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いい感じの小川を探す方法(その3)

こんにちは。

東京はここ数日、過ごしやすい日々が続いておりますね。

さて、前回まで「1. ざっくりと狙いをつけるには」を書かせて頂きました。

今回は、「2.いい感じかどうかを見るには」についてです。

  1. ざっくりと狙いをつけるには
    1.1. 行きたい都道府県を決める
    1.2. 希少種が生息している地域を参考にする
    1.3.平野部の農村的地域や丘陵部を狙う
  2. いい感じかどうかを見るには
    2.1. グーグルマップを活用する
    2.2. 狙った場所をたくさん巡る

2.1. グーグルマップを活用する

いい感じの小川を探したい地域に狙いがついたら、次は本当にいい感じかどうかを調べてみます。

これを調べるには、グーグルマップを活用します。

まず、あなたがざっくりと狙いを定めた場所をグーグルマップで表示しましょう。

グーグルマップの標準地図の表示モードでは、河川・水路が水色で示されているので河川・水路の識別が簡単です。一方、航空写真モードでは、周辺の自然環境(緑が多いか)や護岸の状況がざっくりわかります。これら表示モードを適宜切り替えて、周辺の状況を確認していくのがポイントとなります。

で、さらに、はっきりとした状況を見るなら、ストリートビュー機能ですね。

ストリートビュー機能は、道路を歩いているかのように周囲360度の風景を自由にみることができる機能ですが、河川・水路を横切る橋の上からその様子をはっきりと見ることが出来ます。

これで、おおよそのいい感じ度は予測できると思います。

ただし、ストリートビュー機能で、河川・水路を見ることができるのは、河川・水路に沿った道路や橋の上に限定されますし、細道はデータが無かったりしますのでご注意ください。

ちなみに、このグーグルマップは、河川の名前を知りたい場合にはちょっと物足りません。

そんなときは、以下の国土地理院・電子国土ポータルで確認するのがおススメです。
http://portal.cyberjapan.jp/index.html

2.2. 狙った場所をたくさん巡る

いい感じの小川の探し方として、ネット上からの探索方法をご紹介してきました。こうして、ご自分で探した場所をいくつか用意したら、その場所を訪れましょう。

いくらネット上で「ここがよさそうだ」と思って実際に行ってみたとしても、「やっぱりイメージと違うじゃん」ということはきっとあると思います。

なので、いい感じの小川探しは、最終的には現地へたくさん訪れて、たくさんの場所を巡ることに尽きます。

それでは、皆さんが、たくさんの「いい感じの小川」に出会えることを祈っております。

あっ、くれぐれも現地へ行くときは、交通ルールを守って、地元の方々の生活のお邪魔にならないような配慮をしましょうね^^

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

いい感じの小川を探す方法(その2)

こんばんは。

いい感じの小川が定義できたところで、本題のいい感じの小川の探し方についてです。

いい感じの小川の探し方

いい感じの小川は、いったいどこにあるのでしょうか?

 

インターネットで「小川」「いい感じ」と仮に入れても検索上位にヒットするのは、小川さんという方のブログばかりで、全く役に立たない事がわかります(笑)

ではどうしたら良いのでしょうか?

一言でいうとざっくりと狙いをつけてから、いい感じかどうかを見ていきます。

  1. ざっくりと狙いをつけるには
    1.1. 行きたい都道府県を決める
    1.2. 希少種が生息している地域を参考にする
    1.3.平野部の農村的地域や丘陵部を狙う
  2. いい感じかどうかを見るには
    2.1. グーグルマップを活用する
    2.2. 狙った場所をたくさん巡る

1.1. 行きたい都道府県を決める

まずは、どの都道府県で探したいかを決めましょう。

いい感じの小川へ行った際には、きっと寄り道もするのではないでしょうか?有名なアレを食べてみたいとか、アノ温泉に行ってみたいとか。そうゆう寄り道したいところがあれば、どの都道府県に行きたいかは決まってきます。

先日の夏休みは、新潟へいい感じの小川を探しに行きましたが、自宅からの行きやすさと、日本海の海へ海水浴に行ってみたかった、というオプションの理由から私は新潟に決めました。

1.2. 希少種が生息している地域を参考にする

ざっくり狙いをつけるなら、希少種が生息している地域を参考にできる場合があります。

希少種とは、生息環境の破壊などによってその数が減ってきている生き物のことです。

そういった生き物は、いい感じの小川を生活の場に好むことが多く、希少種がいるということは、そこにいい感じの小川があるという可能性が高いです。

例えば、メダカ、タナゴ、ホトケドジョウなどは小川と切っても切れない関係と言えます。

こういった生き物をキーワードに、例えば「東京 ホトケドジョウ 生息地」と入力してインターネットで検索すると、「○○川水系」とか「もう少し詳しい地域名」が見つかるときがあります。

この情報が見つかると、いい感じの小川の狙いをつけやすくなりますが、見つかったらラッキーぐらいに思いましょう。

それと、もしいい感じの小川で希少種と出会えた場合は、その場所が特定できてしまう情報を、インターネット上に公開するのは絶対やめましょうね。写真を公開するだけだとしても、写真に特徴的な建物や風景が映っていると、場所が特定されてしまう可能性がありますからね。その場所の希少種がたくさんの人に採取されて「いなくなってしまう」なんてことが起きないように、やさしい配慮があるといいですね。

どこまで公開してよいの?という問いに、明確な決まりがある訳ではないのですが、「○○県」「○○川水系」といった大雑把な表現までにとどめておくのが無難でしょう。

1.3 平野部の農村的地域や丘陵部を狙う

地形からいい感じの小川の場所を狙っていくこともできます。

まず、山間部の川は渓流にあたるので山間部には「小川」はないことになります。

次に、平野部。平野部にはオフィス街や市街などが集まる都市的な地域の他、田畑や自然が多く残っている農村的地域があります。

都市的な地域には、自然が少なく人工構造物が多いので、いい感じの小川は少ないだろうというのは容易に想像がつくでしょう。治水のために、かつての小川は深く切り立った溝と化し、雨水を効率よく流すために3面コンクリートで護岸された河川が多いのが現状でしょう。

しかしながら例外はつきもので、例えば、東京都の武蔵野台地には、湧水スポットがいくつもあり、住宅街の横を流れるいい感じの小川も存在します。東京都の野川なんかはその良い例でしょう。

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個人的には、都市的地域にも、もっともっと、いい感じの小川が増えて欲しいと強く願っております。

一方、農村的地域には、河川とは別に農業用水路が網の目のように掘られているところもあり、素掘りの水路なんかがある可能性は高いです。ただ、圃場整備が進んで、水路が3面コンクリートになっていることもありますので、「2. いい感じかどうかみるには」で状況を確認する必要はあります。

最後に、丘陵部。丘陵部にも田畑や自然が多く残っている地域です。丘陵部は、谷戸とよばれる地形とその谷頭(こくとう)部分に、ため池を持つことが多く、棚田の横をいい感じの小川が流れることは多いです。

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今日は長くなってしまいましたので、この辺で終わりにします。

「2.いい感じかどうかを見るには」については、次回お伝えいたしますね。

 

いい感じの小川を探す方法(その1)

 

こんにちは。

今日は、いい感じの小川をどうやったら探せるのかという、おおよそ需要が少ないだろう疑問にお答えしたいと思います(笑)

その前に、そもそもいい感じの小川ってなんだ?という質問にお答えせねばなりません。

いい感じの小川の定義

最初に断っておきますが、あくまで私が考えております定義ですので、細かいツッコミはぐっと飲み込んでいただけると幸いです(^^;;

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  • 川幅は数m、水深は大人の膝下までの小河川である
  • さらさら流れている

まずこの2つは、小川としての必須要素です。数百メートルの橋が架かっている川を指して、「小川です」と胸を張っていいきれないでしょうし、山間部の渓流は、流れが速いので、さらさら流れる小川とは別物と言えるでしょう。

 

  • 水が澄んでいて川底が見える
  • 護岸が自然である
  • 周辺にゴミが落ちていない
  • 川岸には草が自生している
  • 生き物がいる
  • 水草が生えている

 

そしてこれらの要素は「いい感じ度」を表す指標となります。この指標をクリアする数が多ければ多いほどいい感じ度がグッと高いと言うことになります。全ての指標をクリアする小川は、もちろん減少傾向にあると言えるでしょう。

東京都東久留米市を流れる「落合川」はこれらの指標を全てクリアする理想的ないい感じの小川と言えます。

さて、いい感じの小川が定義できたところで、本題のいい感じの小川の探し方は次回に続きます。