小川を舞台とした感動ストーリー


こんばんは。

先日はある講演会で、小川を舞台とした感動的な話を聞いたので是非シェアしたいと思う。

昔、埼玉県のとある中学校で、問題が起きていた。

たくさんの窓ガラスが割られ、荒れに荒れた中学校。校長は困り果てていた。

そんな中、ある研修会社と知り合い、生徒をとある研修に参加させることになった。
その研修とは、農業研修である。

一方、受け入れ先の農家は、手伝って欲しい作業を考えていた。素人に重要な稲の収穫作業を任せる訳にもいかない。また、田植え作業もイベント的な要素が強い。実際には田植え機でやってしまうのが一番効率がよい。

であれば本当の意味で役に立つ作業をしてもらいたいと考えた。

農家のじいちゃんばあちゃん達にとって、一番骨の折れる作業。それは田んぼのそばを流れる小川(土水路(どすいろ))の泥上げ作業だ。

この土水路の泥上げ作業をやってもらうのが一番嬉しい。

研修当日、生徒達はなんとか作業を終えたという。

そして、農家の人は、生徒達へは心から感謝を伝えたそうだ。

すると次の日、生徒に明らかな変化が起きたという。

「おはようございます」とあいさつをするようになったと。

いままで聞いたことはなかったという。

校長はこう振り返る。「この研修のお陰だ、農家の人の力になれた実感、そして感謝されたことが彼らを変えたのではないか」

農家の人と生徒達の心の繋がりが大きいと思うが、そこに小川があったからこそ起きたキセキと言えるかもしれない。

小川を舞台に繰り広げられるストーリーを今後も探してみたいと思う。