「あめんぼカメラの軌跡」タグアーカイブ

あめんぼの目線で小川をみてみよう!あめんぼカメラ制作の道のり~その3

おはようございます。

今日も溶けるような暑さが続いてますね。

あめんぼカメラ制作の道のりを紹介しておりますが今回は、ラジコン化の制作秘話となります。

それまでのあめんぼカメラは、小川の流れが適度にあるところを、流れに任せて撮影していたのですが、流れがほとんどない小川や池を撮影しようにもやはり船を動かす動力がないと小川のようすを撮影できないんですね。

これには困っていましたが、周囲のあめんぼカメラを知る仲間からも「ラジコン化して、水中のお魚が餌に食いつく映像が見たい。」など要望を受けていましたのでラジコン化に向けて開発を始めました。

ラジコン化といっても子供の頃にラジコンカーを組み立てて遊んだ経験しかない私でしたので、まずはどんな部品が必要か調査しました。

調査にあたってはAYARDさんの「はじめての船の模型」をとっても参考にさせて頂きました。

そしてラジコン化に向けて以下の部品が必要であることが分かり部品もAYARDさんのネットショップで購入させて頂きました。

【ラジコン化に向けて必要な部品】

  • モーター:前進後進のための動力
  • スクリューセット:プロペラ、シャフト、スタンチューブのセット
  • ゴムジョイント:モーターとプロペラシャフトを結合するためのゴムチューブ
  • ラダー:舵
  • スピードコントローラ:モーターに加える電圧を調整
  • サーボ:舵を左右に動かすためのモーター
  • 送信機(プロポ):船を前後左右に動かすコントローラ
  • 受信機:送信機からの前後左右の信号を受信
  • バッテリー:システム全体の電源

IMG_4111

なんとか部品も購入でき、スクリューセットやラダー以外の電気系統の通電テストの様子がこれです。

コネクタやケーブルは寄せ集めのものを使ったので見た目は綺麗でないのですが、見事に動きました(^^)

素人の私でもここまでできたのでとっても嬉しかったです!

さて次回は、これら部品を載せるための船本体の設計と組み立てです。

 

 

 

 

 

あめんぼの目線で小川をみてみよう!あめんぼカメラ制作の道のり~その2

こんばんは。

前回は、あめんぼカメラの誕生についてお話しました。最初はあめんぼの目線、つまり水面ぎりぎりのカメラアングルだけを撮影していました。その後、知人から、「水中も見たい」というご意見をもらい、水上と水中の同時撮影ができるように水中カメラを搭載するようにしたのです。

20141207(10)

水上と水中の両方を搭載した状態がこんな感じです。船のへさきにいるのが子供と一緒に作った、あめんぼちゃんです。木をスライスしたものとモールで作ってます。あめんぼちゃんが探検しているというストーリーでやりました。(^^)

ところで、カメラですが、なるべく小さくて軽いもの、そして一番はWi-Fiでスマホからリアルタイムで映像が見られるものを選択してます。電波の経路環境にもよりますが、見通し10m程度離れても映像が見られるものでした。ただし、水中カメラの方は、カメラ自体が水中に入った状態になるので、電波が弱まり距離はぐっと短い印象です。

水上カメラ:ELMO QBiQ MS-1

水中カメラ:SONY アクションカム HDR-AS30V

そして、その水中映像がこちらになります。東京都武蔵野市を流れる玉川上水を撮影しました。(2014年12月撮影)

土のままの底は、約360年前の開削当時の面影を残しているのかなと歴史を感じちゃいます。

さて、次回が最終回です。

次回はあめんぼカメラのラジコン化への道です。

あめんぼの目線で小川をみてみよう!あめんぼカメラ制作の道のり~その1

こんばんは。

これまでいくつかのあめんぼ目線のカメラ映像をお届けしてきましたが、そもそもあめんぼ目線の動画ってどうやって撮ってるの?って気になりませんか?今日は、1年前に制作したあめんぼカメラ初号機の制作秘話に迫りたいと思います!

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初号機は1x4材の板を船の形にカットして、そこへ小型のカメラを搭載したものでした。つまり動力なしです。なので小川のように軽い流れがないと進んで行かないものでした。

また、船の針路も思った向きに固定されることもなく、流されるままくるくると回るものでした。ある意味くるくる回る映像が周りの景色を映すので状況が分かって良いという面もありましたが。

そして、最初に小川で試運転をしたのが2014年の8月。埼玉県を流れる市野川で行いました。

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道路から川岸までびっしりと藪で覆われていたので、藪をかき分け下まで降りて行った記憶が今も鮮明に残っています。

川岸に降りて、浅瀬に入った時に、たくさんの魚が大混乱して泳いでいるように見えました。普段人が立ち入らないところに人が来たので、さぞ驚いていたのだと思います。


そして、あめんぼカメラ、初試運転の映像がこちらです。軽快なBGMを付けて楽しい雰囲気に仕上げてみました(^^)

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そんなあめんぼ目線の水上映像は、その後、水中の世界にも挑戦するのでありました。

では、続きは次回とさせて頂きます!