小川の世界観を映し出すために開発してきたカメラ付きラジコンボート(通称「あめんぼボート」)の改造リポートをお伝えしている。
その3では、改善点の詳細、No.3、 No.4について、詳細を記載した。今回のその4では、No.5について詳細を記載する。
- カメラの変更(GoPro HERO4 session へ)
- モーターの変更
- フロートの変更(3Dプリンタで作成)
- 無線LAN中継器の追加
- スマホマウントの作成
改善点の詳細
5. スマホマウントの作成
あめんぼボートのカメラに映る映像をスマホで表示し、その映像を見ながらあめんぼボートを操作したい。そんな思いを持ち始めたのはあめんぼボートを始めた時からだ。
ある時、スマホの自撮り棒に付いているスマホを挟む機構が利用できそうな事に気付き、何故か家に使っていない自撮り棒があったので、そのスマホ挟み機構を使うことを考えた。
それで、プロポの裏側には、ちょうど良いことに、鉄の持ち手が元々付いているので、この鉄パイプに、上手いことスマホ挟みを取り付けられれば完成する。だが、どうやったら、取り付けられるかが全く思いつかず、長いこと進まずにいた。
しかし、3Dプリンタでフロートを自作したことで、スマホを取り付けるマウントも自作すれば良いではないかという思いに至ったのだ。
一度3D CADを経験したので、比較的短時間でモデルを作成することができた。
そして3Dプリントサービスを使って作ったものがこれだ。
この取り付けマウントを使って、プロポへスマホ挟みを取り付けるとこのようになる。
気を使った所は、スマホを支えるので、取り付けマウントが鉄パイプをがっちり挟み込んで固定できるようにすることだ。そのために、パイプを挟み込んだ時に、上下の取り付けマウントに微妙な隙間を設けた。その間隔は0.4mm。直感で決めた割には、上手くいったように思える。
スマホを取り付けると、こんな感じになる。スマホが取り付けられた分重くなっているが、実際に手に持った感じでは、ほとんど気にならない重さだ。
以上で、カメラ⇒無線LAN中継器⇒スマホという経路でカメラ映像を見るためのハードウエア環境がようやく整ったことになる。
一方でソフトウエアの設定がいくつかあるので、その辺りは次回にリポートしたいと思う。
「小川の世界観を映せ!あめんぼボートの改造リポート~その4」への1件のフィードバック
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