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〇○年以上続く村の小川は、やはり良い!

先日、小田原市桑原でメダカの保全を行っている知り合いが主催する講演会に参加させて頂いた。その中で、話していたのが桑原地区は、鎌倉時代の歴史書 吾妻鏡(あづまかがみ)に「桑原郷」として登場する千年以上続く村であることを話していた。

気になったので、後から調べてみたら、千年村プロジェクトというのがあって、早稲田大学などの研究室が共同で立ち上げたプロジェクトであった。

2011年の東日本大震災をきっかっけに、優れた生存立地を発見し、その特性を見出すことを目的としているそうだ。

千年村の共通する特性とは、災害をかわし、豊かな恵みと上手に付き合ってきたことだという。

昔の人が川と上手く付き合ってきたという話を聞いたことがあるので、この特性については、納得である。

例えば、川が氾濫するところには田んぼが作られ、集落氾濫の影響が及ばない場所に作られてきた。そして、ナイル川の氾濫によって肥沃な土壌を毎年得て農業を営んできた話があるように、洪水によって田んぼに栄養が運ばれてくるのを利用した側面もあったと思う。

しかし、今の時代、川が氾濫する可能性のある低地には、田んぼの代わりに住宅が立ち並んでいる。治水技術で、川の氾濫を抑え込んでいるからだ。

それでも100%川の氾濫を抑えることはできていない。100年に一度の氾濫には対応ができていないときく。

それならば、千年村に学び、川とうまく付き合っていくやり方を、もう一度考え直すことはとても重要だと思う。

ついでではあるが、講演会の後、周辺地域でいい感じの小川を見つけたので、あめんぼカメラ映像を撮影した。

設定で「画質=1080p」を選ぶと最高画質でご覧いただけます。(BGMあります。)

IMG_9557春の訪れを少しずつ感じながら、この小川が千年続くことを願う。