水槽のエアーポンプ(ブクブク)が止まった?そんな時の対処方法

こんばんは。

水槽で淡水魚を飼育している時に、よく起こりがちなのが、エアーポンプ(ブクブク)が止まってしまうことです。ポンプが止まる原因はいくつかありますが、場合によっては自分で修理できる場合もあるのです。

今日はそんな対処方法をご紹介します。

先ずは中を確認

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これは自宅で使用しているACタイプのポンプです。必ずコンセントを最初に抜きましょう。

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裏側がねじ止めされているのでネジを外してふたを開けます。

中の仕組み

中はこんな風になっているんですね。電池のエアーポンプとは違い、モーターが入っていません。いわゆる電磁石が入っています。黄色いところがコイルになっていて、交流が流れると、コの字型の金属部分の先端は磁石のS極になったりN極になったり入れ替わります。これによってもう一方の磁石が左右に動かされるため、ゴムの部分が動き空気を吸ったり吐いたりできるようになります。

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ゴムがついている部分を本体から取り外します。

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さらにゴム部分を取り外します。

故障の原因

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中に半円の形をした白いゴムがついているので取り外します。その下にある薄いゴムの部分に亀裂が入っておりました。この亀裂が原因でエアーポンプが動かなくなっていたのです。

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薄いゴムの下に穴が開いていて、ここから空気を吸い込むのですが、問題は空気を吐き出す時に、薄いゴムが穴をちゃんと塞いでくれないとホースの方へ空気を送り込もうとしても空気が逃げてしまいます。

修理方法

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そこで、切れてしまった薄いゴムの小さい方は取り除いて、残った方の薄いゴムを移動して穴を塞げる位置に置きます。

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そして、半円の形をした白いゴムを元に戻します。この時、下の薄いゴムを抑えられていることが必要です。

分解する時と逆の手順で本体にくみ戻していきます。

以上で修理完了です。意外に簡単だと思いませんか?

ばっちり動くようになりましたよ。

故障する前日はそういえば、いつもより音がうるさかった気がします。音をよく聞いていると、故障の前触れを発見できるのかもしれませんね。

新しいものをどんどん買うのではなく、修理して長く使える社会がいいですね!

新河岸川で投網調査

こんばんは。

今日は、埼玉県南部漁業組合の方々と一緒に新河岸川にて投網による魚類調査に同行させてもらいました。

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場所は朝霞水門付近で大潮の干潮時のみ入れるところです。胴長を着て深いヘドロの中を歩くのは、田んぼの中を歩くのと通じるものがありました。

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ちなみに、この朝霞水門ですが、新河岸川の洪水を荒川に分散し、新河岸川流域の浸水被害を軽減する目的で平成7年に完成した水門だそうです。

写真の右側が新河岸川、左側が荒川になります。

今回、私は2回目の投網体験となります。前回教えてもらったやり方はすっかり忘れてしまったので、もう一度レクチャーしてもらい、感覚を思い出しながらなんとか投げることができました。

遅れてきた自分は、3回しか投げる時間がなかったのですが、3回で7匹のマハゼを獲ることができました。

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このマハゼですが、天ぷらにして食べるとおいしいと教えて頂きました。

総勢6名で行った投網調査で確認出来た魚種は13種ということでした。

漁協の方のお話によると、川漁師の数も減ってきて、担い手もあまりいないので、漁法をできるだけ多くの人に伝えていくことが重要だということでした。

投網だけでなくいろいろな漁法があるそうです。個人的に、どんな漁法があるのか興味が湧いております。

ご興味があるかたはぜひお声掛けください!

本日は同行させて頂きありがとうございました。

 

横沢入里山で田植え体験、小川でザリガニ釣り

こんばんは。

長雨が続いておりますが、皆様におかれましてはお変わりございませんでしょうか。

里山では田植えのシーズンということで、東京都の「横沢入里山保全地域」にて、田植え体験に行って来ました。

この田植え体験ですが、東京都による無料のイベントです。都の保全地域で里山体験ができ、同時に保全地域の良好な自然環境を守るお手伝いができます。

詳しくは「里山へGO!」をご覧ください。

横沢入(よこさわいり)の保全地域とは

横沢入の里山は、五日市丘陵に囲まれた谷戸です。この谷戸ではかつて、地域の人によって稲作が行われ、里山の自然環境がバランスよく保たれていました。しかし、近年棚田は耕作されず荒廃が進んでいたそうです。

そんななか、東京都は、ボランティア団体やあきる野市とともに里山の復元を行い、貴重な動植物の生息生育環境を回復し、保全する活動を続けています。

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田植え体験

個人的には初めての田植え体験でした!

NPO法人横沢入タンボの会の方々に田植えのやり方を丁寧にレクチャーして頂きました。

たんぼの中央から、20人ほどが横一列になって、写真の手前に、さらにもう20人ほどが写真奥へ向かって、田植えをしながら進んでいきます。苗を植えながらバックで下がっていくのが関東式だということでした。

1枚植え終わるまで30分以上かかったでしょうか。中腰姿勢が疲れますが、初めての体験ということであっという間の楽しい時間でした。

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午後は生き物観察

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谷戸の上流の湧水から小さな小川が流れておりますが、個人的には、この小川の雰囲気がとて気に入ってます。

この小川には、ホトケドジョウ、サワガニ、ザリガニ、カワニナが生息しているそうです。

この日の午後はザリガニ釣りを行いました。ザリガニは、田んぼの畔に穴をあけてしまうそうです。そうすると、田んぼの水が流れてしまうという問題がおきます。なのでザリガニ釣りは、ザリガニを駆除する目的を兼ねているとのことでした。

横沢入里山の問題点

横沢入タンボの会の方にお話しを伺いました。

  • 湧水の量が少なく、田んぼへ引く水が枯れてしまうことがある。そのため下からポンプで上流の田んぼへ水を供給している。
  • 辛うじて湧いている湧水の水は冷たすぎて稲作には適していない。
  • 保全のボランティアの年齢が高齢化しており、若い世代があまり入って来ない。
  • 春の野草を採りに来る方が田んぼの畔を壊すときがある。

せめて、田んぼの畔を壊さないよう、心がけたいものですね。

多摩川の水が途中まで流れている、田無用水

こんばんは。

車の運転をしている時は、カーナービの地図に映る川・水路を気にしてついつい、どんな景色なのかをチェックしてしまいます。

とは言え、運転中なのでチラ見しかできませんが。

そんなチラ見調査によって、以前から気になっていた場所がありました。

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素掘りの水路です。

よくよく調べたら、田無用水であることが分かりました。(小平市ホームページ用水路水系

田無用水は、玉川上水の分水です。とは言へ実際は、玉川上水の分水である新堀用水から小平市の関東管区警察学校の南あたりで分水されています。

これまで田無用水といえば、田無駅北側の青梅街道沿いにある遊歩道「ふれあいのこみち」「やすらぎのこみち」にあるように、暗渠化されて、水は流れていないと思い込んでいました。

なので田無用水に水が流れているということにとっても興奮しました!

しかも、田無用水の水ですが、多摩川の羽村取水堰から取水した多摩川の水が流れているのです。

玉川上水の水は、小平監視所から下流において、多摩川上流水再生センター(昭島市に所在する下水処理場)で処理された下水処理水が放流されていることを考えると、なんだか貴重な気がしてきます。

 

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この田無用水の少し上流では、一部開渠となっています。

三面コンクリートになっていて味気ないのですが、トクサなどの水草の鉢植えを置いて、味気なさをカバーしています。

近所の方のお話によると、以前は蓋がされて道路になっていたそうですが、また、蓋を開けて水路が見えるようになったとのことです。

「蓋があった方が道路が広くてよかった。」

「魚が居るな~と思っていると、近所の小学生がごっそり獲っていってしまう。」

「魚獲りの際に、網ですくった底泥を道路に撒いたまま帰って困る。」

など、近隣住民のみなさんの意見はさまざまですが、こういう水辺が増えると以下のようなメリットが得られます。

  • 人にうるおいややすらぎを与える。
  • 生き物のすみかができることで生物多様性が増す。
  • 玉川上水の分水という歴史的価値を次代へ受け継ぐことができる。
  • 夏場に、周辺の気温上昇を抑えられる。

今回の発見で多摩川の水が流れる田無用水の存在をもっと知って欲しいなと思いました。

小平市には用水が多く保全されていますが、西東京市の場合は残念ながら多くが暗渠化されています。

「ふれあいのこみち」「やすらぎのこみち」に用水があったことを忘れてはいけません。

再び用水の水を田んぼに利用したいとなれば水をそこまで流そうとならないのでしょうか?

あそべる小川の可能性を強く感じますね^ ^