水槽・池のメンテナンス時に気にすべき事

皆さんは、蚊に効く殺虫剤や忌避剤は正しく使っているだろうか?

先日、蚊に効く「おすだけノーマットスプレー」を人体用虫除けスプレーと間違えて、左右の手の甲にワンプッシュしてしまった。

もちろんこのスプレーは、肌に直接スプレーするものではなく、空間に噴射して、蚊を駆除するものなので、間違った使い方である。絶対にやってはいけない事である。

しかし、間違えて手の甲に噴射してしまった結果、まさかの二次災難にまで発展してしまった。

まず、一次災難としては、自分の手の甲がヒリヒリとしびれてしまった。噴射後30分後から違和感が発生し、3~4時間程は違和感が続いた。

そして、二次災難としては、小川で採取したメダカ(10匹ほど)を飼育している池のメンテナンスをするために、殺虫成分が手についたまま、手を池に入れたため、殺虫成分が池に入り、池のメダカが全滅に追い込まれてしまった。

こんなおバカな事はあまりしないと思うが、水槽や池で魚を飼育するときに、気にしておかなければいけない事だと思ったので記載しておく。

気にすべきこと

ピレスロイドを成分とするエアゾール(スプレー)タイプの殺虫剤や燻煙剤を使用する時は、魚類のいる水槽(池)に成分が入らないようカバーをするとか外に出すとかの注意が必要。

もし、噴射後に手に付着している可能性がある場合は、石鹸で手を良く洗ってから、水槽や池のメンテナンスをするのが無難かと思う。

「ピレスロイド」とは、除虫菊に含まれている天然の成分(天然ピレトリン)およびこれと化学構造のよく似たピレトリン類似の合成化合物(合成ピレスロイド)の総称。
参考:〜化学ミュージアム〜 短な化学探訪

ピレスロイドは魚類に対しての毒性が強く、魚の神経に強く作用して麻痺させるため、飼育魚に対する使用上の注意が設けられているのだ。

今回感じたのは、ピレスロイドの魚毒性の強さだ。二次災難が起きたときのピレスロイドの体積分率を推定したいと思う。

池の水が約40Lとし、スプレーの1プッシュで手に付着した量を約0.001mLと仮定(製品中のピレスロイドの含有量を10%とする)、そのうち8割程度が手から池の水へ移動したと仮定。

0.001mLx0.1×0.8/40L=2ppb(10億分の2)

想像しにくい数字になってしまったが、つまりメダカにとって40Lの水槽に霧一吹きでも十分致命的な量であったと言えよう。

ふりかえり

まさかこんな事になるとは。せめて気づいた時点で、汚染のない水槽へメダカを移しておけば、状況は違ったかもしれない。判断を間違ったと思う。

ちなみに、もし人体用の虫よけスプレーを手につけた状態で、同じ事をしたらどうなのだろうか?という疑問が湧いた。

我が家で使用している人体用虫除け(フマキラー スキンベープミスト)の成分について調べてみた。

改めて知ったのだが、12歳未満の小児に使用する場合、使用制限があったのだ。

小児(12歳未満)に使用させる場合:保護者等の監視の下、以下の回数を目安に使用すること。顔には使用しないこと。
・生後6ヶ月未満・・・使用しない。
・6ヶ月~2歳未満・・・1日1回以内。
・2歳~12歳未満・・・1日3回以内。

うちの子達に、この使用制限を守って使っていただろうか。ここでも改めて反省する。

この使用制限は、ディート(DEET)という成分によるものだという。

では、魚への影響は?

National pesticide information center によると

For freshwater fish and insects, DEET was toxic at extremely high levels. For instance, the level of DEET that killed half of the fish or insects was about 75,000 times greater than the highest concentration found in waste water or streams.

淡水魚や昆虫に対してDEETは非常に有毒であり、例えば、魚や昆虫の半分を殺したDEETのレベルは、廃水や河川で見つかった最高濃度より約75,000倍大きかった。(筆者訳)

とある。

魚への毒性を低いとする記事もあるが、どちらが正しいのか分からないが、いづれにせよ、用心するに越したことはない。

ディートが魚への影響が強いという立場をとるならば、人体用虫よけスプレーを手に塗布して、その手を、水槽(池)へ入れることは、魚を危険にさらす行為になるはずだ。大事な飼育魚を危険にさらさないためにも、ディート成分をよく石鹸で洗い流してから、水槽(池)のメンテナンスをする方が無難だ。

はっきりした記憶ではないが、人体用虫よけスプレーでディート成分を手につけたまま水槽に手を入れた可能性が過去にあるかもしれない。

飼育魚が、やけに興奮状態になって、水槽を飛び出すような事を数回経験しているが、まさかディートやピレスロイドの影響ではなかったか?なんてことも考えてしまった。

今となってはなんとも言えないが。

まとめ

ピレスロイドやディートを使った殺虫剤や忌避剤を使う時は、大切な飼育魚がダメージを受けないよう、水槽や池に成分が混入しないように注意しないといけない。

リスクを全く気にせずに殺虫剤や忌避剤を使う事がないよう自戒を込めて気をつけたい。

それと、「おすだけノーマットスプレー」の製品形状は、人体用虫よけスプレーと間違わないよう形状を工夫して頂けると良いと思う。

参考:

KINCHO ウルトラ害虫大百科
National pesticide information center
〜化学ミュージアム〜 短な化学探訪

 

大人になるとなぜ川が好きになるのか

先日、渋谷の昔の姿を知りたいと思ってYoutubeの動画(『街歴リサーチ!HISTRIP~時空船に乗ってアナタの街を再発見~』)を見ていた。

出演者の石原良純さんが渋谷川の事を解説したのを受けて、田中敦彦さんが「大人って川好きですよね」とコメントをしていた。

田中さんの印象だと「大人になると川が好きになる」ということらしい。

私もこの説について同意するところが大きいため、私なりの分析をしてみた。

大人になるとなぜ川(小川)が好きになるのか?

人間は水を求めているから

石原さんもコメントしていたが、人間は水を求めて生きている。

現代の生活では水は、水道の蛇口をひねれば水を簡単に得ることができる。しかし、当然のことであるが、昔の人々は、川の水や地下水を利用するしかなかった。だから、昔から、川の近くや地下水の得やすい場所に住みついた。また、水が得にく場所では、水路を掘って水が得られるようにした。昔の人にとって、川や地下水の事は、高い関心ごとであったのだ。

一方、蛇口から簡単に水が得られる現代の人にとって、川や地下水の事はあまり考えなくてもよい、低い関心ごとになってしまったのだ。

しかし、本能的な部分では、今も昔も変わりなく、水を求めているはずである。

若いうちは、世の中に溢れているさまざまな関心ごとに目が行き、水を求める本能的な部分は頭の隅っこに追いやられてしまっているのだと思う。

自分もそうであったが、学生時代に1年間通った渋谷にある大学キャンパスの裏には、いもり川という小川があったようなのだが、大学生活をエンジョイすることに頭が一杯で、川があったとは全く知らなかった。

だが大人になると、個人の差はあれ、ある程度の欲望を満たしてくる年齢となるそうすると、頭の隅に追いやられていた水を求めるという本能的な部分が再び現れてくるのだと思う。

だから、大人になると川が好きになってくるのではないだろうか。

 

原宿・渋谷になぜ坂が多いのか?

原宿駅の表参道口を出て竹下口へ向かうと、まず気づくのは、下り坂だ。さらに竹下口から竹下通りを望むとまた下り坂になっている。

一方、渋谷駅前にも宮益坂とか道玄坂とか坂が多い。

いったいこの坂はなに?と気になったことはないだろうか?

若者や外国人観光客で賑わう原宿・渋谷で、彼らがそんな疑問を持つ事はあまりないと思うが、原宿・渋谷を違う視点で見ることで新しい発見ができるかもしれない。

渋谷周辺の谷

まず見ていただきたいのが渋谷周辺の高低差がわかる地形図だ。
Trim渋谷-標高5mメッシュ-地理院地図(新版)レベル14-1-off-地名入り編集※上図は国土地理院の基盤地図情報・数値標高モデルのデータをカシミール3Dで表示させ、それを加工して作成

薄い緑色が台地で、薄い黄色がより低い場所を示している。

図の中央下部に、宮益坂、道玄坂と記載があるところが渋谷駅で、図の中央上部が新宿駅である。山手線の線路がうっすらと見えるのがわかるだろうか。

渋谷駅のある渋谷はその名の通り谷に位置しており、渋谷駅のあたりから二本の鹿の角のように谷が延びている。その角の右側は渋谷川(穏田川)が武蔵野台地を削って作った谷であり、左側は渋谷川の支流である宇田川や河骨川が作った谷だ。

坂の正体

Trim渋谷-標高5mメッシュ-地理院地図(新版)レベル15-1-off 編集※上図は国土地理院の基盤地図情報・数値標高モデルのデータをカシミール3Dで表示させ、それを加工して作成

で、原宿駅の坂の正体であるが、渋谷川の支流が作り出した谷の一部であったのだ。谷は明治神宮の清正井(きよまさのいど)のあたりから原宿駅を通り、渋谷川の谷と合わさっている。

今でこそ川は存在しないが、清正井の湧水を水源とする小川が原宿駅の下を通り、渋谷川へ落合っていたのだろう。江戸時代には、原宿のあたりに隠田村(おんでんむら)という村があり、その小川の水を利用して水田を営んでいたそうだ。

水田があったことは明治初期に作られた関東迅速測図からも見て取れる。

Trim関東平野迅速足図+地理院地図1-off -編集
※関東迅速測図(http://www.finds.jp/altmap/rapid_kanto.html.ja)を加工して作成

流行の最先端の原宿であるが、里山の風景が広がっていたかつての様子を、想像することはできるだろうか?

IMG_6614

写真は、以前訪れた東京都あきる野市にある横沢入という里山の風景で、小川の側に水田が広がっている。

あくまでも私の想像がではあるが、小川が流れるこんな里山の風景が原宿にあったのではないかと思う。

一方、渋谷駅前の宮益坂や道玄坂は、渋谷川が作った谷の一部だ。江戸の赤坂御門から大山(神奈川県伊勢原市)まで大山詣りに行くときに、渋谷川を越えるために使われた坂道だ。ちなみに宮益坂は、富士見坂とも呼ばれており、坂の上から富士山を眺める事が出来たそうだ。

富士山を見ながらお茶とだんごで小休止。なんだか昔の人が羨ましい気になってくる。

昔の景色に思いを馳せながら、渋谷川やその支流のあった谷を歩いてみては如何だろうか?

出典:農研機構(http://www.finds.jp/altmap/rapid_kanto.html.ja)

なぜオランダに水路(小川)が多いのか?

先日一週間、オランダに出張に行って来ました。2015年の夏に初めて行ってからこれで4回目である。

IMG_9945初めて訪れた時からずっと思っていたことが、「なぜオランダには水路(小川)が多いのか?」という疑問である。これまで、何度かこの疑問に対してネットで調べたことはあったが、満足のいく回答には出会えていない。

そこで今回、オランダ人の仕事仲間にこの疑問をぶつけてみた。するとが、とても的を射た回答をしてくれた。

「オランダの湿った土壌から水分を切り離して、乾いた土地を得るため」とのことであった。

オランダは、昔から湿地が広がっていて、土壌に水分を多く含んでいるそうだ。

水分を多く含む土地に溝を掘ることで、土壌の水分が溝の方へ溜まり、土壌の水分を減らし、土地は乾きやすくなるというのだ。

これは例えば、海岸の水打ち際で砂遊びをした時に経験しているかもしれない。湿った砂に穴を掘ると水が溜まってくる経験をしたことはないだろうか。

IMG_5103家の周りや農場、牧場に水路が多いのは、土地を乾かすため人工的に溝を掘ったからということだ。

私の3年越しの疑問がようやく晴れた瞬間であった。

あと、ここで使用した「水路」について少し説明を補足しておく必要がある。

水路というと

人工的に造られた水を流すための構造物(wikipediaによる)

とある。よって、水路は水をある所から別の所へ移す側面をもっている。

先に述べた土壌を乾かすために掘った溝は、必ずしも水の流れはない。水をある所から別の所へ移す側面を持っていないため水路と呼ぶには少し語弊があるかもしれない。

しかし、水車の近くを小川が流れる風景がオランダを代表する風景の一つであるように、ある瞬間の風景を切り取った場合には、水の流れなどは気にせずに、人は細長い溝にある水を、小川とか水路といったように捉えるようだ。

なので、ここでは、水路とか小川って呼ばせて頂く。

小川遊びで大人の贅沢を味う

先日、勤続20年の休暇が5日間もらえたため、タナゴ釣り・小川撮影を目的として小川遊びに、2泊3日で行って来た。

行先は、かねてからゆっくりと訪れてみたかった岐阜県だ。

仲間から実績のあった釣り場ポイントをいくつか教えてもらっていたので、そのポイントをいくつか回った。

東京から岐阜までわざわざ時間と交通費をかけタナゴ釣りに行くだけでもとてもお金のかかる贅沢な遊びではあるが、タナゴ釣り以外にも、簡単な食事をその場で作ってプチキャンプをしたり、先日バージョンアップしたあめんぼカメラで小川を撮影したりを組み合わせるだけで、さらに最高の贅沢を味わうことができる。

今回自分が実施したおすすめの小川遊びを紹介する。

タナゴ釣り

長良川水系の支流につながるとある三面コンクリートの水路に到着した。

IMG_9728-2水路の周辺は、辺り一面田んぼが広がる。コンビニ1つない場所だが、広々していて気持ち良い場所だ。

水路は長良川水系の支流へ流れ込むようになっているが、水門が閉じているため水深がやや深い場所がある。
水深は150cmはありそうだが、底まで見通せるほどの透明度はなかった。

三面コンクリートではあるが、深場という点ではタナゴが生息している可能性が高い。

しばらく水路を観察していると、その水路から分かれるさらに細いU字溝へ向う、数匹の魚影が見えた。

たった15cm程の水深のU字溝だ。

U字溝の先が川へ接続しているかは確認できなかったが、深場とU字溝を行き来して生息しているようだ。友人の情報によると数年前にタナゴ釣りをしたポイントであるため、この魚影がタナゴだとすれば、この場所で、繁殖を繰り返している可能性が伺える。

IMG_9743-2魚影が向かった先のU字溝で竿を出してみることにした。

U字溝の先から餌に寄ってくる魚影が見える。餌は突くが食いつくそぶりを見せない。しばらくそんな状態が続く。

しかし、その状態を打破するあたりがでた。

IMG_9734小さめのヤリタナゴだ。

やはり先ほどの魚影はタナゴの群れだったようだ。

きっとこの水域のどこかに二枚貝が生息していて、繁殖を繰り返しているのだろう。

人工物の中であっても二枚貝がいて繁殖の条件が整えばこうして生きているということだ。改めてすごい事だと思う。

タナゴが釣れたというだけであるが、とにかくテンションがあがる。

その後、タモロコが2匹混じりつつ、30分程で、ヤリタナゴ4匹を釣る事が出来た。

まさに至福の時間であった。

プチキャンプ

その後この場で、昼食をとることにした。

IMG_9735-2車の横にテーブルとイスを広げ、ガスコンロを使った簡単クッキング。メニューは、用意してきたレトルトのパスタだ。

まず、パスタを茹で、茹であがった残り湯で、レトルトを温めれば、あとは混ぜるだけだ。

お手軽なのに、最高のロケーションで食べる食事は、最高に贅沢な味になる。

こんなところで、パスタを作っていると、地元の人から不審がられるのではと心配していたが、意外にも、好意的に挨拶をしてくれる人がいたので良かった。

最後の後片付けでは、汚水をなるべく出さないようにするのがスマートだ。

使った皿は、パスタソースがついているが、家のキッチンのように洗剤で洗い流すことはできないので、キッチンペーパーできれいに拭き取って、その後、残ったお湯で軽くゆすげばきれいになる。自然の中でスマートにプチキャンプを楽しむ方法としておすすめしたい。

あめんぼカメラで小川の水中撮影

タナゴ釣りとプチキャンプを楽しんだ後は、水路が接続する小川に行って、水中撮影に挑戦だ。

最近は、Goproなどの水中カメラさえあれば、誰でも気軽に水中撮影が楽しめる。ダイビングでは人間が水中カメラを持って水中に潜るが、このような浅い小川では人間がカメラを持って潜るのがなかなか難しい。

そんな時は、カメラ付きのラジコンボートである「あめんぼカメラ」が威力を発揮する。

水中に向けたカメラがラジコンボートに取り付けられているので、プロポを操作することで、船の向きを遠隔で操作することができるのだ。

IMG_9736-2撮影場所は、水深は15cmほどの浅い小川。透明感のある気持ちの良い小川だ。

上から覗くと、流れの緩やかな場所に何かの稚魚の姿が見えた。その稚魚の視点でみるどんな映像が見えるのだろうか?

あめんぼカメラで水中映像を撮影すると、なんとなく魚の視点になって泳いでいる気になってくる。

そんな小川の映像はこちら。

設定で「画質=1080p」を選ぶと最高画質でご覧いただけます。

まとめ

タナゴ釣り、プチキャンプ、小川の水中撮影を組み合わせた小川遊びで大人の贅沢を味わう方法をご紹介した。

タナゴ釣りでは、タナゴがいるポイントを探すのが難しいので、タナゴが釣れないことも十分ありうるが、雰囲気の良い小川でご飯を作って食べるだけでも十分一日楽しめると思う。

興味が湧いたらぜひお試しあれ。

3Dプリンタで作ったナイロン素材の物は水漏れするか?

先日、小川を撮影するためのカメラ付きラジコンボート(通称「あめんぼカメラ」)の部品を3Dプリンタで作ろうとした。部品にはフロート(浮き)を含むため、3Dプリントしたものが防水性能を持っているのか、実際どうなの?というところがとても気になっていた。

しかし、ネットで調べても、実際のところがよく分からなかったので、自ら実験してみることにした。

実験したのは、DMM.comの3Dプリントサービスを使った、ナイロン素材の防水性能についてだ。

DMM.comが提供するナイロン素材に関する仕様には、防水ではないと謳われていた。

しかし、価格の安いナイロン素材をできれば使いたいところだ。

実験には、直径3cmのお椀をナイロン素材で作り、水に浮かべて、水漏れがあるかを確認した。

お椀の厚みは、1.5mmと2.0mmの2種類を準備した。写真奥が1.5mmの厚みのお椀である。料金は送料無料で、2つで700円程度だ。

IMG_9615

水に浮かべて一晩(8時間程度)放置したが、どちらも水漏れは、見た目では確認できなかった

あめんぼカメラは、通常長くても15分程度しか水上に浮かべないので、8時間は十分な時間である。

厚み1.5mmでも水漏れは大丈夫だろうと判断し、その後、あめんぼカメラ部品の3Dプリントに踏み出すことができた。

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そしてDMM.comから届いた部品は、これだ。2つのフロート(浮き)の厚みは、実験で確かめた1.5mmである。

IMG_9593

以前作成したユニットボックス(緑色の部分)と一緒に組み立てると、こんな感じになる。

お風呂場を使って、実際にあめんぼカメラを水に浮かせみたが、水漏れすることなく、上手く浮かせる事ができた

価格の安いナイロン素材のでも、ある程度の防水能力は持っている事がわかった。

DMM.comの仕様では、あくまでも防水でないと謳っているので、今回は試した以外の厚みや形状、使い方ではどうなるか分からないところはあるので、今回の実験結果は、あくまでも参考として捉えて頂きたいと思う。

〇○年以上続く村の小川は、やはり良い!

先日、小田原市桑原でメダカの保全を行っている知り合いが主催する講演会に参加させて頂いた。その中で、話していたのが桑原地区は、鎌倉時代の歴史書 吾妻鏡(あづまかがみ)に「桑原郷」として登場する千年以上続く村であることを話していた。

気になったので、後から調べてみたら、千年村プロジェクトというのがあって、早稲田大学などの研究室が共同で立ち上げたプロジェクトであった。

2011年の東日本大震災をきっかっけに、優れた生存立地を発見し、その特性を見出すことを目的としているそうだ。

千年村の共通する特性とは、災害をかわし、豊かな恵みと上手に付き合ってきたことだという。

昔の人が川と上手く付き合ってきたという話を聞いたことがあるので、この特性については、納得である。

例えば、川が氾濫するところには田んぼが作られ、集落氾濫の影響が及ばない場所に作られてきた。そして、ナイル川の氾濫によって肥沃な土壌を毎年得て農業を営んできた話があるように、洪水によって田んぼに栄養が運ばれてくるのを利用した側面もあったと思う。

しかし、今の時代、川が氾濫する可能性のある低地には、田んぼの代わりに住宅が立ち並んでいる。治水技術で、川の氾濫を抑え込んでいるからだ。

それでも100%川の氾濫を抑えることはできていない。100年に一度の氾濫には対応ができていないときく。

それならば、千年村に学び、川とうまく付き合っていくやり方を、もう一度考え直すことはとても重要だと思う。

ついでではあるが、講演会の後、周辺地域でいい感じの小川を見つけたので、あめんぼカメラ映像を撮影した。

設定で「画質=1080p」を選ぶと最高画質でご覧いただけます。(BGMあります。)

IMG_9557春の訪れを少しずつ感じながら、この小川が千年続くことを願う。

 

ひらめきを得るには〇○しよう!

先日、NHKスペシャルで人体の「脳」についての放送を見た。その中で、「ひらめき」を生み出す仕組みが、少しずつ分かってきていてるということだった。

「ぼーっと」している時、私たちの脳は決して活動をやめているわけではなく、脳の広い領域が活性化している「デフォルト・モード・ネットワーク」と呼ばれる不思議な状態にあるという。このネットワークが、無意識のうちに私たちの脳の中に散らばる「記憶の断片」をつなぎ合わせ、時に思わぬ「ひらめき」を生み出していくのではないか、と今大注目されているそうだ。

つまり、何も考えないで「ぼーっと」している状態は「ひらめき」が起きやすいのかもしれないということだ。

これは、座禅を組んでお釈迦様が悟りを得たことを考えると、とても納得がいく。

座禅では無心になるので、つまり「ぼーっと」何も考えない状態になる。

お釈迦様の脳で、「デフォルト・モード・ネットワーク」の状態が作られ、悟りというひらめきを得たのかもしれない。

意外な組み合わせのアイディアがひらめくのも、過去に経験した「記憶の断片」がつながることから起きるのだろうと思う。

何かいいアイディアを得たいときは「ぼーっと」無心になることが良さそうだ。

そして、ひらめいたのが「ぼーっと」したい時に、小川を眺めるのが良いのではということだ。

小川に行って眺めるもよし、あめんぼカメラ映像を眺めるのも良いだろう。

私の脳で「NHKスペシャルの話」と「小川を眺める」がつながったようだ。

空と雲と山を背景にした小川を「ぼーっと」眺めることで新しいひらめきを得て頂いたら幸いだ。

設定で「画質=1080p」を選ぶと最高画質でご覧いただけます。(BGMあります。)

 

 

風呂の水 再利用するなら 植木かな⁉︎

先日、養父志乃夫(やぶしのぶ) さんの著書『里山里海』を読んだ。

里山の暮らしでは、資源の循環がとても効率的に行われてきたというのがとっても良くわかる本だった。

その1つに水の効率的な利用の事が書かれていた。使い回し術がほんとうに凄すぎて感心する。

本書の一節を要約すると以下になる。

  • 沢からの水を上・中・下の3段の水槽へ導く。
  • 上段水槽では沢水から塵を池底に沈殿させて、うわ水を飲料水とする。
  • 余水は、中段水槽へ落ち、ここで食器や鍋釜を洗う
  • 余水は、下段水槽へ落ち、この水が洗濯に利用される。
  • この余水と母屋からの排水(風呂水など)が一緒になり池に集まり、含まれる飯粒や野菜屑などの有機物がコイのえさになる。
  • この池から出る余水は下方の水田に落とされ、イネに養分を吸収させて、浄化された(有機物がより除去された)残り水が里川(小川)へ流れる。

このように、水質浄化の機能を兼ね備えていたため、小川は清い水を保つ事ができていたのだ。

食器洗いや風呂の排水には、程よく有機物が含まれていて、イネの生育にプラスに働き、なおかつ、排水が浄化される。(もちろん当時の洗剤は合成洗剤はなく、米ぬかなどの自然物が洗剤として使用されていた事を断っておく。)

誰かが得をすると誰かが損をするという経済が身近にある一方で、得なことしか起きていないという点に注目したい。しかも、お金もいっさいかかっていないのだ。

生態系の物質循環のおかげである。

それに比べると現代の暮らしは、水をどれくらい使い回しているだろうか?

私の家で実践できている事と言えば、せいぜい次の2つくらいだ。

  • 毎日の洗濯に風呂の残り水を利用する。
  • 植木の水やりに米のとぎ汁を使う。(気付いた時)

雨水を貯めて利用するケースは増えてきているが、我が家では未だだ。

まとめ

里山での水利用方法について学んだが、今の生活スタイルに合わせた、より効率的な水の使い回し術は、考えればもっとありそうだと思う。

程よく有機物が含まれている風呂の残り水が植物の生育にちょうどいいのであれば、もっと積極的に再利用を考えてみたいものだ。

そのまま下水にいけば、下水処理のコストがかかるが下水に流さなければ、その分のコストは浮くわけだ。

雨水タンクをうまく利用して、風呂の残り水を、雨水タンクへ移せたら、再利用もしやすいかもしれない。

お風呂メーカの方にぜひ開発してほしい!

 

石神井川の清掃活動で拾ったゴミの量 〇○ヶ月分!

西東京市の石神井川でゴミ拾いのボランティアをしているMeC西東京さんの清掃活動に参加させて頂いた。

MeC西東京さんは、石神井川にホタルを呼び戻そうと活動をされていて、3年前から、ホタルの幼虫とカワニナの放流にも取り組んでいるとのことだ。

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で、本日回収したごみがこれ。

5人で、約2時間、早稲田大学東伏見総合グラウンド付近の弥生橋を中心に約500mの区間であったが、この量。

月一回の清掃活動を実施しており、たまたま1月が天候の都合で中止であったため、2ヶ月ぶりということであるが、2か月でこの量とは驚かされた。

この日、私が目にしたゴミのうち印象に残っているものを記してみよう。

  • ビニールゴミ
  • あめ玉の小包装
  • コンビニのビニール袋に縛られた弁当ゴミ(中は弁当のトレー、空き缶、空き瓶、ペットボトル)
  • 梅酒とか作る大きめのガラス瓶
  • プラスチックの製保存容器
  • 壊れたビニール傘
  • ステンレス鍋
  • コーヒーメーカー(小型家電)
  • オイルヒーター

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圧倒的に多いのは上から3つのビニールゴミと弁当ゴミだ。

オイルヒーターなんて高さ80cm程の大物だ。

「不要なもの」だから「川へ捨てる」という発想へどうして展開されるのだろうか。川はゴミ捨て場でないことくらいわかるはずだ。

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さらにひどい話も聞かせてくれた。

MeC西東京さんが、市のごみ減量推進課と連携して、拾ったゴミをある集積場所に集め、後日そのゴミを回収してくれるようなシステムになっているそうだが、そこに便乗して、集積場所へ勝手にゴミを捨てていく人がいると。

さすがに酷い行為なので警察に通報したが、犯人特定には至っていないそうだ。

市と協力して防犯カメラ設置も検討しているとのことだが、本当にひどい話だ。

ごみを捨てる人が後を絶たない現状を目の当たりにした。

何か対策ができないものなのだろうか。

先日「オイコノミア」というTV番組で、「ナッジ」の事を紹介していた。

ナッジ(nudge)とは、科学的分析に基づいて人間の行動を変える戦略で、2017年ノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー教授が生み出したそうだ。

その一例だが、小便器にハエのシールを貼るだけで、これまでの小便の清掃費が8割も減少したという話が有名だ。ハエを狙い撃ちするため、小便の飛散が減るというのだ。

きっと私も狙っちゃうであろう。

恐るべき、「ナッジ」!

ナッジを使って、ゴミを捨てる行動を抑制できないだろうか?

その昔、東久留米の清流・落合川もゴミの問題があったと聞いた。今でこそ、夏場は子ども達が川に入って遊べる小川であるが、私は、子ども達が遊ぶ姿やきれいな小川の風景そのものが「ナッジ」になっていたのではないかと思う。

石神井川のゴミ抑制のための「ナッジ」をみんなで考えてみてはどうだろうか?

僕の親父があそんだ小川へ