あめんぼの目線で小川をみてみよう!あめんぼカメラ制作の道のり~その8

こんばんは。

「あめんぼカメラ制作の道のり」7回目の今回は、川での走行実験の様子です。

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まず、流れのない水面として、自宅の風呂で実験しました。水中カメラと水上カメラを装備した状態でも特に問題なく操作できました。

課題であった、

  1. 後進がうまくできない。
  2. 水漏れが少しあった。

はクリアできたようです。

ただし、高速で走航すると、船首が水中に潜ってしまう現象が見られました。

この現象は実際の川でも見られました。流れに逆らって進もうとすると船首が水中に潜ってしまう現象が顕著にみられました。

今までは、小川を下りながら、小川の映像を撮影していましたので、流れに逆らって船を走らせることは想定していませんでしたが、この問題は乗り越える必要があると決意しました。

木造フレームは、単純な板ではなく、流線形に変更することにしました。

イメージしたのは双胴船です。カヌーを2つ並べて固定するイメージとしました。

しかし、木でカヌーのような形状を作るにはなかなか大変なので、発砲ポリエチレンをカッターで加工して作りました。発砲ポリエチレンっていわゆる水泳のビート板ですね。浮力もあるので一石二鳥です。

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そして発砲ポリエチレンによるカヌー型の浮力2つを木造フレームに結束バンドで固定したものがこれです。

そして再度川で実験し、流れの強さにもよりますが、なんとか遡航できました^^
船はやっぱり船の形をしていないとちゃんと走らないということを改めて学びました。

【落合川での遡航実験の様子はこちらです。】
https://youtu.be/UGIplKqzSz0

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これからは新しいあめんぼカメラで小川の映像を皆様にお届けしていきます!

今後ともよろしくお願いします。

あめんぼの目線で小川をみてみよう!あめんぼカメラ制作の道のり~その7

こんばんは。

「あめんぼカメラ制作の道のり」7回目の今回は、3Dプリンターで作成したユニットボックの組み立てです。

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まずはモーター、プロペラ・シャフト、ラダーの組み込みです。

ユニットボックスはこれらの部品に合うように設計されています。部品はばっちり納まりました。

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そして、シャフトとやラダーのユニットボックスへの固定は、プラスチックパテを使用しました。すぐに固まるタイプのパテを使用しましたが、2つのパテをよく混ぜてから3分以内に使用しないといけないので1箇所を固めるのに必要な分量だけ練るのがコツです。私は最初2箇所分練りましたが、1箇所作業している際に案の定、残りのパテはカチカチになり使えなくなりました(≧∇≦)

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中層にはアルミプレートを固定しています。これはサーボ固定用のアルミプレートになります。そして電池ボックス、スピードコントローラー、受信機を搭載するとこんな状態になります

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最後にカバーがつきます。ユニットボックスとカバーには隙間があるので隙間をゴムパッキンなどで埋めてあげると水漏れを防ぐことができます。ゴムパッキンを付けるまでの間は、応急処置としてラップを巻いて輪ゴムで止めて内部への水漏れを防ぐことにしました。

【今回使用した部品】
モーター:Graupner SPEED 260
プロペラ・シャフト:Robbe 1-1452(シャフト/スタンチューブ/スクリューセット)
ラダー:Robbe 1-1591(小型ラダーセット)
スピードコントローラ:Mtroniks Micro Viper Marine15
サーボ:S3003
受信機:Turnigy XR500 (5チャンネル)
送信機:Turnigy 4X 2.4Ghz FHSS (4チャンネル)

次回は川での走行実験の様子をお送りします。

あめんぼの目線で小川をみてみよう!あめんぼカメラ制作の道のり~その6

こんにちは。

「あめんぼカメラ制作の道のり」として全5回シリーズでレポートしましたが、その後、これまでに挙がった以下の課題について改善を図っていますので現状をレポートします。

【課題】

  1. 後進がうまくできない。
  2. 水漏れが少しあった。

今回もこの課題解決に向けてご協力頂いたのは、

ANOTHER PRODUCTの関口氏

です。(関口さんいつもありがとうございます!)

後進がうまくできなかったのは、プロペラが逆回転することによる水流がユニットによって阻害されていたためでした。

また、水漏れに関しては、板が水を吸い込むことにより、板が膨張し、板の結合部にその膨張による力がかかり、結合部に隙間ができてしまったためでした。

これら原因を取り除く方法として、3Dプリンターによってユニットボックス(ラジコン部品を納める部分)を作る方針を決めました。

前回は予算の関係で3Dプリンターによる制作を諦めたのですが、水漏れを防止するには結合部が無い状態が望ましいので3Dプリンターによる制作に踏み切りました。

ただ、前回の設計だと、後進の問題が解決できないかもしれないので、後進の問題が解決できるようにユニットボックスの形状を見直し、プロペラの水流がうまく流れるようにユニットボックスの形状をできるだけ流線型になるように設計してもらいました。

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これがユニットボックスの外観図です。

3Dデータは、3D CADソフトでユニットボックスの本体と上カバーの2つを設計してもらいました。

このデータを、3Dプリンターのサービスを提供しているところで制作してもらいました。DMM.makeを使用しました。

依頼から4日後にはモノが届きました。

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3Dプリンターで初めて作ったものというのもありますが、めっちゃテンションあがりました!

よ~し、次は組み立て~、ですがまた次回とさせて頂きます。

お楽しみに!

秋の黒目川を体感、親子で川魚を学ぼう!

みなさん、こんにちは。
日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでか。
さて、この度『秋の黒目川を体感、親子で川魚を学ぼう!』と称しまして川魚を学ぶイベントを開催させて頂きます

都市部に住んでいると、身近に綺麗な川がなく、川で遊ぶ機会は多くはないと思いますが、ここ黒目川は湧水が豊富で水が綺麗なこともあり、近隣の子ども達が水遊びや魚獲りなどであそべる川として有名です。

子どもと一緒に童心に返って、川魚にふれあってみませんか?

でも、川魚って簡単に獲れるの?子どもに経験させたいけど、自分が子どもの頃そんなに簡単に獲れた記憶ないし…と思っているパパさん。
大丈夫です、川魚のことを良く知る達人たちが、やさしく丁寧に教えてくれます。

今回は、タモ網によるお魚獲りの方法以外に、『投網』と『あんま釣り』の体験もできます。伝統漁労である『投網』の体験なんて、そうそう無いのでとってもいい機会だと思います。そして『あんま釣り』。聞きなれない言葉と思いますが、細竹、糸、釣り針というとてもシンプルな道具と、川底の石裏にいる川虫を餌にする釣りです。条件さえ良ければ、子どもでも釣ることができます。

で、獲った魚の名前って気になりますよね。これが慣れていないと結構わからないんですね。そこで、勉強会という形式で、参加者が川魚の識別ができるようになるためのプログラムも組み入れています。

また、そもそも、川魚が棲む世界を見ることも川魚を学ぶことに繋がります。それなら、お魚の視点で水中の世界を見られないかな?なんて思いも浮かんできます。そこで、なんと、水中カメラ付きラジコン船を作りました。ラジコン船を操作して水中の世界を撮影でき、その後、撮影した映像を鑑賞する。そんなプログラムまであります。
とにかく、盛りだくさんなイベントなので、この機会にぜひ遊びにきてください。

【日程】
10/25(日)09:30~12:00(受付開始:09:15~)

【集合場所】
黒目川・落合川合流地点(下谷公園付近)
〒203-0002 東京都東久留米市神宝町1丁目15−4
西武池袋線 東久留米駅 東口 徒歩18分
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【当日のプログラム】
1)あいさつ・メンバー紹介
2)水中カメラ付きラジコン船で遊びながら水中の様子を撮影
3)投網、タモ網、あんま釣りでお魚獲り
4)獲ったお魚を見た目から種ごとに分類
5)分類したお魚の種当てゲームとお魚解説
6)撮影映像を見ながら覚えたお魚が映っていたか確認
7)本日のふりかえり(学びシェア、アンケート記入)

【参加費】
無料

【定員】
先着6名(小学生以下は保護者同伴でお願いします。)

【申込方法】
以下フェイスブックのイベントページより参加クリックをお願いします。
https://www.facebook.com/events/1645215559087687/

または、メールにて申し込みください。
asoberu.ogawa@gmail.com


【申込期限】
10月24日(土)17:00

【備考】
安全のため川に入る場合は、底が滑りにくい履物(水遊び用のサンダル等)を準備ください。また、虫刺されや怪我の防止のため、肌の露出を抑える服装をお勧めします。

大阪の千里川まで散歩

こんばんは。

先日のシルバーウィークでは、大阪の姉夫婦のお家へ遊びに行ったのですが、こんなときでも早起きして近所の川へお散歩です。

向かったのは大阪府豊中市を流れる千里川。淀川水系の猪名川の支流です。

 

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奥の階段から降りて、飛び石を渡ると遊歩道(リバーウォーク)がありました。

 

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遊歩道が続いていて、散歩にちょうど良い感じです。

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川を覗くと、水がクリアなので河床のコンクリートブロックとその付近を泳ぐ小魚の姿が良く見えます。

あめんぼカメラの撮影ににちょうど良い場所だったのですが、今回はおあずけです。

このブロックの深みの空間が、小魚たちの生息空間になっていると思われます。

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で気になるのが、『亀』の形をした川を渡るための飛び石です。

なんで『亀』なんでしょうかね?

子ども達が水遊びをしていましたが、「亀の背中に水かけておいて~」と亀ありきの遊びが出来上がっていました。

気持のよい朝の散歩ができました^^

 

川底にあるこのブロックはなんのためにあるの?

 

こんばんは。

今日は、ビオトープ管理士という資格試験を受けてきました。こんなに真剣に勉強したのも何十年ぶりでしょうか。普段使わない頭を使うっていうのもたまには良いかもしれません。

さて、先日東久留米市を流れる落合川沿いを歩いているときに面白い話を聞いたので紹介します。

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ここは、夏場には、小学生が飛び込んで遊ぶような場所で、川の深さはけっこう深い場所です。

落合川に限りませんが、川に段差があると、時間が経過すると段差の下の部分がどんどん深くなっていくそうです。

滝壺を考えると、この現象はなんとなく理解できます。

で、段差の下の砂や泥が削られていくと、それはどこに行くでしょうか?

少し下流の箇所に溜まっていきます。

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そうすると溜まった砂や泥の上に水草が茂るようになってきます。

水草が茂るようになるとさらに、その付近に砂や泥が溜まってきます。

上の写真の川の中の緑は、以前は存在していなかったそうです。

そして、川の中が上の写真のようになってくると、いざ大雨が降った時に、川の流れに支障をきたすおそれがでてくるそうです。

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この治水上の問題を解決するために、川の段差の下に、コンクリートのブロックを置いて、段差による水が底を削る作用を抑えているとのことです。