ビオトープ池
我が家の庭に作ったビオトープ池もリニューアルしてからちょうど1年が経過した。
残念ながら飼育していた小魚はいなくなってしまったが、タニシやカワニナなどは元気にしている。
そして、最近新たに、小川で採取したメダカを仲間に加えた。メダカ池のビオトープとして生態系を保つようにする予定だ。
念のため言っておくが、ビオトープなので、人間がメダカに餌を与えることは当然しない。
自然のままに飼育する。人工的であるが小さな生態系を創り出す事が、ビオトープの楽しさの一つだ。
メダカが繁殖する条件が整うまで,試行錯誤して、働きかけをする予定だ。
しばらくの作業は、夏場の太陽光で異常に増える緑色の糸状の緑藻(アオミドロの仲間)を取り除くことだ。これが水面を覆ってしまうと、メダカが泳ぐ水面が制限されてしまうし、その下の水草に光が届かなくなって良い状態とは言えなくなるからだ。
ビオトープ池の監視システム
もう1つの作業は、この1年悩まされてきたネコ被害の対策だ。自宅周辺に野良猫が数匹棲みついているのだが、ビオトープ池が数回被害を受けている。池の魚を狙ったり、トイレの代わりにもされた。
この被害をなんとか打開しようとして始めたのが、このビオトープ池の監視システムの構築だ。
ネコが近づいて、水面を覗きこむと、カメラが動体(ネコ)を検出し、水中ポンプを駆動する。ネコを軽く脅かしてビオトープ池に近づいて悪さをするネコを遠ざけるためのシステムだ。
以前コラムに書いた「【ホビープロジェクト】 ネコから庭の畑を守るシステム」で作成した監視システムを、ビオトープ池に再利用を図ったものだ。そもそもは、ビオトープ池監視用であったのだが諸事情で家の畑の監視に先に使ったという経緯だ。
ビオトープ池の隅っこに取付した。24時間、365日、監視してくれる強い味方だ。
ちなみに赤外線カメラに映る画像はこんな感じだ。赤外線カメラなので通常のカメラのような色にはならない。通常のカメラは可視光線を中心とした光を受けるので赤、青、緑が映るが、赤外線カメラは可視光より波長が長い赤外線を受けるので、赤色っぽい画像になる。その代り、夜でも映像を撮ることができるのだ。
しばらく様子を見て、効果の程をまたリポートしてみたいと思う。