先日、会社でCanvasというものを初めて知った。
組織や個人のビジネスモデルを分析し描くためのカギとなるツールだそうだ。
顧客、与える価値、チャネル、顧客との関係、収入、キーリソース、キーアクティビティ、キーパートナー、コストという9つの要素を分析する。
その使い方の資料を見ていたら、個人的にとても響いたフレーズがあった。
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<b>与える価値とキーアクティビティを混同してはいけない</b>。<b>キーアクティビティー</b>(われわれの作業内容)<b>からもららされるのが与える価値</b>である。顧客が組織を選ぶときは、業務そのものよりも「価値」を選ぶ。 |
そんなのそうだよ、と思われる方も多いかもしれないが、少なくとも私は今まで、与える価値というものへの向き合い方が足りていなかったようだ。
例えば、小川を再生するという活動が仮にあったとする。
これは活動の組織にとってのキーアクティビティであり、与える価値ではない。
では、価値ってなんだ?
- 一生の思い出をつくることができる(親子が川遊びすると)
- 気持ちが晴れる(仕事で疲れたサラリーマンが小川沿いを散歩すると)
- 健康の増進につながる(シルバーが組織で活動すると)
いろいろな人達にとっての価値がたくさん挙げられる。
自分にとっての小川での一生の思い出はいくつかあるが、一つは母にせがんで連れて行ってもらった綾瀬川へ釣りだ。
東武野田線の電車から見つけた小川にどうしても行ってみたかったのだ。
当時、小学3年の頃だ。釣りの経験も浅く、餌を付けないという斬新な釣り真似をしていたのでもちろん全く釣れなかった。
だけど自分で見つけた場所に行って、もしかしたらの期待感を味わっただけでも嬉しかった。おぼろげながら当時の光景や母との会話も覚えている。
小川は、きっと一生の思い出が作られる場所だと思う。
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