こんばんは。
いい感じの小川が定義できたところで、本題のいい感じの小川の探し方についてです。
いい感じの小川の探し方
いい感じの小川は、いったいどこにあるのでしょうか?
インターネットで「小川」「いい感じ」と仮に入れても検索上位にヒットするのは、小川さんという方のブログばかりで、全く役に立たない事がわかります(笑)
ではどうしたら良いのでしょうか?
一言でいうとざっくりと狙いをつけてから、いい感じかどうかを見ていきます。
- ざっくりと狙いをつけるには
1.1. 行きたい都道府県を決める
1.2. 希少種が生息している地域を参考にする
1.3.平野部の農村的地域や丘陵部を狙う - いい感じかどうかを見るには
2.1. グーグルマップを活用する
2.2. 狙った場所をたくさん巡る
1.1. 行きたい都道府県を決める
まずは、どの都道府県で探したいかを決めましょう。
いい感じの小川へ行った際には、きっと寄り道もするのではないでしょうか?有名なアレを食べてみたいとか、アノ温泉に行ってみたいとか。そうゆう寄り道したいところがあれば、どの都道府県に行きたいかは決まってきます。
先日の夏休みは、新潟へいい感じの小川を探しに行きましたが、自宅からの行きやすさと、日本海の海へ海水浴に行ってみたかった、というオプションの理由から私は新潟に決めました。
1.2. 希少種が生息している地域を参考にする
ざっくり狙いをつけるなら、希少種が生息している地域を参考にできる場合があります。
希少種とは、生息環境の破壊などによってその数が減ってきている生き物のことです。
そういった生き物は、いい感じの小川を生活の場に好むことが多く、希少種がいるということは、そこにいい感じの小川があるという可能性が高いです。
例えば、メダカ、タナゴ、ホトケドジョウなどは小川と切っても切れない関係と言えます。
こういった生き物をキーワードに、例えば「東京 ホトケドジョウ 生息地」と入力してインターネットで検索すると、「○○川水系」とか「もう少し詳しい地域名」が見つかるときがあります。
この情報が見つかると、いい感じの小川の狙いをつけやすくなりますが、見つかったらラッキーぐらいに思いましょう。
それと、もしいい感じの小川で希少種と出会えた場合は、その場所が特定できてしまう情報を、インターネット上に公開するのは絶対やめましょうね。写真を公開するだけだとしても、写真に特徴的な建物や風景が映っていると、場所が特定されてしまう可能性がありますからね。その場所の希少種がたくさんの人に採取されて「いなくなってしまう」なんてことが起きないように、やさしい配慮があるといいですね。
どこまで公開してよいの?という問いに、明確な決まりがある訳ではないのですが、「○○県」「○○川水系」といった大雑把な表現までにとどめておくのが無難でしょう。
1.3 平野部の農村的地域や丘陵部を狙う
地形からいい感じの小川の場所を狙っていくこともできます。
まず、山間部の川は渓流にあたるので山間部には「小川」はないことになります。
次に、平野部。平野部にはオフィス街や市街などが集まる都市的な地域の他、田畑や自然が多く残っている農村的地域があります。
都市的な地域には、自然が少なく人工構造物が多いので、いい感じの小川は少ないだろうというのは容易に想像がつくでしょう。治水のために、かつての小川は深く切り立った溝と化し、雨水を効率よく流すために3面コンクリートで護岸された河川が多いのが現状でしょう。
しかしながら例外はつきもので、例えば、東京都の武蔵野台地には、湧水スポットがいくつもあり、住宅街の横を流れるいい感じの小川も存在します。東京都の野川なんかはその良い例でしょう。
個人的には、都市的地域にも、もっともっと、いい感じの小川が増えて欲しいと強く願っております。
一方、農村的地域には、河川とは別に農業用水路が網の目のように掘られているところもあり、素掘りの水路なんかがある可能性は高いです。ただ、圃場整備が進んで、水路が3面コンクリートになっていることもありますので、「2. いい感じかどうかみるには」で状況を確認する必要はあります。
最後に、丘陵部。丘陵部にも田畑や自然が多く残っている地域です。丘陵部は、谷戸とよばれる地形とその谷頭(こくとう)部分に、ため池を持つことが多く、棚田の横をいい感じの小川が流れることは多いです。
今日は長くなってしまいましたので、この辺で終わりにします。
「2.いい感じかどうかを見るには」については、次回お伝えいたしますね。