桃太郎に出てくる川はriver?

最近、英語の研修を受けており、効果的な英文を書くための方法を学んでいる。

効果的な英文を書くには、目的と対象を捉えること、そして対象となる相手によって相手が理解できるような適切な言葉を選び、情報を正確、明確、簡潔に伝えることが大事であるという。

その研修で印象に残ったトピックがあるので1つ紹介したいと思う。

単語は正しい意味のものを使いましょうという話で、桃太郎 お話しが例にあがった。

「昔々あるところにおじいさんと、おばあさんがいました。おじいさんは山へしば刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。」というあまりにも有名なくだりがあるが、おばあさんが洗濯に行った川は英語でなんというだろうか?

img_7466その前に、その川のイメージがバラバラだと正解を出せないので、昔話の絵に描かれるような里山を流れる小川をイメージすることにしよう。

前置きでだいぶヒントを出してしまっているかもしれないが、riverと答えた方は残念ながら不正解だ。

riverは、海や湖へ流れ込むような比較的大きな流れをいう。小川ということであれば、brookが正解だ。両者の違いは川の大きさにあるのだ。しかしどこまでがriverでどこからがbrookなのかというと厳密な定義はない。

小川と訳される単語には他にもcreekやstreamがある。しかしcreekは、アメリカ、カナダ、オーストラリアでは小川という意味であるが、イギリスでは入り江を意味する。

また、streamには、小川という意味の他に、流れという汎用的な意味もある。

なので一語一義の原則を用いるならば、brookがより適切と言えるだろう。

ちなみに、おじいさんは、山へしば刈りに出かけるが、「芝刈り」ではないことにお気づきであろうか。「芝刈り」だとすると、山にあるゴルフ場の芝でも整備しに行っているように思えてくるがそんな訳はない。

おじいさんが出かけたのは、「柴刈り」であって、雑木林へ薪に使う小枝を集めに出かけたのである。ここで言う「山」は雑木林の意味合いだ。

話をriverとbrookに戻そう。

では大きさで決まると言うなら、同じ川でも上流の小さな流れと下流の大きな流れがあるので、上流と下流で呼び名が変わるのだろうか?こんな事を考え出すと夜も眠れなくなりそうなので、桃太郎の読み聞かせで眠りにつきたいものだ。

〇〇村誕生ラッシュ

綾瀬はるかさん主演のTBS系ドラマ『義母と娘のブルース』を毎回楽しみに見ている。

その綾瀬さんの名前だが、名字由来netさんのランキングによると全国におよそ60人程度しかいないレアな名前だ。

名字以外では、綾瀬は川の名前や地名としても使われている。

埼玉県、東京都を流れる綾瀬川(あやせがわ)は利根川水系中川の支流である。帰省した時にたまに釣りに行く小川であり、個人的には馴染みがある好きな川だ。最近では水質も向上し、アユの遡上も確認される程だ。

綾瀬川に隣接する場所には、綾瀬という地名が2つ残っている。

上流域には、埼玉県蓮田市綾瀬があり、かつての埼玉県南埼玉群綾瀬村にちなむという。

1889年(明治22年)4月1日 - 蓮田村・貝塚村・閏戸村が合併し、南埼玉郡綾瀬村が成立。(Wikipedia)

一方、下流域には東京都足立区綾瀬があり、かつての東京府南足立郡綾瀬村にちなむという。

1889年(明治22年)5月1日 - 五兵衛新田・弥五郎新田・次郎左衛門新田・伊藤谷村と保木間村字二ツ家などの多村の飛地が合併し、東京府南足立郡綾瀬村が成立。(Wikipedia)

市制・町村制が施行された年ということもあるが、偶然にも、ほぼ同じ時期に綾瀬川の上流と下流に同じ名前の村ができたというのは面白い。南埼玉群の方がひと月年上だが、「名前がカブってる」的な話は出なかったのだろうか。少しきになってしまう。

上流の綾瀬村も下流の綾瀬村も綾瀬川沿いにあり、その川の名に由来する。では、綾瀬川の由来はどうだろう?

江戸時代以前の綾瀬川は、ひと雨降る度にすぐ流れが変わってしまうほど、川筋が定まらない川だったという。そのため、多くの「瀬」が乱流して、その様子が「綾」に似ていたとする説と、流路を度々変えることから「あやしの川」と呼ばれるようになり、それが転化したという説がある。

綾という字のとても上品なイメージとは異なり、自然の脅威が影響していたとは、ちょっと意外である。

また、神奈川県にも綾瀬市が存在するが、かつての高座郡綾瀬村にちなむ。

1889年(明治22年)4月1日 : 小園村・早川村・吉岡村・寺尾村・深谷村・蓼川村・本蓼川村・上土棚村の8村が合併し、高座郡綾瀬村が成立。(Wikipedia)

こちらもなんと、明治22年に成立している。
明治22年は「綾瀬村」の誕生ラッシュだったのだ。

ちなみに神奈川県の綾瀬村の名前の由来は、3つの説があるそうだ。当時、市内を流れる蓼川(たでがわ)が「綾瀬川」と呼ばれていたからという説。河川の支流(瀬)が綾をなしている様子からついた説。また、当時、養蚕が盛んであったことから、その絹でできた綾にちなんでいるという説。真相や如何に?

ドラマでは、「奇跡はけっこうよく起きる」というセリフが印象的であったが、綾瀬村の誕生ラッシュも奇跡の1つだったのかもしれない。