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小川へのポイ捨てを減らすアプローチ~再び苗を植える~

梅雨空が続く東京、約1月ぶりに、石神井川の中州に植えた苗の様子を見に行った。

梅雨の雨で、石神井川のこの場所にようやく水の流れが戻ってきた。

川底にも水草がしっかりと生えてきて、1ヶ月ですごい変わりようだ。水が来るのをじっと待っていたのだろうか。生命力の強さに驚かされる。

さて、苗を植えたのが6/1、まだ梅雨入り前であったため、水枯れや増水で苗が流される心配が予想されていたが、残念ながら、苗は跡形もなく消えていた。

覆っていた草が減り、土がやや露出気味になっていたので、土が乾燥した事も疑われるが、付近のイネ科雑草が一方向に倒されている形跡を見ると、増水で中州の表面を水が流れ、苗が流れた可能性は高い。

ちなみに、西東京市のお隣である練馬区の気象庁過去データを見ると、降水量は、5月=96mm、6月=239mmとあり、6月は5月の約2.5倍もの降水量があった。2018年の6月の降水量113mmと比べても2倍以上だ。6月の降水量としては多めであったようだ。

とは言っても、こればっかりは仕方がないので、バックアップで用意していた苗を再び植える事にした。

この時期であれば、分けつが始まっているサイズの苗を使いたかったのだが、小ぶりなサイズしか残っていなかったので、それを使った。

植え方は少し工夫を凝らした。前回は、苗を植えた後、土の保湿のために、刈った草を苗の周りに敷いていが、土が露出気味であった事をみると、敷いた草も流された可能性がある。なので、今回は、根が張った状態で倒れているイネ科雑草の隙間へ苗を植えた。これが、土の保湿と、苗の流出防止にプラスに働くことと期待している。

今回がラストチャンスになりそうなので、なんとか育って欲しいと思う。

小川へのポイ捨てを減らすアプローチ~苗を植える~

6月の石神井川ゴミ拾いに参加してきた。引き続き水の流れがない状態が続いている。5月の大雨で水の流れが復活すると期待したが、あの雨水は1週間も持たずにカラカラになってました。

ここは、先月もゴミ拾いを行なった場所であるが、やはり一月経つとゴミが出てくる。雨で流されてきたと思われるビニール袋が多く目立った。コンビニ弁当のゴミ袋が丸ごと捨てられているのも、後を絶たない。結果、この場所で二袋分のゴミが集まった。

そう言えば、こんな住人もいたので、念のため紹介しておく。アオダイショウだと思う。私とにらめっこした後、スルスルと向こうの方へ行ってしまい、うまいことカメラには収められなかった。これではロープにしか見えない。

さて、先日の記事でも書いたが、この場所で稲を育てることで、ゴミのポイ捨てを抑制できるかの実験を考えている。そのために、自宅の庭先で、稲の苗を育ててきた。

3年前ホームセンターで購入した苗であるが、種を繋いできた結果、今年で第四世代の種籾からの苗になる。

今回この苗を、この中州へ植えてみる。ただ、いろいろ不安な要素がある。水がないので枯れないか?大雨で増水した場合に苗がなぎ倒されないか?この日の中州の植物を観察すると、先日の雨による増水で、細長い系の雑草は、なぎ倒されていたので、かなりやばいかもしれない。

まぁ、もともと思いつきで進めていることなので、失敗は覚悟しているので、やるだけやってみようと思っている。

植えた場所の一つがここだ。全部で3か所やった。表面は枯草が積み重なっていて、一見とても乾燥しているようにみえるが、その下を掘ると、意外にも湿り気が多い。考えてみれば、他の雑草が生えていられるのも枯草の下に湿り気があるからだ。

で、自然農のやり方に準じて、一本植えをやってみた。間隔は少し狭かったかもしれないが、約20cmとした。このまま成長してくれればの話であるが、この1本から10本、20本と分蘖(ぶんけつ)していくはずである。

今後は、苗が雑草に負けないように多少人の手助けが必要になる。川掃除は来月なので、それまでに、できれば除草しに行きたいところだ。

直ぐに枯れておりませんように!