見たことのないこの水の透明度~柿田川~


おはようございます。

暑い日が続いておりますね^^

先日は静岡県駿東郡清水町を流れる柿田川に行ってきました。

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まずは柿田川公園内の第一展望から見える最上流と思える湧水地点です。写真の右側にある崖の上には国道1号線が通っています。(このギャップがスゴ過ぎます。)

湧水のしくみは、次のように説明されていました。

約8500年前の富士山の噴火で発生した溶岩がこの柿田川の上流まで来たそうです。この溶岩(三島溶岩と呼ばれる)は水を通し易く、その溶岩の下の地層が水を通しにくいことから、富士山周辺に降った雨や雪が三島溶岩の間を地下水として流れ、この付近で湧水となって出てくるそうです。湧水として出てくるまでは、26~28年と推定されているそうです。(国土交通省のトリチウム濃度分析による)

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この湧水群から湧き出る湧水量は1日約120万トンと言われています。なので水源付近からいきなり川幅も広く、小川と呼ぶには規模が大きいです。

 

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柿田川公園第二展望から見られるこの写真ですが、昔、紡績工場が井戸として利用したものだそうです。井戸の中の水だけが青く見えますね。なぜでしょうかね?海の色が青く見える現象と一緒で、水の分子が太陽光の赤色の光を吸収するため、井戸部分だけが深いので、井戸の底で反射した光は赤色が弱まって、水色に見えるんですね。井戸の周りは浅いので赤色の光が弱まってないので透明のままということかと思います。

さて、この柿田川ですが、多くの部分が周辺の環境保全のため、川へは近づけず、遊歩道から眺める場所がほとんどです。

公園内のお土産屋の店主の話によると昔は川に近づけたそうなんですが、残念です。

 

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とは言え、子供が水遊びできる親水広場は、柿田川公園内にはありますので、親子で水の冷たさを手軽に感じるにはぜひここへ!

最後ですが、柿田橋付近に柿田川の川岸へ降りられる階段があり、柿田川の水中映像を撮影してみました。

やっぱり見たことのない透明度でしたよ。