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蛇行が凄過ぎる武庫川の上流部


先日兵庫県の武庫川(むこがわ) 上流部を訪れた。

神戸に行く用事があったため、兵庫県の小川を探していた際、上流部の一部が多自然型工法で河川改修がされている武庫川にいきついた。

事前に、川筋を把握するため地図とにらめっこしていると、面白いことに気ついた。あまり見たことのない川の蛇行だ。

「話が横道に逸れる」という表現があるが、この表現がぴったりに思えた。

川が、山から海へ向かって蛇行を繰り返して流れるように、面白い物語は、話がいろんな方へ流れつつ、おわりに向かうものだ。決して、一直線の単調な流れではつまらないはずだ。

統合武庫川の流れも、くねくねと向きを変え流れているが、およそ南から東南への流れが、大きく北東へ蛇行する場所がある。まるで話が横道に逸れてなかなか戻って来ない状態のようだ。

具体的には上図の矢印に注目してほしい。前に約3km進む間に、約4km横道に逸れて帰ってくる感じだ。

周辺の川(千種川、加古川、淀川)と比較しても、武庫川のようにカーブのきつい蛇行は見られない。

武庫川拡大しかも、拡大してよく見ると、横道に逸れる前は180度向きを変えるヘアピンカーブにもなっている。

マリオカートのコースにぴったりかもしれない。

ちょっと特別な場所だと思う。

では、なぜこんな蛇行をしているのだろうか?

地図を航空写真にしてみたら答えがわかった。

武庫川-航空写真武庫川の流れに立ちはだかる山があるではないか。

この山を避けるように東回りの谷筋を流下しているようだ。川の気持ちになってみると、180度向きを変えずに西回りで前に進みたくなりそうだが、西回りの谷筋は、川にとって進めないルートだったのだろう。

都市部に住んでいると、河川改修によって直線化する川が多いので、ヘアピンカーブのような蛇行や、横道に逸れてなかなか戻ってこない話のような蛇行を見られるのはとっても貴重だ。

参考:川の名前を調べる地図