淡水二枚貝の調査体験


こんばんは。

文化の日の今日いかがお過ごしでしたでしょうか?子供に文化の日ってなぁにと聞かれて、うまく答えられませんでした(汗)。「1946年(昭和21年)に日本国憲法が公布された日」ですって。反省…

今日は、茨城県の霞ケ浦周辺の水路で淡水二枚貝の調査に参加してきました。近年、霞ケ浦では水質汚染などにより生態系の破壊が危ぶまれており、「土浦の自然を守る会」では、霞ヶ浦を救済するために定期的に魚類調査や二枚貝の調査をしています。

【なんで二枚貝の調査をするの?】

みなさん、タナゴって魚をご存知でしょうか?二枚貝の中に卵を産むという特徴を持った淡水魚です。水草や石の表面に卵を産む魚もいますが、卵が他の魚に食べられてしまいす。ですがタナゴは、ある程度大きくなるまで二枚貝に守られて成長するので、大人になる確率が上がるのです。しかしその産卵母貝である二枚貝がいないと、子孫を残せないので、二枚貝が少なくなると、タナゴも少なくなってしまいます。なので、タナゴの調査とセットで二枚貝の調査もしているのです。

この日は、とある水路で調査をしました。調査した面積にどれくらいの二枚貝が生息しているのかの調査です。

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水路は水深20cm程で、川底には二枚貝が潜れるような細かい砂がありました。胴長を履いて、川底に膝をつきながら手さぐりで二枚貝を探し当てます。まさに宝探しです。

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そして、私も見つけました~ドブガイ類です。殻長(かくちょう)は10cm程ありました。見つけられるとやっぱり嬉しいですね。

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10名ほどでドブガイ類とイシガイがこれだけ獲れました。

とは言え、やっぱり数が減ってきていて、10年後にこの場所で捕れるかどうかは保証できないそうです。

淡水二枚貝は水質汚染に敏感だそうです。

絶滅はさけねばなりません。

川や水路を汚さないようにしましょう!