こんにちは。
最近はあまり見かけなくなった井戸ですが、農家さんでは、野菜の水やりのために
井戸水を使っているそうです。
そんな井戸水がある東京都東久留米市の農家さんを訪問して井戸水調査に同行させてもらいました。
この調査は、東久留米市の湧水保全対策の基礎資料として、平成16年11月から、市内25カ所の井戸水位等の実態の把握をするために、市民ボランティアの協力により継続的に実施されています。
今回は、担当の9か所の調査をしてきました。
調査する内容は、気温、水温、水位、電気伝導度です。
水位ですが、巻尺で井戸枠上部から水面までの距離を測定しますが、
ここで登場するのが水センサー付きの巻尺です!
巻尺の先端についている金属部分が水センサーになっていて、水面に触れるとブザーが鳴る仕組みになっています。
センサーを井戸の中へ降ろしていき、「ピー」となったところの巻尺のメモリを読み取ります。
水位ですが、川の水位との相関があるようです。
雨が多く降ったあとは、井戸水の水位も川の水位もあがるそうです。
そして、電気伝導度ですが、あまり聞きなれない言葉ですね。
電気伝導度とは、電気の通りやすさのことです。水中に物質がたくさん溶解していると、水中で電気が通りやすくなります。つまり、どれくらい水中に物質が溶けているかを知る指標となっています。
たくさん物質が溶けているってことは、水以外の不純物が多いってこどですね。
この数値が低い方が水がきれいってことになります。(あくまでも目安です)
電気伝導度計です。センサーを井戸水に付けてしばらく待ちます。結果の数値が表示されます。このセンサーでは水温も一緒に測定できます。
今回調査した井戸は、220~240μS/cm程度の値でした。ちなみに水道水は一般に約100~200μS/cmだそうですので水道水にわりと近い値でした。
月一回調査しているそうなのでまた行ってみたいと思います。
もしご興味がある方は是非お声掛けください。