先日、勤続20年の休暇が5日間もらえたため、タナゴ釣り・小川撮影を目的として小川遊びに、2泊3日で行って来た。
行先は、かねてからゆっくりと訪れてみたかった岐阜県だ。
仲間から実績のあった釣り場ポイントをいくつか教えてもらっていたので、そのポイントをいくつか回った。
東京から岐阜までわざわざ時間と交通費をかけタナゴ釣りに行くだけでもとてもお金のかかる贅沢な遊びではあるが、タナゴ釣り以外にも、簡単な食事をその場で作ってプチキャンプをしたり、先日バージョンアップしたあめんぼカメラで小川を撮影したりを組み合わせるだけで、さらに最高の贅沢を味わうことができる。
今回自分が実施したおすすめの小川遊びを紹介する。
タナゴ釣り
長良川水系の支流につながるとある三面コンクリートの水路に到着した。
水路の周辺は、辺り一面田んぼが広がる。コンビニ1つない場所だが、広々していて気持ち良い場所だ。
水路は長良川水系の支流へ流れ込むようになっているが、水門が閉じているため水深がやや深い場所がある。
水深は150cmはありそうだが、底まで見通せるほどの透明度はなかった。
三面コンクリートではあるが、深場という点ではタナゴが生息している可能性が高い。
しばらく水路を観察していると、その水路から分かれるさらに細いU字溝へ向う、数匹の魚影が見えた。
たった15cm程の水深のU字溝だ。
U字溝の先が川へ接続しているかは確認できなかったが、深場とU字溝を行き来して生息しているようだ。友人の情報によると数年前にタナゴ釣りをしたポイントであるため、この魚影がタナゴだとすれば、この場所で、繁殖を繰り返している可能性が伺える。
U字溝の先から餌に寄ってくる魚影が見える。餌は突くが食いつくそぶりを見せない。しばらくそんな状態が続く。
しかし、その状態を打破するあたりがでた。
やはり先ほどの魚影はタナゴの群れだったようだ。
きっとこの水域のどこかに二枚貝が生息していて、繁殖を繰り返しているのだろう。
人工物の中であっても二枚貝がいて繁殖の条件が整えばこうして生きているということだ。改めてすごい事だと思う。
タナゴが釣れたというだけであるが、とにかくテンションがあがる。
その後、タモロコが2匹混じりつつ、30分程で、ヤリタナゴ4匹を釣る事が出来た。
まさに至福の時間であった。
プチキャンプ
その後この場で、昼食をとることにした。
車の横にテーブルとイスを広げ、ガスコンロを使った簡単クッキング。メニューは、用意してきたレトルトのパスタだ。
まず、パスタを茹で、茹であがった残り湯で、レトルトを温めれば、あとは混ぜるだけだ。
お手軽なのに、最高のロケーションで食べる食事は、最高に贅沢な味になる。
こんなところで、パスタを作っていると、地元の人から不審がられるのではと心配していたが、意外にも、好意的に挨拶をしてくれる人がいたので良かった。
最後の後片付けでは、汚水をなるべく出さないようにするのがスマートだ。
使った皿は、パスタソースがついているが、家のキッチンのように洗剤で洗い流すことはできないので、キッチンペーパーできれいに拭き取って、その後、残ったお湯で軽くゆすげばきれいになる。自然の中でスマートにプチキャンプを楽しむ方法としておすすめしたい。
あめんぼカメラで小川の水中撮影
タナゴ釣りとプチキャンプを楽しんだ後は、水路が接続する小川に行って、水中撮影に挑戦だ。
最近は、Goproなどの水中カメラさえあれば、誰でも気軽に水中撮影が楽しめる。ダイビングでは人間が水中カメラを持って水中に潜るが、このような浅い小川では人間がカメラを持って潜るのがなかなか難しい。
そんな時は、カメラ付きのラジコンボートである「あめんぼカメラ」が威力を発揮する。
水中に向けたカメラがラジコンボートに取り付けられているので、プロポを操作することで、船の向きを遠隔で操作することができるのだ。
撮影場所は、水深は15cmほどの浅い小川。透明感のある気持ちの良い小川だ。
上から覗くと、流れの緩やかな場所に何かの稚魚の姿が見えた。その稚魚の視点でみるどんな映像が見えるのだろうか?
あめんぼカメラで水中映像を撮影すると、なんとなく魚の視点になって泳いでいる気になってくる。
そんな小川の映像はこちら。
設定で「画質=1080p」を選ぶと最高画質でご覧いただけます。
まとめ
タナゴ釣り、プチキャンプ、小川の水中撮影を組み合わせた小川遊びで大人の贅沢を味わう方法をご紹介した。
タナゴ釣りでは、タナゴがいるポイントを探すのが難しいので、タナゴが釣れないことも十分ありうるが、雰囲気の良い小川でご飯を作って食べるだけでも十分一日楽しめると思う。
興味が湧いたらぜひお試しあれ。