三宝寺池のヘドロを再利用してみる(その2)


こんばんは。

前回に引き続き、三宝寺池で採取したヘドロの再利用を研究中です。

ヘドロは確かにドブの臭いがしましたが、きっとリンや窒素を多く含んだ肥料になるのではと期待しています。

生活排水が流れている川底から採取したヘドロだと、有毒な化学物質が含まれている可能性がよく指摘されています。

しかし、この三宝寺池の水源付近では、生活排水が流れる様子は全くないので、有毒化学物質の含まれる可能性は低いのではと思っています。

三宝寺池のヘドロを取り除くことで、どんな効果が期待できるでしょうか?

水質が浄化される

  • 水中に溶けだすリンや窒素が減る⇒池のリンや窒素減る。
  • 池のリンや窒素減る⇒水中の植物プランクトンが減る。
  • 水中の植物プランクトンが減る⇒池の透明度が上がる。(きれいな水)

池の生物多様性が増す

  • 池の透明度が上がる⇒光が水中に良く届き水草が育つ
  • 水がきれいになる⇒昔いたきれいな水を好む生物が生息できるようになる。
  • ヘドロを取り除く⇒池底の酸欠状態が回復する。
  • 池底の酸欠状態が回復する⇒二枚貝などが生息しやすくなる。

肥料として利用できる

  • ヘドロを肥料として利用する⇒おいしい野菜が育つ

どうでしょう?とっても良いと思いませんか?

まずは、家庭菜園のゴーヤとキュウリに肥料として使用してみたいと思います。

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まずはブルーシートに広げて、2、3日天日干しします。

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天日干しの後、白っぽい色に変わってきました。

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枝や葉の大きいものはふるいにかけて取り除きます。

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これだけ見ると、もはやヘドロから作られたとは思えません。いい感じです。

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これををプランターの土に混ぜてゴーヤとキュウリを植えました。

野菜つくり素人の私が試行錯誤しながらやっておりますが、果たして良く育ってくれるのでしょうか。