湧水豊かだった頃の井の頭池への取り組み

IMG_3857こんばんは。

今回は、井の頭池復活への取り組みから学びたいと思います。

井の頭池では、2017年までに、池底が透き通って見えるようにすることを目標に、具体的な取り組みが行われています。その一つに、池の湧水を増やす取り組みがあります。

池の湧き水を増やすには、地下水涵養重要です。

地下水涵養とは、雨や川の水などが地下に浸透して地下水になること指します。
地下水涵養
雨水が地面に浸透する量は、昔に比べて減少しているそうです。理由は、都市化により、地表が舗装され雨水が地面に浸透しづらくなったことや、浸透能力が高い森林が減少したことが挙げられます。

つまり湧き水を増やすためには、地下水を増やすことが必要。そして、地下水を増やすには、雨水を地下にたくさん浸透させることが重要なんですね。

舗装するにしても雨水が浸透しやすい舗装技術(透水性舗装)をもっと活用することや、森林を増やすことが必要ですが、ご家庭でできることとしては、住宅への雨水浸透桝の設置などもあります。

三鷹市、武蔵野市では、雨水浸透桝を各家庭へ普及するために助成制度を設けているようです。

地下水の涵養は、小川を増やすことにもつながりますので、一人でも多くの人が地下水の涵養に興味をもってもらえれば嬉しいですね♪

湧水豊かだった頃にいた井の頭池の生き物 その3

こんばんは。

湧水豊かだった頃にいた井の頭池の生き物、シリーズでお伝えしています。

t02200164_0800059813202237864

湧水豊かだった頃の井の頭池の再現だそうです。

ここではヤリタナゴ、モツゴ、タモロコなどが飼育されていて、ゆらめく水草(セキショウモ類)の中を泳いでいました。透き通った水中に鮮やかな水草の緑がとても心地よく思います。


水草から絶えず気泡が発生しており、お魚達の酸素を供給している様子が伺えます。

昔のような井の頭池を早くみてみたいですね(^^)

次回は湧水を増やす取り組みについてお伝えします!

湧水豊かだった頃にいた井の頭池の生き物 その2

こんばんは。
湧水豊かだった頃にいた井の頭池の生き物、シリーズでお伝えしていますが、今回はミヤコタナゴです。

ミヤコタナゴは関東地方に広く棲んでいましたが、1974年に国の天然記念物に指定され、今では千葉県、栃木県、埼玉県の限られた場所に残っているだけです。

井の頭池にも昭和30年代まで生息していたようで、湧水を水源とする清澄な小川や田んぼの水路を中心に多く棲んでいたようです。

しかし、湧水は枯れ、小川はコンクリートで固められたり、埋め立てられたりして、生息できる場所が急速に失われました。

ちなみにミヤコタナゴは、小型の二枚貝(特にマツカサガイを好む)に産卵し、幼魚の間貝体内で過ごし、8~9㎜に達すると貝から出てくるそうです。

なので、ミヤコタナゴを保護には、二枚貝と湧水の保全が必要なんですね。

エビモの鮮やかな緑色と、ミヤコタナゴの婚姻色のオレンジ色がとても綺麗で絵になります。個人的には、ずっと見ていたいです(^^)

湧水豊かだった頃にいた井の頭池の生き物

こんばんは。
東京都井の頭自然文化園の水生物館に行ってきました。

井の頭公園にある井之頭池は現在は濁っていて池の底が見えませんが、昭和30年代までは池の底が透き通って見えるほど美しい池だったそうです。
ところが、戦後、市街化が進むにつれて地下水位が低下し、湧水が枯渇するようになりました。それに伴い池の水質も悪化し、生き物が消えていったようです。

消えてしまった生き物は、
オイカワ、アブラハヤ、ヒガイ、ウグイ、ムサシトミヨ、ミヤコタナゴ、水草類
です。

水生物館では、消えてしまった生き物の一部が飼育されており、観察できます。

今回は、ムサシトミヨについてお伝えします。

ムサシトミヨは、背に8~9本のトゲをもつ体長が3~6cmの小さな魚で、小鳥のように巣をつくり、オスが子育てをする珍しい魚です。寿命は1年程度で、子育てが終わると力尽きたかのように寿命がきます。なんとも儚いですね。

我が家の金魚は、産んだ卵を親がパクパク食べていましたが、子どもへの愛情たっぷりなお魚ですね。

井の頭池は、2017年までに水質を浄化し池の底が見えるようにすることを目標とし、、行政・市民・団体が努力をされています。消えてしまった生き物が再びこの池で会える日を楽しみにしています。

ムサシトミヨが生息している場所は、埼玉県熊谷市にある元荒川の源流部のみで、源流部の400mが、県指定の天然記念物に指定されています。

元荒川の源流部は、水草がゆらめく清流で、ぜひ行ってみたい小川です。
さすがに、保護区域は無理かもしれませんが、あめんぼ目線カメラで撮影をしてみたいものです。

冬でも楽しめる新江川

こんにちは。先日、埼玉県は東松山市を流れる新江川に行ってきました。荒川水系市野川の支流です。

o0480064413190034305

のどかな田園風景が川沿いに広がっています。

久々に娘2人を連れて行ったので川でお魚やエビでも獲れればと思い、生き物が隠れていそうな場所を探し求め車で移動しました。
o0480064413190034217
熊野橋付近で、生き物の隠れ家になりそうな枯れた水草や川岸からの草が水を覆っている場所を発見!ちょうどいい事に、土手から水辺に降りる階段もありました。
枯れた水草の根本をたも網でガサガサしてみたところ、エビ2匹を発見!
その後、漬け物石程度の大きさの石をめくり、下流にたも網を構えていてもエビが数匹獲れました*\(^o^)/*
子ども達はエビでも獲れればテンション上がりますね!
冬でも小川で十分楽しめますよ~

 

ハライチさんの地元、原市沼川

こんばんは。

正月休みの最後に行った埼玉県は上尾市、伊奈町を流れる原市沼川をご紹介します。
原市沼川は利根川水系の綾瀬川の支流です。
上越新幹線と東北新幹線の分岐点付近にある原市沼に流入し、流出しています。
この辺りには上尾市原市のいう地名があり、お笑いコンビのハライチさんがここのご出身ということで有名です^_^
o0480064413184104450

1月ということで辺り一面枯れ草ですが、枯れ草の量からしても、春から秋にかけては緑がたくさんあって気持ちがいいところだと想像できます。

o0480064413184104436

魚影が全く見えない中、子どもと一緒に釣り糸を垂らしましたが、やっぱりダメでした~(≧∇≦)

また春にでも行ってリベンジしたいと思います!

さらさら流れる小川、宇田川にホタルよ来い!

今日は、横浜市泉区を流れる宇田川です。宇田川は、相模湾に注ぐ二級水系境川の支流です。

 

o0480048013177956455

ほとんどが3面コンクリまたは暗渠なんですが、

o0480064413177956434
中田中央公園付近だけは地域の活動によってホタルの里を目指して多自然川を形成しています。
o0480064413177956516
水深5cm程度の、さらさらした流れが本当に癒される場所で、
o0480064413177956395

そこでは、ホタルの幼虫の餌となるカワニナを育成して、大切に保全をしているようでした。

3面コンクリになる前は、全部こんな感じだったんだろうな~と想像を掻き立てられます^_^

台地の辺縁に湧水あり!

あけましておめでとうございます^ ^

今年もよろしくお願いします。
お正月は、妻の実家で過ごしていますが、実家の横を流れる川の上流端まで探険しにいきました。
o0480064413176334815
この3面コンクリの川は横浜市泉区を流れる宇田川です。実家の母は、ドブ川くらいにしか思っていなかったようですが、臭いわけでもなく、水もクリアに見えます。
o0480048013176335149
畑の中通り、
o0480064413176335236
さらに、畑の中を流れてます。
手前側が上流方向です。
o0480064413176335048
畑の奥に森がありますが、高台になってます。ここは宮の台という台地です。
左側の森に沿って川があります。
o0480064413176334905
そしてて、その台地の崖下にありました!湧水です^ ^
台地の辺縁には湧水があるのですね~。
泉区は、こういった湧水が多くあるのでその名がついたと言われています。
o0480064413176335300

ちなみに、この湧水ですが、水底がオレンジ色しています。

これは、鉄酸化細菌の仕業だそうで、細菌が水中の鉄を酸化して、不溶性酸化鉄(つまり錆)となって沈殿したものだそうです。
次回は、宇田川のホタルの里をご紹介します!

名水、南沢湧水群

こんにちは。

早いもので大晦日ですね。
今日は、7月に訪れた南沢湧水群をご紹介します!
o0480035813175376709
 散策マップです。
o0480064413175376365
南沢緑地の流れ。癒されます^_^
o0480064413175376658

竹林公園の湧水箇所。

東京都東久留米市にある南沢緑地や竹林公園にある湧水は、南沢湧水群と呼ばれており、その豊富な湧水は落合川の流量を支えています。
この落合川と南沢湧水群は環境省指定の平成の名水57選としても有名です。
また落合川には、絶滅危惧種ⅠB類に指定されているホトケドジョウが生息しており、地域住民による保護活動が行われています。
2010年には、落合川の蛇行部分を直線化工事する際に蛇行部分を埋め立てることに異議を唱えた住民らが、川を原告とした初の訴訟を起したそうです。
こんな素晴らしい自然を、次の世代へ引き継いでいかないといけないですね^_^

石神井川、昔はあそべる小川だったようです!

石神井川は東京都小平市を源とする荒川水系の河川です。

t02200295_0800107113169697848

つい最近(2014年12月)、西東京市で撮った上流域の写真ですが水が枯れちゃっています。

t02200295_0800107113169697847

そういえば、2014年6月にはわずかに水の流れがありました。
これは、降雨時に流れ込んだ雨水のようです。上流端の湧水は枯れちゃっているので、降雨時に流れ込む雨水が主な水源になっているようです。

 

で、なんでこんな水面が遠いのって思いませんか?

これは水害対策のため、掘り下げちゃっているんですよね。

昭和33年9月の狩野川台風によって大きな被害を被ったのを機に、昭和34年度から実質的な1時間50mm程度の降雨に対応する改修工事が始まりました。

都市化の進展に伴い流域の保水・遊水機能が低下してしまったので、流域に降った大量の雨水が河川に流れ込んでくるようになりました。それで、大量の雨水をどんどん流下できるように掘り下げちゃってるんですね。

できればもう少し水に親しみたいなーと感じてしまいます。

東京都は、地域の人々との協力を通して、「地域に活きた親しめる川の復活」を進め、望ましい川の姿を実現していくと、石神井川河川整備計画で発表しているので、今後の動向に期待しております!

 

t02200153_0300020913169697846

ちなみに、昔の石神井川の写真を見つけました。(板橋区のHPより)
川に入って魚とりをしている写真だそうです。
あそべる小川がそこにはありました。

参考文献:石神井川河川整備計画 平成18年3月 東京都