、私の草取りのやりがいもきっと増すに違いない。地上部を刈っても刈っても芽が出てくるやつらは、さぞ丈夫で育てやすいのだろう。

雑草と見るか観賞用と見るかは、モノの捉え方の問題だ。どうせなら、色んな見方ができるようになりたいと思う。

血液のように流れるたんぼの〇〇

先日は、さいたま市丸ヶ崎にある田んぼの排水路の草刈りに参加してきた。

4月中旬には、用水のU字溝の堀さらいがあったが、この日は排水路やその周りに生えた草の草刈りを行なった。排水路の水の流れを良くするのが目的だ。用水の溝はU字溝に整備されていたが、排水の溝は素掘りであり、いい感じの小川となっていた。ただ、水の流れる期間は限られるのが残念なところではある。

先頭を進む部隊は草刈り機で草を刈っていき、後ろの部隊が、ノコガマで、流れの邪魔になるような草を刈って、溝の横にどけて行く作業であった。

 

溝の中を歩いていると、たくさんのザリガニ、カエル、、タニシに出くわした。1匹だけ弱っているフナも見つけたが、他の魚は確認できなかった。近くのザリガニがそのフナをハサミで挟もうとしていたが、私はその場を見守るしかなかった。もし助けたら、フナの恩返しのようなストーリー展開になっていただろうか。

さて、この地域の田んぼでは、用水と排水がそれぞれ分かれているが、水の流れがどうなっているか気になったので整理してみた。

まず、見沼用水(見沼代用水東縁)の水は、基幹の水路を通り、地域の田んぼへと向かう。水は、さらに細い水路(幅20cm程のU字溝)へ枝分かれし、各田んぼの側まで運ばれる。各田んぼに水を入れる場合は、U字溝と田んぼを繋ぐ管が施設されているので、その蓋を開けることになる。

一方、排水は、およそ逆のプロセスを辿る。

各田んぼの側には細い排水路(幅50cm程の素掘り)があり、用水のU字溝より低い構造となっている。排水したい時は、やり方はいくつかあると思うが、田んぼと排水路を仕切る畔に小さい溝を切る。田んぼの水は、排水路を通り、基幹の排水路へと流れる。そして基幹の排水路から最後は、深作川へ注ぐ。

考えてみると、人間の心臓から送り出された血液が動脈から毛細血管を通り各細胞へ送られるのと同じような感じだと思う。

血液が酸素や栄養素を運んで来て、細胞でそれらを利用して、命を維持するためのエネルギーを生産するのと同様に、用水が栄養素を運んで来て、田んぼ(稲)でそれらを利用して、人の命を維持するためのエネルギー(お米)を生産するのだ。

昨今は血液の流れが悪くなることでさまざまな病気を引き起こすと言われているが、用水・排水の流れも同じで、流れを常によくしてあげる必要がある。

そう考えると、用水・排水のメンテナンスはとても重要な作業であると言える。

この作業のおかげで、きっと健康に稲が育ってくれることを祈る。

小川へのポイ捨てを減らすアプローチ~再び苗を植える~

梅雨空が続く東京、約1月ぶりに、石神井川の中州に植えた苗の様子を見に行った。

梅雨の雨で、石神井川のこの場所にようやく水の流れが戻ってきた。

川底にも水草がしっかりと生えてきて、1ヶ月ですごい変わりようだ。水が来るのをじっと待っていたのだろうか。生命力の強さに驚かされる。

さて、苗を植えたのが6/1、まだ梅雨入り前であったため、水枯れや増水で苗が流される心配が予想されていたが、残念ながら、苗は跡形もなく消えていた。

覆っていた草が減り、土がやや露出気味になっていたので、土が乾燥した事も疑われるが、付近のイネ科雑草が一方向に倒されている形跡を見ると、増水で中州の表面を水が流れ、苗が流れた可能性は高い。

ちなみに、西東京市のお隣である練馬区の気象庁過去データを見ると、降水量は、5月=96mm、6月=239mmとあり、6月は5月の約2.5倍もの降水量があった。2018年の6月の降水量113mmと比べても2倍以上だ。6月の降水量としては多めであったようだ。

とは言っても、こればっかりは仕方がないので、バックアップで用意していた苗を再び植える事にした。

この時期であれば、分けつが始まっているサイズの苗を使いたかったのだが、小ぶりなサイズしか残っていなかったので、それを使った。

植え方は少し工夫を凝らした。前回は、苗を植えた後、土の保湿のために、刈った草を苗の周りに敷いていが、土が露出気味であった事をみると、敷いた草も流された可能性がある。なので、今回は、根が張った状態で倒れているイネ科雑草の隙間へ苗を植えた。これが、土の保湿と、苗の流出防止にプラスに働くことと期待している。

今回がラストチャンスになりそうなので、なんとか育って欲しいと思う。