川のゴミで一番多いのは、飲料用ペットボトルだ。NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラムの調査によると、2016年の結果で、8年連続1位だという。
この日訪れた新河岸川でも例外ではなかった。
先日の台風の影響かもしれないが、川にゴミが集まっていた。ペットボトル、空き缶、空き瓶、ボールなどが目立った。
しかし、いったい、このゴミはどこからやってきたのだろう?
人がこの場所にわざわざ捨てに来たというのもあるかもしれないが、ちょっと考えにくい。多くは他の場所で捨てられたものが、風に運ばれ、増水した流れに運ばれ、この場所に行き着いたのだと思われる。
川の周辺で意図的に、または非意図的にポイ捨てされたゴミが、ここに集まっている可能性がある。
放っておけば川が増水した時に、さらに流されて最終的に海へ流れていくだろう。海洋ゴミ問題につながる。
一方で、カブが大量に破棄されていたのを発見した。
これは、明らかに人為的なものを感じる。
近隣の畑で採れたと思われるカブだ。原因は不明だが、商品にならないと判断し捨てたのだろうか?時間が経てば分解されるだろうけど、捨ててよい理由があるなら教えて欲しい。
日本の街は「ゴミが少なくてきれいだ」とかいう外国人の評価を聞いたことがあるが、ある一部を見ての評価だということを忘れてはいけない。
本当の意味で、きれいな街を目指すなら、川のゴミにも目を向けないといけないと思う。